
4ヶ月前にも
同じヤツ作ってますがw
あっちは “2007年の旧キット” 、今回は “2017年の新キット” で御座います。
今回も
ゆーのさん からの御依頼品。
というか、元々は前回の旧キットを使って、この『陸戦ガンダムとのMix盛りプラン』をやる話だったんですが、
BD “旧キット” と、具材として用意した陸戦ガンダムの “新キット” との互換性がほぼ無くてw
旧同士 新同士でないとMixは難しいことがわかり、
「じゃあ2つ作ってしまえw」とw
で、GUNSTAでヤラカしているバックグラウンドストーリー的なアレで
「こういうシーン撮りたいとなると、そういう背景ジオラマ要るよね( ゚д゚)」となり、
それがこの数ヵ月間のジオラマ作成でした。
あのジオラマは全てこの “BD 新キットMix” の為に有ったのである!w
ソンナコンナデ
ゆーのさん からの「これをやりたいオーダー」はコチラ↓
『08小隊』のOPのワンカット、所謂
“輝き撃ち” 。
(OP主題歌 “嵐の中で輝いて” に由来)
手前の地面にシールドが突き刺さっているのが、遠近法でシールドの上に砲身を乗せて支えている様に見えてカッコいい、んですが、
これをガンプラで再現する時に、
忠実に遠近法で再現派と
シールドに乗せる派がもはや宗教戦争w
更には、“シールドの代わりにランドセルコンテナを使う” や、“片膝立ち” といった分家も発生w
…という、様々な解釈があるこの “輝き撃ち” に、
今回は真っ向から 支え無し 立ち輝き で挑む。
…サラッと言いましたが、
これ、ガンプラ的には
メチャクチャ難易度高いですw
実は、無改造ノーマルでは片膝立ちバージョンしかできません。
試しに無改造状態で立ち輝き(っぽい構え)をさせようとすると…
剣道やんw
全然腰が落ちていなーいw
構えも高ーいw
(腕が砲身と一直線に真っ直ぐ伸びているのは、拳銃の構えとしては正しいがw)
ここで重要なのは、
引いた後ろ脚の踏ん張り。
足首の可動域をかなり広げないといけない。
更に、(ブルーディスティニーは陸戦ガンダムをベースにした機体という設定なのでこの2キットは基本骨格は同じなのですが)肩関節の軸方向が違う。
陸戦は前に可動、BDは上に可動。
陸戦のこれ、明らかに “輝き撃ちしやすくする為” w
キャノン砲を構えた時、腕の長さが構えの低さに直結するので、この構造の違いは大きい。
ですが、ここは敢えてBDボディのままでいく。
その分ポージングの限界はあるけど、あくまでブルーディスティニーでいきたいw
…という
いつもの面倒くせぇ拘りw
まずは、一番重要な足首の加工。
ここが出来ない事には話が始まらない。
結果から言うと、ドンw↓
足首と爪先をメチャ曲がる様に出来ました。(・∀・)
干渉する部分複数箇所を一つずつ削っていってるだけです。



ワタクシが調べた限りでは、ここまで曲げている加工例はネット上では
1例しか無く、しかもその人は途中の工程は非公開でした。
その完成図と手元の実物を見比べて「どーやってるんや…(・´ω`・)」と半日考え続けましたw 暇人かw 仕事しろw
結果、

ほら、ノーマルとは腰の入り方が全然違うw
腕の根本的な構造が違うので構えの高さはどーにも出来ないんですが、
それでもホンの少しでも腕の長さを稼ぎたい、涙ぐましい努力をw

上腕の中に1mmのストッパーを挟み、
袖口の手首のジョイントにも0.5mmのストッパーを挟み、
1.5mm腕を長くw
こんなんでも無いよりマシだと信じるw
ほんで、ゆーのさんからの「これをやりたいオーダー」その2。
(キャノン砲を撃った後は)
二丁マシンガンで突撃。
…というか、映画『リベリオン』のガンアクションシーン全般の空気感を取り入れたい、と。
《GUN=KATA 銃型》という、銃+徒手空拳 のキレッキレアクションで、いちいち決めポーズがカッコ良くw もはや演舞。
リアリティ的には疑問符ですが、画面映えをトコトン追求したビジュアル武術w
これは確かにカッケェ!(・∀・)
輝き撃ちが魅せ場①で、
このGUN=KATAが魅せ場②だな。
となると。
じゃあそのマシンガン、魅せ場①(キャノン撃つまで)の間どっかマウントしておく場所要るよね。
↓


ネオジム磁石でいっちょあがり♪(・∀・)
で、ここからはワタクシのアドリブ。
遠距離狙撃でキャノン撃ってランドセル捨てた(後方の味方が回収)後は、マシンガン二丁と格闘武器だけっしょ。
もうちょっと
盛った感欲しいなぁとw
そんで肩の先っちょに(余りポリキャップをアレしてソレした)3mmジョイントをくっ付けて何か武器繋ぐか、と思うも、
その位置だと腕を上げたときに干渉してしまいボツ。
肩の後ろも検討するも、強度が出せなさそうでこれもボツ。
そこでふと、ランドセル下ろした後のランドセルラックが遊んでて勿体無えな…
その空間使って中央マウントにするか。


イんじゃね?(・∀・)
箱背負ってる時は水平に跳ね上げてたら当たらんし、
箱下ろしたら斜めにしてスタイリッシュ(笑)。
またまた余りポリキャップをゴソゴソしてチョチョイと可動軸をこしらえ、
後はテキトーな高さまでプラ板積み上げて、真鍮線で貫通して補強してアガリ。( ̄ー ̄)
新キットと旧キットでブルーディスティニーを2つ作ると決まった時に、じゃあコンセプトを分けた方が良いよねとなり、
最初からミキシング前提だった新キットは好きにヤっちゃう系、
旧キットはオリジナルに忠実なシンプル路線で、と。
で、その時点でワタクシの中にあった
いつものヒネくれた天の邪鬼思考が…
BDっていうと、もう誰も彼も猫も杓子も
青一色でオモンナイねん。( ̄¨ ̄)
シャアの赤やラルの青と違って、ブルーディスティニーの青は開発者の趣味であってユウ・カジマのパーソナルカラーでは無いし、
そもそもBDが青ベタ塗り一色なのは、当時のゲーム機(セガサターン)の描画処理能力の事情が絡んでいるだろうし、
拠って、今の時代にBDを再解釈する場合、より現実的な考察も踏まえると青一色である必要は無いと考える。シ ラ ン ケ ドw
というワケでw
(
雪風でやった)
スプリッター迷彩にしよう、というのは早い段階で決めていました。
BDの凝り固まった概念からハズシつつ、しかし一目でBDと解るようなモノを目指す。(`・ω・´)
←また偉そーにww
ソンナコンナデ
完成 ドン!!
青×黒の半身アシンメトリー配色。
の中で更に、同系色でのスプリッター迷彩。
(青の2色の差がわかりにくいけど…)
コンテナ&シールドはグレー系、武器類は黒で統一、
全部青黒だと印象が重くなるので、こんな感じにしてみました。
全体としては青4:モノトーン6くらい。
“青一色BD” へのアンチテーゼどやぁぁ!(・∀・)←
見せ場①、輝き撃ちぃ。
コンテナ&シールドは、あくまで遮蔽物として即席の防御陣地にするのが妥当じゃね?
という、ゆーのさんとの共同解釈w
二丁マシンガンで突撃ぃ♪
…てーか…
取り回し悪そう&連射の効かないキャノン砲より、背中のランチャーの方が火力も使い勝手も良くね?w シランケドw
近距離での厚い弾幕と、高火力の中距離武器複数というのは、強襲機として理想的だな。
見せ場②、GUN=KATA決めポーズ。
弾が切れても殴るぜベイベーw
これもワタクシのアドリブ。
陸ガンの装備パクるんなら、シールド2つ、ビームサーベル4本あるやん…じゃあ…
厨二病に突き刺さる2連ビームでどや!w
手に銃持ったまま格闘戦に対応、
使う瞬間だけ出力すればエネルギー消費も少ないじゃーんw
シールドで殴ると見せ掛けて、ギリギリ避けた相手にフェイントで突き刺すとか燃えるw
うーん…映えるw
自分のセンスが恐ろしい…( ゚д゚)←
Max4本出し。
このポーズすると全幅30cmくらい。めっちゃ場所取るw
バチクソカッケェ!w
カッコ良すぎてキレそう( ゚д゚)←
当初構想した以上の出来で、御依頼主のゆーのさんも大満足して頂きました。
初めての試みだったアシンメトリー配色も良い手応え。
スプリッター迷彩との相性も良いし、コレをベースにまだまだ色々パターン増やせそう。
同系色の中で濃淡をつけて2色3色使い分けて深みを出すのは、普通の塗装でも使えるわね。
2連ビームは早い段階で思い付いていたけど、
やってみたら予想の3倍くらいカッコよくてワロタw
正面立ち絵の『A』のシルエットが、ずっしりギュッと詰まったカタマリ感が神憑った奇跡のバランスw
もっと武装盛りモリのカスタムもやろうと思えば出来るけど、BDというと
アクロバティックな高機動ムーヴ もウリなので、その雰囲気を残しつつ盛った感もありつつ、絶妙なバランスに着地できたかな、と自画自賛w
間違いなく
最高傑作であります、Ψ(`∀´)Ψケケケ
是非、超大作の
ジオラマストーリー版(全て新規撮り下ろし)もご覧くださいw