
ヤナセに、メルセデスのS550クーペが置いてありました。
SのセダンともSLとも違う独特のスタイル。
お値段1910万円。
人間の欲望をストレートに具現化した、とても贅沢なクルマです。
随分昔は、酒、女、クルマという、多くの男の関心事に共通項がありました。
これが経済を支え、発展させてきたように思います。
ところが今はどうでしょう?
若者は会社の飲み会に参加したがらないだけでなく、友だちの集まりでもアルコール不要と考える人が増えているようです。
晩婚化、非婚率はますます加速しています。30歳時点で異性との経験がない人の割合が3割くらいのようなデータをみました。
特に都会ではクルマ離れが顕著。クルマは所有する時代から使用する時代というところもあり、カーシェアなどどんどん増えて行くでしょう。
とりあえずイッキ飲み、とりあえずナンパ、とりあえずローンでクルマという人種は確実に減っています。
ワタクシ、団塊二世と言われる人口のボリュームゾーンの世代ですが、ワタクシ達が220万人同級生がいるなか、今の20歳でもすでに半分。最近は出生が100万人を切っています。
数が少ない上に、消費の王道の酒、女、クルマに興味なし。
特に都会はその傾向があるように思います。
一方田舎は、まだまだ昔の価値観を引き継いだ若者も多くいます。
もう一つは新聞。これも時代の変化とともに、新しい世代には必要とされてない商品です。
酒、女、クルマ同様、一人前になるには新聞を読まないと という時代ではありません。
何とも合理的というか堅実というか、スマートでクールな若者が増えたものです。
ワタクシはハブル世代から外れているので、世代によって、価値観や消費傾向が大きく違うことを感じてきました。
けど、自分の価値観は、今の若者からすると、十分バブルなのかもしれません。
超高級車って、欲望丸出しでわかりやすいので、やはり惹かれるものがあります。
けど、今の日本の若者には、違和感があるのでしょう。
結局世代ごとの価値観を作っているのは、小学校時代に流行ったものです。
今こそバブルのテレビ番組やCMをどんどん作り、それがカッコいいというメッセージを発信すれば、10年20年後は若者の消費が活発になります。
また、欲望に素直な時代が来ると、世の中活気付いていいのになぁと思います。
Posted at 2015/02/14 21:25:33 | |
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