ヨーレートとステアリング操作の関係をコーナー手前へ焦点を移す前に開始時点と直後の様子を詳しく観察。
10月10日
実験2回目の#1と#2を比較。#2は#3よりは操舵が穏やかでオーバーシュートも少なく、勾配を立てる利点が見えるかも?と比較してみた。やはり
#1−#3比較と似た傾向でS字コーナーの切り返し点は同じか遅れ気味。早くなる方向には効かない。ただし直線からコーナー進入では早まるケースも。でもそれは勾配を立てたこととの因果関係は無さそう。
比較本動画
#1 #2
事例として序盤の連続コーナー区間から1コーナー目のYaw rate(角速度)と Yaw jerk(角加速度)のグラフを比較。単にグラフを並べるではなく、通過地点が一致するように時間軸を伸張して調整してます。
▲が同一地点を通過する時点。△はそれぞれのヨーレートが立ち上がる時点。白数字はその時点の動画の「秒;フレーム番号」
1コーナー目は#2の立ち上がりが#1より0.57秒早いが、その後同一地点で#1のヨーレートが上回る。追って#2が勾配を立てることで追い越して#1より早くピークに達する。
時間軸を伸張せず、単に
グラフの頭を揃えて二つを比べると#2の方が早くクルッと回るように感じそう。でも実態は後追いで急いで回してる。コーナー進入後の操作で辻褄合わせとも言えそう。
シグモイドカーブに倣う操舵(始めゆっくり→次第に速く→終いは穏やか)は良いとして、それだけでヨーレートのグラフを整えようとすると確かに可能ですが、実態はタイミングが奥へずれて後追いの辻褄合わせになりそう。ちなみに勾配が立つことで比較的小さなコーナーでも頻繁にi-DMは青点灯が伴います。「これだ!(^o^)」と勘違いを誘うでしょう。
同様に減速Gと旋回Gの繋がりが良くなりGが揃い易くなることからG-Bowlスコアは高くなる傾向に。これも勘違いを誘うことでしょう。ツールやアプリの評価(ランプやスコアやグラフ)に拘るとはまりそうな落とし穴です。
Posted at 2016/10/14 13:39:34 | |
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