
ガレージジオラマをやろうにも、メインのクルマのサイズ感がわからないとどーしようも無いので先ずは何か1台作ろうとなり、タミヤの930ターボに手を付けたんですが…
それがどうも意外と
難キットっぽいぞと途中で気付き、
どーせやるならRWBみたいなバーフェン仕様にしてやろうかなと思っていたのもあり、そうなるとパテ造形の修行も必要で、
取り敢えず途中で保留して一旦放置することにしました。
そこで代わりに出してきたのがコレ。
GRB インプレッサ。の、社外エアロバージョン。アオシマ製。
GHのプラモなんて無いし、後はGRB前期後期それぞれのドすっぴんキットしかないので、このエアロが一番
うちのコに近い。
プラモ趣味を続けている限り、遅かれ早かれいずれ何処かで手を出す宿命にあるとは思っていましたw
いつヤるの! 今でしょ!
厳密には車種違うけど、コイツを使ってうちのコと
“だいたい同じ感じ” にしようと思います。
カープラモの国内メーカーは大きく4つありまして。
自動車メーカーに例えると
タミヤ・ハセガワはトヨタ・日産みたいな感じで「要らん事せんと黙ってそのまま組め」な感じらしくw
アオシマ・フジミはスバル・マツダよろしく、マニアックで弄り余地も多いらしいです。
カープラモの大先輩が言ってました(笑)。
ゆーてワタクシ、アオシマ1台(S30)タミヤ1台(930)しか知らないのでとやかく批評するような土台は無いのですが…
なんかこのGRBキット凄い。痒い所に手が届くw
いきなりこんな説明文が。
自分で切るか削るかして下げなあかんと思っていたらまさかの親切設計w
オマケに、右H左Hも選べます。Σ(゚Д゚)
てーか、カープラモ3台目にして初めて
ちゃんとローター付いてるw
スリット掘ってるだけでチョー楽しい(笑)。

GRBのノーマルスミンボは黒ですが、うちのコは
泣く子も黙るポルキャリなのでイソイソと赤く塗る♪
脚はENDLESS ZEALなので紺色。
腹回り、説明書の塗装指示は、
ミッション、フロント&センターパイプ、遮熱板、タイコ裏のフロア裏地が全て同じシルバー1色というw
ンなワケねーべw
でも、コレ、実車の腹下を把握している身からすると、
ディティールの再現度すげー高い。
同じアオシマなのに前のS30は全然ショボかった(し、タミヤの930も似たレベルな)のは何でや?と思って軽く調べてみたら
どちらも、元のシャーシ設計は超古くて、ボディだけ新しく起こしたらしい。
アオシマS30に至っては、元々違う会社(現GSIクレオス)のキットにボディだけ自前で載せたとか。
商品リリースは2020年と新しいのに、同年発売のこのGRBとシャーシのディティールが雲泥の差なのは…そういうことなのね。
つまりワタクシは、今回のこのGRBで初めて「現代のキット」に触れたワケでした。そら違うわw
で、ワタクシが塗った腹下がコチラ。
まだ塗り分けだけの段階です。
汚しも改造もまだです。
(ちなみに…中央部やリアのタイヤハウス内等はボディ同色なのでホンマは赤く塗るべきなんですが、さすがにそれはサボります)
ミッション&タイコ裏 → フラットアルミ
マフラー → チタンシルバー
遮熱板 → フラットアルミに色々混ぜたブレンド
ペラシャとブーツ(青丸) → ダークアイアン
ドラシャの付け根(緑丸) → ダークグリーン
フロントアーム(橙丸) → フラットアルミ
一部剛性ポイント → メタリックブルー
別パーツでメッキ加工されているマフラーエンドピースも、メッキを剥がしてチタンシルバーにしました。出口のわざとらしい青焼きはしない!w
ドラシャの付け根は実車はもっと明るい緑ですが、手持ちの塗料で緑が1種類しかなかったのでとりあえず。
メタリックブルーは、CUSCOの剛性パーツをイメージ。
コレについてはまだ後ほど続きがあります。
フロントアームはノーマルは鉄ですし、うちのコも鉄ですが、
STIパーツだっけ?限定車流用だっけ?でアルミアームがあるのでソレってことにw
という所で痛感したんです。
走り屋エンスーが自分のクルマのプラモ触ったらアカンwww
腹下の塗り分け再現が果てしないw
これでもまだ強化ブッシュのオレンジとか塗ってないんで拘りまくるともっと沼にw
その拘りをエスカレートさせて、腹回りの剛性バー、
パワーブレースを作ります。

この↑青い骨。
コレを、プラパイプと真鍮線で作ります。


三角形に組むのめっちゃ苦労した…(ll´д`)
手数少なく簡単な方法でやってるので、ちょっと技術的に再現しきれない形状もあり、そこは簡略化して雰囲気で。
めっちゃバエるべ!(;゚∀゚)
完成したら誰も見ん所やけどなwww
(真ん中の三角のヤツは、実際の取り付け位置とはズレております。三角形組みをもう一回り小さく作り直す気力が無くて妥協しましたw)
下回りは更に、リアディフューザーを作ります。

↑今こんな資料写真を出していますが…
これらの写真を見る前に記憶だけで何となくサクッと作成w

…まぁ、雰囲気OKっしょw
3D曲線とか無理w
続いて室内。
此処はあんまり弄りません。
運転席をフルバケに、ステアリングをスポーツタイプに替えて、追加メーターを1つ置くだけ。
あ、フルバケはベルト穴をちゃんと貫通しましたw
意外に苦労した…

新車カタログによくある構図w
そんで、いよいよボディです。
実車の赤はベタ塗りソリッドですが、今回はラメ入りメタリックを使います。
タミヤのピュアメタリックレッド好きなんです。
で。いつものガンプラでは
如何に彩度を落として暗く発色させるかに心血を注いでいるのですが←
クルマ、しかもうちのコの赤は
鮮やかに出してナンボ。
じゃあ普段はやらない彩度アップの手法を一応試しておきましょう…
赤系の発色を良くするにはピンクサフが良いと知識としては知っていますが、実際どんくらい違うのかやってみました。
ぜんぜんちがーがやw
ちなみに、サザビーの時は黒サフでした。
ま、ソンナコンナで、
インプ君、まっピンクの刑w
で、乾燥待ちの間にリアスポイラーを切り出して、説明書見ててふと気付く。
「不使用パーツ」と書かれている↓コレ。
GRBのノーマルは青丸の分(うちのコが付けてるのもソレ)なんですが、
この赤丸のって…
コレっすよね?( ゚д゚)
GHのノーマルスポイラー使って取り付けるGTウィング。
最初VOLTEXのかと思ったけど、そーいやingsも同じ形のあったんやな。
えー?じゃあこっち使うー!(笑)
一時期VOLTEXのを真剣に検討してました。
ディフューザー付けたからもう羽根は要らんってなりましたけど。
そして、
例のストライプを入れる為に緊張のマスキング。
密着が甘くて隙間から滲むとアウトなので、接着面に触れないようにして(指の脂で粘着が弱る)ピチーっと貼ります。ツメでキワをなぞって念入りに密着させます。
ホワイトボードの罫線用の細い黒ビニールテープなんてのも売っていて、それなら切って貼るだけでこんなマスキングしなくて良いんですが、この為だけに買うのはコスパ悪過ぎるw
そして万全を期す為に、黒の塗料もふつーの黒ではなく、
食い付きが良くタレにくい黒サフで。
バーン!(・∀・)
ここまで完璧に出来るとは思ってなかった。
こういう勝負所のマスキングがキレイに決まると超キモティーです。
ボンピンとルーフレールの塗り分けもマスキングしてからの筆塗り。
いつもガンプラでは筆塗りでマスキングなんかしないけど、カープラモはミスのリカバリーがオオゴトになるし、とにかくボディの見栄えが命だし。(;´∀`)
更に、うちのコのカスタムポイントをまだまだやっていきます。
ドアノブとサイドステップ、バンパー下部、サイドミラー等、
元はボディ同色の部分をちょいちょい黒にしてるので…
マスキング筆塗り。φ(..)
GTウィングのカーボン目地表現は、
格納庫ジオラマで余っていた網戸補修シールを使って…
わかりにくいし色のチョイスをミスった感あるけど、まぁ雰囲気出てるし。(;´∀`)
そしてホイール。
付属はRAYSのCE28の19インチ。
28好きじゃないし19インチはもっとありえん。
のでアフターパーツを購入。
TWSは無いので…
TE37 18インチ。( ̄ー ̄)
右がふつーに塗った時点。左が
ダストブラックwに汚したモノw
と…
この辺りまではテンション高くノリノリだったんですが…
どーもカープラモというのは終盤にかけてトラップが多く、
減点方式でクオリティが崩れていくんですよね…(´д`)
細かいパーツの接着が上手くいかずに糊で汚れるとか、接着剤の溶剤成分で塗装が溶けるとか。
いざ組み付けたら上手くハマらないとか、チリが合わないとか。
それをパワーで解決しようとしてどっか壊すとか。
S30作った時も、終盤どんどんテンション下がっていきました。
今回も…若干…そんな感じで…
いや…若干どころか…
先ず、タイロッドのツメが折れる。
とりあえず接着して誤魔化してたんですが、
いかんせん動く箇所だから何回補修してもすぐ再発する。
洒落っ気だして塗らなきゃ良かった。
次は…
バンパーを固定するのに接着剤塗って指で押さえてたら、接着剤が隙間から滲んでて指紋の形にボディが剥げました。
写真はヤスって再塗装したリタッチ後ですが跡が見えますね。
そしてそのバンパー…
チリがヤベェw
この左後ろが一番酷いですが、四方全て大なり小なり合ってない。
で、なんか車高がオカシイなと思って。
フロントのスペーサーを上下逆に入れてた事に気付き、やり直すべくサスを
パワーで取り外し。

片方のツメが折れてただけだったタイロッドが完全に折れました。
更に
件のサスをあーだこーだしてハメ直した後、ホイールを強くネジ込み過ぎたせいで
脚も、ホイールの軸も折れました。ワタクシの心も折れました。
で、これらの補修をワチャワチャと焦ってやっていて
ウィングに接着剤垂れて塗装溶けた…
もうどーでもよくなってきたw
「ここまで悲劇ラッシュなのも珍しい…」とカープラモの先輩に言われました。
壁にブン投げたい衝動を抑えつつ…
なんとかパッと見は誤魔化せる程度にリペア?隠蔽工作?をば…
バンパーの歪みは、塗装する前 最初の段階で、熱湯風呂したりドライヤーで炙るなりして矯正しておかないと、ワタクシのこの段階はもう手遅れだそうですw だしアオシマは発生しやすいらしい。…ソンナン シランガナ…
ちゃんとして見えるだろ?
タイロッド折れてんだぜコイツw
前も後ろもツラウチ気味だしなー
プラモのタイヤは偏平の違いとか無いから(たぶん)、インチダウンしたらそのままタイヤハウスが隙間増えて寂しくなる。
素直に19インチ履かせてた方がエエんか。
ディフューザーは思ったよりちゃんとそれっぽく見えてて成功ですかな。
一応、飛び石傷も描いてみました。
最初、ウェザリングマスターのシルバーをまぶしたけど薄汚れただけに見え、極細筆でアルミシルバーを “置いて” みました。
…白で描いたほうが良かったかな。
うちのコ、アルミボンネットなので剥げたところはアルミ色が出てるんですが、下地の白もちょびっと見えるしなー
…てかそもそも、このキット、カーボンボンネットぢゃね?w
フロントガラスもブルーシェードを入れてみましたが、言われなきゃわからんヤツ。
拘りの逆スリットw ダレモミンカラ…
フェンダーのガーニッシュは元はシルバーメッキです(そしてGHにはこの意匠は有りません)が、
ワタクシがGRBに乗るとしたらココは黒にするやろなと思い、メッキ剥がして黒塗り。
いやぁ…
カープラモ難しい…(ll´д`)
終盤の
投売り暴落みたいな負の連鎖トラップがマジキツい。
ガンプラのクオリティ曲線は完全に右肩上がりで、手を掛けた分だけ正当に報われる感があるけど、
クルマはボディ塗った時点がピークやん。(ll´д`)
期待感が萎んでいくのが嫌。
それと、ガンプラ(特にHG)は完成してからもグニグニ動かして結構力掛けても大丈夫やけど、カープラモは持つ場所とかすげー気ぃ遣うし、何かの拍子に突起物がポロリするのも良くあるある。
…でもま、今回の悲劇ラッシュは経験で回避できるモノが殆どだと思うので、これにメゲずにやっていけば次はもっと上手く出来る。…ハズ。…すぐにはやりたくないけど。
まさに文字通り
習作となりました。
…カープラモは向いてないかもしれない…
ちなみに。
完成(出来損ないだけど一応完成)したのを楓ねーさんに見せたら
「あ、インプ君だ♪」と食い付いてくれましたが、
「色違うくない?」と。( ゚д゚)
確かに違う赤使ってるけど!
ビミョーな色合いの違いを当たり前のようにサラッと指摘してくるの怖い!w
バンパー形状とか炭ボンとかウィングとかそもそもGRBボディな所とかは「まぁよく見ないとわかんないし」とか言って判定甘いのに、色はめっちゃシビアに言ってくるの怖い!w
絶対音感の色覚版みたいなん持ってますぅ?(;´∀`)
バンパーのチリがアレなのは「凄い再現できてるやん(笑)」。
「後は、フロントガラスに油膜塗れば完璧やね♪」
うっせぇw
で。
本来の目的は、
ガレージジオラマのサイズ感確認の為に1台作ってみたので、
続いてガレージジオラマ(の試作)に取り掛かろうと、次のキットを取り出しました。
ジャッキやらツールボックスやらタンクやらコンプレッサーやら、そんな小物をチマチマ作るべ、と。
…なんか…思ってるより箱のサイズが小さめなクセになんか重いな…と違和感を感じながら開けたら何と…

ちゃうやん!これ建物やん!(´д`)
だって!Amazonの商品画像コレですよ!
いや、ちゃんと調べなかったワタクシがアレなんですけど…
ちなみに、求めていた内容のモノは「ツールセット2」でしたが、需要が高いのかAmazonには有りませんでした。
で、メーカーもバラ売りがどうも具合悪いと思ったのか、1+2の同梱キットらしきものが「ツールセット15」として存在。元々2キットの内容なのにやけにリーズナブルなのが気になるが。
しかしこのガレージ単品どーすんべ…
3つ買ってしまったぞ…w←
でもま、2面壁で2面と天井がクリアパネルなので、
当初思っていたクリアケースみたいな感じにはなる。
だし、同一キットを連結して増床できるみたいなので、「ツールセット15」を買って2台ガレージにするのも有りっちゃ有り?
単品のツールキットも、より近代的な設備群の第二弾第三弾もあるみたいなんです。
…悩ましい…w
取り敢えず…1つ組んでみるべ。
ジオラマは手間かけた分だけ応えてくれるし、台無しトラップも無いしな!(・∀・)(トラウマ)