前回記事の続きです。
リアルG-Bowlのピンポン球が揺れる/揺れない区間の
動画を見比べるとGグラフがギザギザ尖ったり凹んだり
Gが不連続になる箇所で揺れが目立ちました。
今回は様々な連続コーナーを走る動画で揺れとGグラフの関係を検証します。
コースは奥多摩湖畔下り。浅い/深いコーナーで積極的に減速/加速したので前後・左右の加速度変化が絶え間ない。特にコーナーが連続する3区間、計3分を抽出して検証します。
元動画:
2016-03-13 奥多摩湖畔下り G-Bowlリアル/アプリ/i-DM
ボールが一定以上の揺れを捉えてGグラフと対応させてます。一定以上の揺れとはリアルとアプリのボールが重ならないほどに離れた状態が0.2秒以上継続する場合としました。ごくわずかな揺れまで含めるとノイズに埋もれて何が何だか訳わからないので。0.2秒は公開動画(30fps)の6コマに相当します。
結果は前回記事で観察した通り。リアルG-Bowl/ピンポン球はとても敏感で揺れとGグラフの不連続箇所がよく一致します。ボール揺れに注目するとGを一定に揃えると言うより、合成Gの変動が不連続に尖ったり凹んだりせず、連続することが肝要です。まあ当たり前の結果ですが。G変動の程度と揺れがどの程度相関するか把握できました。
以前の記事「
リアルG-Bowl ピンポン球落下 予備実験」で確認したように、小さなG変動でも固有振動と位相が合えば大きく揺れて落球します。同様に小さくても固有振動に近い尖った波形が旋回中の大きな波形に重畳するとピクッ!とボールが反応して揺れるようです。
ところで揺れ具合の参考にしているi-DMランプですが、白ランプで揺れ頻度を知るには役立つけどリアルG-Bowl/ピンポン球ほどには敏感でなく、また白点灯タイミングも不規則でGグラフ変動との対応が分かり難い。大雑把にこの辺りで揺れたとしか分からない。元々i-DMは評価対象となる動きが完了した時点で判定するので揺れより遅れがちですが、それにしてもタイミングが遅い気がします。
揺れない運転を追求するなら、揺れ具合がアナログで即時に反応するリアルG-Bowl/ピンポン球の方が i-DM5thステージより優れると思います。ピンポン球を揺らさない運転を追求するとi-DM5thステージはさほど難しくないことに納得です。
Posted at 2016/03/22 00:13:57 | |
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