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Red13のブログ一覧

2021年12月29日 イイね!

師走的なアレ 2021

師走的なアレ 2021今年のクリスマスは “定番外し” 。

24日の夜から南へ向いてエッチラオッチラ。











イブの晩餐
むしろ夜食w
すき家のカレーwww





コンビニの駐車場で仮眠し。











どっぱーーーん











寒そうに見えるけど、御坊は気温11℃でした。
いや、風がめっさ冷たかったけどw





いつもの 日の岬。











いつ来ても絶景かな。











いつ来ても人おらん。











よきかなよきかな。











いつものランチ。
サーモン&しらす丼。



隣のテーブルの地元高齢ギャル3人の喋ってる話が面白すぎる。
「誰それさんところの息子の嫁は、関西電力(の発電所)が出来たときの建設会社の事務所で事務員してたんや」だとか、
「そこで同じ事務員してた別の女が誰それさんとこの嫁やねん」だとか
「誰それさんとこに来た嫁は田辺(御坊に比べりゃ大都会)の人で、嫁に来た町内は20世帯くらいしかないから全員顔見知りになるのが大変やねぇ」だとか
「去年亡くなった誰それさんも、一昨年亡くなった誰それさんも、だいたい皆風呂で死んでるからな」だとかwww
ヒートショック聞いた瞬間マジで噴きそうなったわいwww











そんな のどかな風景から、
ちゃっちゃと高速乗って
関空道→湾岸→環状出入橋でヌメダへ着地。





1月で閉店する行きつけのおよーふく屋さんへ。
(お世話になってるスタッフさんは大丸店へ移るから、今後も問題ないんやけど)





セールに釣られ、
「Redさん好きそうなヤツやから(勝手に)サイズ取り置きしておきましたw」に釣られ、
閉店セールに引っ掛けたアウトレット品に釣られ、











財布の中身を掃除機で吸われた。(´・ω・)





更に地元のカフェへひとっ走りして、
最後だけはちょっとクリスマスっぽいケーキタイム。
















明けて、今年最後の日曜日。
ちょーーー久しぶりにここへ。















このタイカン、ただのタイカンちゃいますねんで…





ええ天気に見えますけどね、











日陰はコレですわw
怖いから行きも帰りも芦屋側から。











展望台は-3℃
この寒さ&年の瀬ということでか
ぜーーーんぜん人居ませんでしたが、
お知り合いとしばしグダグダ。
えがった。(・∀・)





あまりの寒さにホット紅茶を立て続けに2本飲んだせいで、
下山途中から尿意と熾烈なダウンヒルバトルwww
脚が硬いから膀胱に優しくない!←





…なんちゅー締めやねんw





芦有から帰宅後、午後中大掃除してて
腰下ブローしましたん。人間が。(´・ω・)
まだ大掃除残ってるねん…
腰上もブローしそうw




Posted at 2021/12/29 11:00:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドライブ・ツーリング | 日記
2021年12月29日 イイね!

12月の読書

12月の読書やっぱり12月は冊数伸びないねー
この2冊、10日くらいにはもう読み終わってたんですが、
その後の3冊目がもうぜんぜん暇ない。(´・ω・)



コロナコロナと言いながら、
ワタクシ個人の生活は余り影響受けていないというか、
あまり気にせず行動しているというかw
ヌルヌル過ごした1年でした。



秋から急に思い立ってインプを戦闘モードに仕上げ、
久しぶりにシャキッとした状態で走れてご機嫌なう。(・∀・)
このまま暫く大物メンテが無ければ、
そろそろ天井のハゲを塗り直そうかしら。



ソンナコンナデ
皆様、来年もSoco'n'Toco YOLOshic!! (`・ω・´)















 マーク・グリーニー 『暗殺者の献身』 (2021)

原題『RELENTLESS』


遂にシリーズ10作目。(o゚Д゚ノ)ノ

原題を直訳すると「容赦無い」
…邦題全然ちゃうやないかw
でもこれまた邦題の方がまだ内容と合ってる。
絶対アメリカ人ってタイトルつけるセンス無いよねw


色々な意味で節目の集大成。
初めてPoison Appleの3人が見事なチームプレーを見せて心強いワクワク感が素晴らしい。
…し、ここまでヤキモキ噛み合わなかったジェントリーとゾーヤがそこそこイチャイチャしやがるので微笑ましいw
シナリオがなかなか複雑で難しく、横槍勢力が入ってきて三つ巴四つ巴の闘いになりーの、盛り沢山。
前作『悔恨』ではジェントリー一人の視点のみで語る完全一人称現在形に拘る実験をしていたが、一転、今回は一つの場面でも複数人物の視点が細かく切り替わり、臨場感とスピード感がマシマシ。

5作目の『反撃』で、CIAから追われる一匹狼生活が終わり、
6~10作目が言わば第二期で、ザックとゾーヤとの3人でのPoison Appleチームとして密かにCIAに復帰。
その二期の集大成となったわけですが…
ここまで散りばめられていた確執の種が最後に遂に芽を出す。
次回11作目はまた大きく “条件” が変わった第三期に突入することになる。

最後の解説にも書いてあるが、再び熾烈な環境をジェントリーに叩き付けて、より創作のハードルを自分で上げていく著者のチャレンジングが凄い。




Posted at 2021/12/29 20:00:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2021年12月20日 イイね!

“お山の走り屋運動会的なアレ” 2021.12

“お山の走り屋運動会的なアレ” 2021.12恒例の走り屋コミュニティ走行会。

ここ数年、ひたすらメンテ続きで
なかなかアタックコンディションになかったんですが、
今久しぶりにマトモな状態なので
今シーズンは勝負かけようと思っております。(`・ω・´)

…と、言っても、ツインのフルコース更新がメインターゲットという規模の小ささですがw





その前哨戦として、
OHした脚回りの手応え確認も兼ねての
今回のモーターランド。





 ~ ~ ~ 





前日夜から超寒波襲来。
日本海側は完全積雪。
大阪平野~名阪ゾーンは積雪予報にはなってない…けど…
どーだろうねー…? 大丈夫かねー…?(・´ω`・)
そんでもとりあえず名神乗る。
んが乗った瞬間 「亀山西JCT~四日市JCT 通行止」 …ですってw
まーそんでも亀山へは行けるんやろ、と楽観w





土山過ぎた辺りから雪が舞い始め、
件の亀山西JCTで丁度ペースカー投入にドンピシャ遭遇。( ̄▽ ̄;)







いや…ここより亀山JCTの高架の上が一番ヤバかったんですけどw
そこ塩撒いてねぇしw
まぁ、全然ノーマルタイヤで行けるレベルだったんで結果オーライ(笑)。





ソンナコンナデ
到着するまでにまぁまぁ気疲れしたんですが、
走行会も10時くらいまでは路面ツルツルで
最初の1時間でバンパー3本がお亡くなりになりましたw
ワタクシ最初のコースインが、刺さったクルマを牽引しにの緊急出動っていうねw



そんな路面状況で滑らせて遊んでいる
↓元レーサー、現ただのエロオヤジw














さてさて。
実は今回は、
このMLSをよく走っておられて(速い)、結構前からみん友さんなんだけどお会いした事は無かった ふぁみりーかー@えぼさん とご一緒しました。







どーん。

“ファミリーカー” なので(?)激しい弄りはされておらず、
吸排気、脚回り、ECUという基本チューン。
ただしブーストがビンビンウルトラシャープ仕様。(o゚Д゚ノ)ノ
瞬間最大(オーバーシュート)で2.0!((( ;゚Д゚)))
後ろから見てるとアホみたいなワープ加速w

午後から隣にお邪魔しましたが、
最初に「トルク重視の瞬発力仕様」と聞いていたので、
基本の方向性はうちの子と一緒か…(・ω・)
なんて思ってましたが、次元が全然違うww
脚も前後16kgで殆どロールしないけど、突き上げは無くシットリドッシリ安定。

ブーストアップの威力というか、本領を見せて頂きました。( ゚д゚)ポカーン
うちの子をステップアップさせるにも結局はもうそこしか無いのかなぁ?と思いながら、
でもそもそもGHだとエンジンのキャパが…といういつもの話。


しかし、やっぱエボとインプはクルマの性格が正反対だなぁというのも改めて痛感。
スバル車で同じ方向で弄っても上手くいかないんだろうな。
逆にスバル的な乗り方でエボに乗ってみたらタイム的にどうなるんだろう、という興味もある。
ふぁみりーかー@えぼ さん、ありがとうございました。(*`・ω・)ゞ










しかしまぁ…よぉ…












もはや ×高級車高価格車 ばっかだわね。(´Д`)
ほぼ全部、中古車価格高騰中。
ある意味 “当たり前” の光景なのに、
街中に戻るとこんなクルマどこにもおらん。
寒い時代になったものだ。



















今回、モタランで削るには勿体無い “良いタイヤ” で走り、
雪の後で完全ドライとは言えない路面ながら
Z3のタイムを0.5秒更新w (o゚Д゚ノ)ノ
47.388



完全に、タイヤでタイムを買ってるオッサンの図www




いや、でもね、タイヤも良いんだけど、
今回はキャンバー3°が効いてる。
インフィールドが今までと段違いに走りやすい。
よく曲がる。
ゆーて、以前も2°はついてたハズなんですがね…
たかが1° されど1°





ほんで。
思うところ。





71RSという一級タイヤのお陰が大きいとはいえ、
走行会(の上級クラス)常連メンバーの “エボ” だの “インプSTI” だのと
ザックリ0.5~1.5秒落ちくらい。
もう、毎回そんな連中と一緒に走ってるから感覚マヒってるけど、
GH8でこれ凄くね?( ̄▽ ̄;)www
と、久しぶりに野望の虫が疼きだしましたw
てーかワタクシ、午前のリザルトでは全体4位だったw






とりあえずね、
次ツインで5秒台狙います。

ツインの5秒台って、エンジンノーマルのクルマ達には実はけっこーな壁なんですよ。
最近のランキングは見てないから知らないけど、
ちょっと前はSタイヤ履いたFD2とかの世界。
7秒台でも充分速いと言われる。

ワタクシ、なーんかツイン得意なんですよ。(・∀・)
ツインでなら下剋上いける自信あるww




Posted at 2021/12/20 22:22:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | サーキット | 日記
2021年12月11日 イイね!

作品No.9 MS-06S ザクⅡ

作品No.9 MS-06S ザクⅡ年内に間に合ったー( ;`Д´)
サンタクロースカラーのザクです(違)。





実は今回は、別にザクを作りたかったわけではなく、
いわゆる “汚し” のテクニック、中でも “塗装剥がし” の練習をしようと思ってテキトーな素材を探していて、丁度良いやとチョイスしたのでした。









数在る “ザクⅡ” のキットの中でも新しい&リアルなORIGIN版。
HGながらパーツの細かさはRGに近い。
練習用とは言え、どーせ作るならリアル系の方が良いやんw





 ~ ~ ~





汚しと言っても色々ありまして、
・ウォッシング
・チッピング
・ダメージ表現
・エイジング
等々、なんのこっちゃ、ってなもんですがw
“塗装剥がし” は、この中の チッピング の手法の一つ。











つまり…











これ(笑)。
飛び石傷w





チッピングを表現する手法もいくつかありまして。
お手軽なのは “剥げたように見える塗装をする”

剥げるのに塗るとは此れ如何に…( ゚д゚)

目の粗いスポンジなんかで銀や黒や焦げ茶の塗料をポンポン叩くように乗せていくとソレっぽく見えるという技。
なんですが、

剥げるのに塗るとは此れ如何に…( ゚д゚)
ダイジナコトヤカラ 2カイイウタデ

なんか納得いかんじゃないですかw(-ω-)
剥げてるならちゃんと剥がしたいw


→ → →


相応の手間が掛かりますが、
ちゃんとそういう手法が有るんです。スゲー

先に下地(剥げたときに見える色。地金や錆)を塗り、
その上にコーティング層を作り、
本塗装して、部分的に剥がす。

という。



このコーティング層。一昔前までは
整髪スプレーの「ケープ」を使う方法だったんですが、
(水溶性のケープでコーティングし、塩をまぶし、水性塗料で本塗装し、ぬるま湯で揉んで溶かして剥がす)
水性塗料を一つも持ってないワタクシには敷居が高いというか面倒臭いというか初期経費が掛かるというか(笑)。

ところが、どうも数年前から新たな手法が確立されたようで、







シリコンバリアーという物を使います。
本来の用途とはちょっと違うんですが、れっきとした模型用品。
(ただ、そーとー品揃えがディープな店でないと店頭販売はしてないと思われ。素直に通販でポチりましょう)

これならラッカー下地にラッカー本塗装を重ねられる。














①元の成形色が赤い(発色が強い)のでしっかり隠蔽するためにまずはサフを。
まぁ…成形色が何だろうとやっぱりサフはした方が良いですけどねw
元々グレーな武器を黒く塗るならともかく。







②剥げたときに見える地の装甲色を塗る。
シャアザクは宇宙仕様=ほぼ真空環境なので(母艦の艦内ドックは酸素あるだろうけど)、
錆びは発生しないという前提?設定?で「黒鉄色」をチョイス。
重力下仕様の機体なら錆びの茶色を塗ると良し。







③剥げた下がツヤツヤだとおかしいので、艶消しを噴き、
④その上に例のシリコンバリアーを、筆塗りで気持ち厚めに塗る。なんなら乾いてから重ね塗り。
シリコンが薄いと綺麗に剥げない。
…が、塗れば塗るほど本塗装の乗りが悪くなるというジレンマ。
例えると、サフは親水、シリコンは撥水。

塗装ムラになりやすくなりますが、…汚し前提だから多少ムラになってるほうが味が出て結果オーライ(笑)。

(ちなみに、シリコンバリアーを塗った後の筆は、水洗いでOKらしい。シリコン専用筆にするならティッシュで拭き取るだけでも可)








で、本塗装。
乗りが悪いので、フツーに塗装する場合より消費が多い感じ…







⑥今までのパターンだと、デカール貼りは最後の仕上げだったんですが…
塗装剥がし&汚しを行う場合はここからが本番。
貼ったデカールごと削ったり、デカールの上から汚すので、デカールが先です。







⑦いよいよ塗装剥がし。
パーツのエッジ部分をメインに、デザインナイフの腹でカリカリ削ります。
爪で擦ったり、硬いブラシで叩いたり、指で揉んだり、色々なやり方でやればそれぞれ違った演出ができます。
デカールを貼るときに使うマークセッターも僅かにラッカー塗料を溶かすので、そこを綿棒で擦っても剥げます。

⑧剥がしが済んだら、クリアを噴いて保護。
クリアしないと意図しないところまで剥げてしまいます。





…というのがだいたいの流れ。
この後、更にウェザリングを施して更にクリア噴き、と続きます。





ふつーーーに綺麗仕上げで作る場合より、
塗装が一回、クリアが数回多い。

そのぶん、“塗るチッピング” より圧倒的リアル。
なんてったって “本当に剥げてる” もの(笑)。

ただ、逆に言えば、
“塗るチッピング” なら、一度綺麗仕上げで完成させた物を後から汚す事が可能。
“塗装剥がし” は最初からその気でやる必要。










で、こんな感じに。







削り方=傷の付け方のパターンをもっと勉強せねば。(・´ω`・)
でもま、初めてにしては上出来じゃないかね。(ノ・∀・)ノ











あと、簡単なウェザリングも初めてやりまして、







この対艦ライフルの銃口炎で焼けた煤っぽい感じとか。







脇の下や、腰アーマーの油汚れ感とか。










ソンナコンナデ、完成♪(・∀・)









(うーん… ボディと手足の配色、逆の方が良かったな… どっちも初めて使う色だからどんな発色するかわからんかった…)



















動力パイプ3ヶ所は、設定ではボディ同色なんですが、
「そんな所色塗るかぁ?( ゚д゚)」というリアリズムポリシーにより黒鉄色+ウェザリングで。
ただ、ここは “剥がしてない” のでちょっと詰めが甘かった。































あくまで “実戦で使っている現役機” なので、剥がしすぎ&汚しすぎないようにはしました。
打ち捨てられた不動廃墟系ならもっと激しくやったらいいんやろうけど。





ウェザリングというか、こういうダメージ表現系って、
すごーくハードル高いと思ってたけど、
やってみたらちょー楽しい(・∀・)
一度やりだすとどんどん調子乗りそう。
これ、カーモデルに応用しても面白いよね。





さー…
次どうしよw




Posted at 2021/12/11 10:00:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | プラモ | 日記
2021年11月28日 イイね!

11月の読書

11月の読書めっきり寒くなって参りまして、
そろそろ冬のアウターを引っ張り出しつつ、
「今年、秋服殆ど着とらんがな…( ゚д゚)」とボヤく。

見栄っ張りのカッコ付け服って、
アウターで隠しちゃったら意味無いのが多いんでw←
見栄っ張りのカッコ付け服って、
春&秋が本領発揮の晴れ舞台なんですよねー…

一軍仕様のピンのイイ服増やしても、このご時世どこに着ていくねん、って出番が無い。
二軍仕様のまぁまぁお気に入りな服を増やす方が色々と幸せな気がする。



…と、全く別の話。



自分でもビックリするくらい最近
新しいクルマに全く興味が無くなったワタクシ。

前はそれでも話題のスポーツ系車種やゴルフのFMCなんかは一応試乗しに行ってたんですけど、
もう全く何も調べようとも思わない…
新型BRZ、新型WRXも大して…
自分が乗るクルマでは無いわなぁ。

まだ40なってないのに今からこんな頑固ジジイみたいな頭になっててどーすんだww













 ダニエル・シルヴァ 『教皇のスパイ』 (2020)

原題『THE ORDER』


“人類史上、最悪最長の名誉毀損”

我々東洋人にはピンと来ない話ですが、
西洋人には切っても切れない、社会の、歴史の根底に深く横たわる問題。
ワタクシも子供の頃から釈然としないまま、それなりに自分なりに解釈して、たぶんそういうことなんだろうな、と思っていた事が、
この本を読んで、「概ねそれで合っている」と正解を貰ったような気分です。


なぜ、ユダヤ人は憎まれるのか。


日本人レベルの知識でパッと思い浮かぶのは聖書で語られる “使徒ユダの裏切り” 云々? だけどよく知らないw
実は、新約聖書の元ネタと言える4つの福音書の中に、もっとハッキリ明確な記述があるんですと。


諸説ありますが、時は西暦33年?(±5年くらい?)
場所はローマ帝国ユダヤ属州(現在のイスラエル周辺)。
ユダヤ人は唯一神ヤハウェを信仰する一神教。
対して古代ローマは(日本の八百万の神に似た)多神信仰。
ユダヤ属州の民衆(ユダヤ人)は、支配者のローマの信仰より自分達の信仰の方が上だとして、ローマ帝国への抵抗意識が少なからずあった。
しかし、ローマ帝国は支配地域への宗教干渉を基本的には行わなず、帝国の直接的な脅威にならない限り信仰の自由はあった。


福音書によると、
イエスは「暴動を煽動した」として捕らえられ、即時裁判に掛けられ、磔刑に処されたとされる。
その際、属州総督ポンティオ・ピラトは、集まった群衆に向け「この血(イエスの死)の責任は私には無い」と宣言し、
それに対し群衆が「その血の責任は、我々と子孫にある」と応えたとされる。


これが後2000年に渡って続くユダヤ人への憎悪の根源。
…なのだが、
まぁ、あからさまに、あきらかに、ひじょーに、嘘くさいw

そもそもこの “福音書” と云うモノ。
イマドキ風に言えば、イエスという人物についての伝聞を個人が好きにブログで書いたり同人誌にしたようなもの。
一番最初の(古い)「マルコの福音書」ですら、イエスの死後30年程経ってからとされる。
一番有名な「マタイの福音書」はイエスの死後約70年。
古代に於いてはその時間は永遠にも等しく、正に “神話” のレベル。
そういった同人誌が無数にあった中から、教会が「これとこれを公式認定する」と選んだ4つを更に纏めたのが新約聖書。

その教会≒ローマ帝国はなぜ、
他民族のユダヤ人であるイエスを神格化し国教としたのか。


ユダヤ人は既にローマ帝国の全土に何万人も住んでいて、帝国の運営に必要不可欠であった為、
ローマ帝国内のユダヤ人を惹き付け、かつ純ローマ人にも抵抗なく受け入れられる求心システムが必要だった。

イエスの死に関して明確な事、動かせない事実は
総督ピラトの治世下で、何らかの経緯によって捕縛され、磔刑に処された。という事だけ。
要は、ローマ人によって捕らえられ、ローマ人に殺された。
だがそれではユダヤ人の反感を買う。
ならば、刑を執行したピラトは自分の意思ではなく “民意に圧されて仕方なく” イエスを処刑した、ということにすれば良いのではないか?
「神の遣い イエス を殺したのはユダヤ人だ」
と、教会にとって都合の良い内容に脚色、改竄したものが福音書であり聖書である。
多数ある福音書の中でも、古いものより新しいもの程ユダヤ人への責任転嫁の表現がよりストレートになっていくという。

極論を言えば。ピラトは実在の人物であるが、イエスという者が実在したかすらも確かなことは言えない。
まぁ、実在したとして話を進めると(笑) 伝道者イエスに弟子が居たかどうかは、まぁ居たんじゃないの?って感じですが、
聖書で語られる12使徒というのはまぁほぼほぼフィクションだよね。
(ほら、現代に於いても歴史系のゲームで史実の武将をそらもう好き放題描写しまくってるやんw アレと一緒よw)


…というのが、ザッと簡単に纏めた起源。
でもまぁここまでは多くの人が「わざわざ言わないけど思ってる事」じゃないです?


そこからもう少し踏み込んで、時代も進めていくと。


中世の十字軍。
聖地エルサレムを “異教徒” イスラム教から奪還する為に編成された遠征軍、という認識が一般的ですが、
対イスラムだけでなく、要は “教会の敵” に対する武力侵攻である。
その中で、最終目的地はイスラム勢力圏であっても、その遠征途中でユダヤ人の虐殺を行っているケースもある。

この “教会の敵” というのがその時々その時代によって色々変わりはするものの、
そのリストの先頭には常にユダヤ人が据えられ続けている。
だって「神の子 イエスを殺した民族」ですからw

だいたい、 “神の子” とか言ってるけど、その神=ヤハウェ自体、元々ローマにとっては縁の無い存在。
ついでに言えば、イスラム教の唯一神アッラーは、ヤハウェのアラビア語名なだけで同一の存在。
つまり、神格位で言えば、ユダヤ教とイスラム教は同列で、キリスト教はそこから1つ落ちるww
まぁ、そこはイスラム教が後出しジャンケンしてるんでキリスト教がキレるのもわかるけど、
それでも両者が1500年近くいがみ合って殺し合い続けているのは、端から見たら完全に救いようの無いアフォである。
し、キリスト教の自己都合で2000年近くユダヤ人が迫害され続けている事実は正に、冒頭に記した史上最悪最長の名誉毀損であるというわけです。



そして!
ここからが面白い所(と言っては不謹慎ではあるのだが…)で。


もうここまででお気付きの方もおられると思いますが。
こうした本質上、ローマカトリックは極右独裁政権と非常に相性が良い。

二次大戦当時、実は教皇庁は2つのファシズム政権を支持していた。
教会はファシズムを、東の脅威 “社会主義” からヨーロッパを守る最強の防壁と考えていた。
(ソ連は宗教を否定し、ロシア正教の施設を大量に破壊した。カトリックからすれば仲の悪い正教会が破壊されるのは構わないが、ソ連はそもそも宗教自体を否定している。
もうひとつついでに、ファシズム政権の方針はイギリスや北欧のプロテスタント系を痛め付けるにも都合が良かった)

おまけにユダヤ人の排除も買って出てくれたとあれば、これはもうヒトラー様々なわけです。
実際、ナチスの “最終解決” に関して、教会が “遺憾の意” を表した事は無かった。
どころか、ホロコーストの嵐が吹き荒れる中、極右思想の会派が、ユダヤ人を助ける引き換え条件に資産を寄付させ、“不運な手違いによって保護が間に合わず” そのユダヤ人家族達が収容所送りになった、という案件が数多くある。

つまり、あの大戦は実は、形を変えた十字軍だったという見方ができる。
この切り口は我々日本人にはなかなか新鮮ではないでしょうか?

そうした戦時中の態度について教会が、回りくどい官僚的な言い回しで謝罪コメントを出したのは戦後随分経ってから。


…と…線が繋がると世界史は面白いでしょ!?(`・ω・´)















 デヴィッド・ヒューソン 『ヴェネツィアの悪魔』 (2001)

原題 『Lucifer's Shadow』


↑でヴェネツィアの描写が出てきて、
同じくユダヤ人ネタも入っているこれを思い出して再読。

現代と18世紀のヴェネツィアの物語を交互に展開。
18世紀の世界でユダヤ人が押し込められている “ゲットー” 。
檻のような隔離区域内にのみ居住が許され、夜間外出は禁止。昼間の外出時も、男はダビデの星、女は紅いスカーフの着用を命じられ、違反者は厳罰。
作中のユダヤ人兄妹は理不尽を唱えながらも、“どうしようもない現実” として受け入れている。

まぁ…つまり…大多数一般的にふつーはそこまでの描写しかせんよね。
あくまで “歴史的事実” としての範囲。
そこの根源に切り込んでいくのは、我々東洋人にはわからないタブー感があるのかもしれない。

とはいえ、本作では、
“神の家” たる大聖堂内での演奏会で、“ユダヤ人” が身許を隠してコンマス(コンサートマスター。第一バイオリン奏者。オーケストラに於いて指揮者の次に “偉い” ポジション)を務めるという場面がある。
これは明らかにアンチテーゼであり、西洋人もおそらくこーいうネタは嫌いでは無いのだろう。たぶん。一部の石頭を除いて。
喝采を浴びるそのソリストが、教会に立ち入る事を禁じられているユダヤ人であると判ったら、当時の “敬虔なキリスト教徒” 達はどういう反応をするのだろう。


と、今月はちょっと小難しいテーマでお送りしました。




Posted at 2021/11/28 22:22:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記

プロフィール

「この中の文字を使って、(主に関西地名の)架空ナンバーを作れないかゲーム。
取り敢えず、三田・泉佐野・和田山・宮津・大津・豊岡・大山崎、地名ちゃうけど阪神・阪奈…あと大山・津山。
尾道使えたら八尾も作れるけど、ご当地バージョンの元デカールが無いのよね…」
何シテル?   11/10 19:44
派手な赤い車なんで、どこ行ってもすぐバレますw 死ぬまでMT宣言。 _/_/自分で運転した事あるクルマ_/_/ スバル インプレッサ...

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Geminiで3D画像を創る方法に関するプチ考察www 
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ヴァイザッハ流 ナラシとは 
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Challenge to 1 minute wall...〜1分の壁への挑戦〜 
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