※お断り※
本ブログは去年の8月に下書きを始め、長期間放置しておりました。←
時間軸がひじょーに間延びしておりますことを予めご了承下さい(笑)。
さてさて、
前作のアスクレプオス以降、数ヶ月全くプラモ触らなかったと思ったら(シャアザクで塗装剥がし、アスクレプオスで改造手術に初挑戦→無事に完成して、とりあえず目の前の課題が無くなって一段落してしまった)、
なぜか突然火が点いて、盆の間に3日で2体仮組みしてたりしました。
…この2つがわかった人は
そーーとーー守備範囲の広いガンダムオタクですw
Lv87くらいwww
どっちもゲテモノですが、ミキシング素材として面白いからとりあえず(構造を知るために)仮組み。
どっちも頭が無いのは、後で塗装するためにバラす時、ヘッドパーツは一度ハメたら分解するのが難儀な事が多い(無理にやって破損したりもする)のと、小さくてパーツを紛失しかねないからランナー(枠)から切り離さず置いています。
で、この2つ以前にもバンシィやらスローネアインやらエルフブルックやら、仮組みばっかり増えていってて
そろそろちゃんと1体作るかと思って引っ張り出してきたのが今回の…
MS-09F ドムトローペン
登場作品は『0083 スターダストメモリー』。
1stガンダムで “ジェットストリームなんとか” してたあの機体のマイナーチェンジ(というか砂漠局地戦仕様)という扱いなんですが…
宇宙世紀の年表上は1st~0083~Z~ZZ~CCAという位置に入るものの、
リアルワールドで作品として発表された順番は
1st→Z→ZZ→CCA→0083である為、
ZZに登場する、“設定上はMS-09ドムの最終進化版” である
ドワッジよりも、
見た目的にもポテンシャル的にも洗練されていますw
0083の機体の殆どが同様に歴史年表上で見るとオーバーテクノロジー気味で、苦しい言い訳で整合性を取っている。
最近のゲームではドワッジよりも更に最終進化型のドワスなんていうのも出てきているらしいですがw
ZZで登場する
ドライセンもドムの進化系ですが、そちらは型式がAMX-009で、マイナーチェンジではなくフルモデルチェンジ。


①ドワッジ ②ドワッジ改 ③ドムトローペン
肩や腰の造形に時代の差を感じるw
(この画像は最新のゲームから引っ張ってきたのでこう見るとあまり違いが無いですが、当時資料の2次元画像で見比べるとトローペンのカッコ良さは段違いに神ってる)
モノアイが緑なのもポイント。
前置きが長くなりましたが…ww
このドムトローペン、ワタクシの好きな機体ベスト3に入るかもしれない。
故に、随分前に買ってキープしていたものの
未熟な腕では組みたくないという想いでずっと仕舞い込んでいた崇高なる存在w←
それを遂に紐解く刻が来たようだ…!
シランケドw
しかし、
実はこのキット
HGでもかなーり初期の古い設計でして。
カッコ良く作るにはそれなり結構手を加えないといけない。
なにしろ、モノアイなんてノーマルはシールですよw
ここはもう問答無用で改造w
顔面カットして、
ヤスリで均す。
薄く削りすぎるとバイザーをハメる時に折れそう。
少し削りが甘い気はするけど、
バイザー組んだら気にならんからこれで良いや。
後はプラパイプをアレしてソレして…
いつもの手芸用スワロフスキー。
バイザー(赤い部分)とヘッド(紺の部分)の間に
透明のシールド挟んだ方が良いかね、やっぱり。
そしてもう1つ、HGドム系キットの定番改造。
これ↓はノーマル状態ですが、
…首をもう少し下に埋めた方が眼光鋭くなってカッコいいんですよね。
襟の部分を盛って相対的にそう見えるようにしても良いんですが、それだと全体のシルエットが間延びする危険性。
やはり首の位置を下げましょう。
…と、言うのは簡単w
やるのはなかなかの大手術。
しかも一度手をつけると戻れないw
胴の天板部分を丸ごとカットするのです。
写真下側から直線部分はノコギリでいけますが、曲線部分が難儀します。
あらゆる切り刻み工具を総動員して、更に最後はエナメル割りでw
そして写真上側(機体前面側)には、内側に太いフレーム(首ジョイントの軸受け)があるので、そこをカットするのが超大変。
タガネ→デザインナイフ→プラカッターと順に切削力の高いものに換えていって、裏側からもニッパーでエグったり。
狭い切り口から工具を差し込んでグリグリやってると、
外科のオペかってw
2回目のエナメル溶剤流し込みでモキッと折れました。
背中側も同じように、ギコギコシャーシャーガリガリモキッ。
これで見事に天板を丸ごと撤去完了。
ここにプラ板で新しい天板を作ります。
カットした元パーツの、首の軸受け部分は再利用します。
プラ板で作った新しい天板の裏に軸受けを貼り付けて、合体。
どやぁ!(・∀・) めっちゃイイカンジ♪
before/after の図。

フォフォフォ(人´ з`*)
実にカッコよろしい♪
んで。
ストレート組みするだけではしょーもないので、
過去に作った機体の余りパーツを使ってゴテゴテさせるべく、あーでもないこーでもないと幾つか試してみて、
(足し算しまくってから幾つか引いてみて)とりあえずこの辺で落ち着きました。
シーマゲルググのバックパックと、ギラズールの腰武器ラックをパクる方針。
ジャイアントバズを担いでもギリギリなんとか干渉しないっぽい。
左側のプロペラントタンクは新たにドリルで穴開けて挿し込む必要有り。
ゲルググのシールドも使ったらカッコいいんやけど、ちょっと収拾つかなくなる。(可動域が著しく低下するし、綺麗に纏める技術が無い)
~ ~ ~ ~ ~
…という所までが去年の9月の話ww←
そこから例の
新人猫に部屋を奪われる事件が有りぃの、
それで3ヶ月ガンプラ封印していた間にゲーム熱が再燃してFallOut3にズブズブ嵌まりぃのしていて、
約半年放置していました(爆)。
↓この状態でw
茶色一色ですね。
これは前に
シャアザクでやった
塗装剥がしをまたやろうと思っての仕込みです。
シャアザクは宇宙空間用で(真空では)錆びないので下地は黒鉄色にしましたが、
今回のドム・トローペンは地上用機体。錆全開の茶色です。
(ふつーにグレーサフしてからこの茶色を塗ったんですが、“オキサイドレッド” という錆色のサフが有るらしいというのを半年放置している間に知りました。 それ使った方が手間減るやん)
しかし、このシリコンバリア。
塗ってから半年放置してもちゃんと効いてましたよw
もう1回塗らなきゃダメかな?と思ったけど、バッチリ剥がれる♪
そして…
今回のカラーリングは、
缶スプレー全塗装第1号作品のギラズールと同じ配色で、
同じ小隊の僚機という設定でいきます。(・∀・)
0083のロールアウトからずっとジオン残党軍としてユニコーンの時代まで生き残り続け、袖付きに編入された歴戦のドム=小隊長機。
に、新規配属のピカピカ新品のギラズール。
機体性能的にはズールの方が良いが、ベテランエースは使い慣れた旧式機に拘り、新型受領機は新兵に。
という妄想が楽しいw
今後、このカラーリングでの袖付き異機種混合小隊シリーズを増やしていきますよ♪
袖付き仕様にするには胸のエングレーブ部分の背景を黒塗りする必要があるので、オリーブドラブを塗った上からマスキングして黒塗り。
このマスキング、過去一綺麗に決まった!
以下、あまり写真を撮っていなかったので(剥がす&汚すのが楽しい)、いきなりほぼ完成に近いですが…
(同じ配色でも下地の色が濃いのでギラズールよりも暗い発色)
塗装剥がし + ウェザリングマスター
で、ここまではシャアザクでやった事と同じ。
今回はここから新たな技法に挑戦して更に汚していきますよ~(・∀・)
~ ~ ~ ~ ~
ドン。
新アイテムです。
主に
ウォッシングというウェザリング手法の為の製品で、油彩絵具と同じ成分をシャバシャバに薄めたモノ。
従来、ウォッシングはエナメル塗料を薄めて行うのが一般的だったが、エナメル溶剤がパーツを浸食する(割る)のがネックだった。それを解決したのが本製品。だそうです。(`・ω・´)
ウォッシングとは、ザックリ言うと
「シャバシャバに薄めた塗料で全体を塗り、乾燥後に部分的に拭き取る」という作業。
ぶっちゃけ、パッと見わかりにくいですw
わかりにくいけど、全体的な印象は変わる。
左が全体に塗った後、右が施工前。
ここから綿棒で所々拭いていきます。
が、なんせ初めてなので加減がよくわからない。
うん、ビミョー!(・∀・)ww
“塗る” と言うより、もっとバシャバシャ “かけて” いいんかな?
段差や窪みに溜まった泥染みな雰囲気は良い感じ。
雨垂れっぽいのはもっと濃くやった方が良い?
下地の色が濃いから色がわかりにくいのもあるかも。
他の色も買って来ねば。(`・ω・´)
~ ~ ~ ~ ~
足の部分に関しては、もう1つ新アイテムを使って更に汚しチャレンジ。
「ウェザリングペースト」という、読んで字の如くドロッとヌトッとしたペースト状の代物で、もはや塗料と呼ぶ事に違和感レベルw
用途もほぼジオラマ用。
「2色買って色味を変えながら塗り重ねるとリアル」とあったのでそのように。
ウォッシングで使った「ウェザリングカラー」と成分同じらしく、溶剤は共通。
そのままベチョっと塗っただけで泥汚れ表現としてリアルなんですが、乾いた時に「マジこれスゲー!( ;゚Д゚)」ってなる。正に “泥が乾燥したあの感じ” 。
しかも、塗料皿なんかの上で乾燥させてから砕くと、これも正に “砂の塊” や “石” にしか見えん。Σ(・ω・ノ)ノ
こいつぁすげぇぜ…( ゚д゚)
今回はふつーに筆で塗ったんですが、これだと “静的” な汚れ方になってしまう。
もっと “動的” なスピード感(ラリーカーの泥跳ね等)を出すには、直接筆で触れず、1~2センチ手前で筆を弾いて塗料を飛ばすというテクでやるそうな。
ドムはホバー走行なので、汚すならそのやり方の方が望ましいんですが、
ま、今回は初めてなので…
だし、裾のアーマー部分にも泥がついてて当然なんでしょうけど、ちょっと最後にやる気が尽きたのでそこはノータッチ…
ま、習作ってことで…
~ ~ ~ ~ ~
ソンナコンナデ。
ペーストの部分(特に “小石” を付けた箇所)は念入りにトップコートを噴いてコーティングし、
最後に残ったプラペラントタンクをサクッと汚れ処理して、いよいよ完成組み上げ♪
モノアイシールドとして(お菓子の袋の)透明フィルムをチョキチョキして挟みまして。
型取りせずフリーハンドで切ったので形がイマイチだったけど、綺麗に切り直すのが面倒で先延ばしし続けているうちに、何度も艶消しトップコートを浴びたせいか
イイカンジにくすんで埃汚れっぽくなったのでそのまま採用w。
ノーマルでは中が丸見えになる肩の横を塞いでいるのは、戦車モデル用のポリタンクw
中古屋でバラ売りしてたのをだいぶ前に「何かに使えるやろ」と買っていたヤツ。
普通のセメント接着剤で仮留めしておいて、見えない裏側に瞬間接着剤をたっぷり流し込んでガッツリ固定。
ゲルググを作った時からサフ状態で放置していたプロペラントタンク(増槽)4本。
最後にやっつけ仕事でパパッと塗って剥げさせて汚していっちょあがりw
…ただこれ…基本、どうも宇宙用の装備っぽいんですよねw
地上機でこれつけてるのいたっけ…?(・´ω`・)
おまけに、ジャイアントバズーカを担ぐだけならいけるけど、射撃姿勢を取ろうとすると干渉して構えられない(爆)。
まぁ、背中がゴチャゴチャしてるとカッコいいからエエねん!w
ここも固定は瞬間接着剤で無理矢理。
トローペン自前のノーマルバックパックに、プラ板で隙間埋めしてほぼツライチにし、ゲルググ側の凸をチョン斬ってヤスリまくってフラットに。
ギラズールの武器ラックは、ネオジム磁石という小サイズながら磁力の強いホビー用磁石を使用。これも初採用。
んが。
非常に強力と聞いていたのでかなり小さいサイズを買ったんですが。
最初に仮組みして位置合わせしてた時は問題無かったけど、
塗装を重ねて塗膜が厚くなるにつれ磁力が届かなくなったw
結局1サイズ大きい物に買い直しw
それでもギリギリって感じで、とりあえずズレないようにユルく留まってるだけレベル。
ちなみにこの武器ラックとゲルググのバックパック部分は、元のキットを作った時に既に塗装しているので、剥がしが出来ず、上から塗るだけのウェザリングでお茶を濁す。
やっぱり裾の部分も泥付けた方が自然…( ̄▽ ̄;)
見えなくなるけど、ここのインパクトが凄い(笑)。
泥が目立ち過ぎて他の細かい汚しに目がいかなくなるのが反省点w
この背中盛りでバズを担ぐとポーズの自由度ほぼ皆無。
ゲルググのマシンガン余ってるからそっち持たせてもエエんですけどね。
「モノアイちゃんと入ってますよ」アピール。
で、さっきちょっと言ってた、
同一小隊という体裁のギラズールと。
うん、世界が違いすぎるwww(・∀・)
同じ色(ジャーマングレー、オリーブドラブ)で塗ってるのに色味全然違うし。
こうして並べると成長してるわw
~ ~ ~ ~ ~
なんかもーね、「綺麗に作るなんて有り得ない」になってきましたわ。
ちょっと汚した瞬間にグッと高まるリアル感。完全にこれにハマってます。
ウェザマスのチッピングでもかなり変わるけど、塗装剥がしはマジ最強。やった瞬間ニヤケる。
更に今回はよりハードな汚しもプチ体験。
わざわざ作り込んだ所にベチョっと塗ると、何も見えなくなるんで「じゃあペースト塗る所はスッピンのままでええやん」とも思うんですが、やっぱりそこもちゃんと丁寧に作りたいのよねー( ̄▽ ̄;)
このドムの足裏も、溶剤で全部泥を洗い流すと下にちゃんと塗装された面が出てきますからね。
Soco'n'Toco YOLOshic!!(・∀・)
…さて。
色々積んではいるものの、次何作ろう…
時間掛けて情熱掛けて沢山詰め込んだ渾身の作を仕上げると、その熱を維持してそのまま燃え上がっていくか、燃え尽きてしばらく無気力になるかどっちかですが、
…さぁ今回はどっちだw
ちょっと今頭にあるのは、930を錆び錆び草ヒロにして簡単なジオラマに初挑戦してみたい欲。(・ω・)