• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Red13のブログ一覧

2020年11月28日 イイね!

11月の読書

11月の読書最近、自分でもビックリするくらい、
新しいクルマに興味が無い…(-公- ;)
BRZもシビックも「あ、出るのね」くらい。

BRZ(とZ)は今の時代益々貴重なFR+MTとして一定の需要(というのか価値というのか)はあるだろうけど、
どっちも大して売れなさそうだよなー…

ワタクシはというと、最近、服と某ソシャゲに入れ込んでいてクルマへの課金が滞り気味…(爆)
これではいかんと、来週、かんなり久しぶりに “弄り” ます。
お山のお友達が久しぶりにサーキット行きたいとも言ってくれたので、いっちょヤラカシますか。
あ、たぶんツインのフリーです(笑)。















 ロバート・J・ソウヤー『フラッシュフォワード』 (1999)


全世界の人々が自分の未来を垣間見たら、何が起こるのか?

ヨーロッパ素粒子研究所(CERN)の科学者ロイドとテオは、ヒッグス粒子を発見すべく大規模な実験を行った。
ところが、その実験は失敗し、全人類の意識が2分間だけ21年後の未来に飛んでしまった。
人々は自らが見た未来を元に行動を起こすが、果たして未来は変更可能なのか?



アメリカで大ヒットしたTVドラマの原作。
ドラマでは垣間見る未来は6ヶ月後だそうですが、本家のこちらではなんと21年後。
物語の舞台は2009。そしてこれが書かれたのは1999。
作中に出てくる世界情勢ニュースは全て想像で書かれている事になり、結構良い線突いてる所が多いが、
「ドナルド・トランプはネバダ砂漠に自身のピラミッドを建設する」ってのは笑ったw

ワタクシ前後世代でCERN(セルン)という単語を聞くと、
『シュタインズゲート』を思い起こす人が多いかと思われる。
CERN=ハドロン衝突型加速器(LHC)。これによるヒッグス粒子実験というと、この手の時間系SFではある意味ポピュラーな題材。
実験の副産物効果で世界が崩壊する、的なお約束展開。
最後はまさかの『2001年』スターチャイルドで噴いたけどw

そしてこれもまたお約束の、世界は(未来は)固定されているのか、変更可能なのかの議論。
平行宇宙、多世界解釈、ブロック宇宙云々かんぬん。
正直「あー、またコレか…」感もナキニシモアラズw

ま、そこに上手いこと、各登場人物達の視点でそれぞれが直面する問題をドラマ的要素に盛り上げてあるので、確かに娯楽小説として良くできてる。

これから結婚しようと思っている婚約者と、違う相手とベッドインしている未来を垣間見た博士。
思いもよらない相手と研究室で情事に及んでいた未来を見た研究助手。
未来が何も見えず、自分はその時点で死んでいるとわかった博士。

それぞれが21年後を「回避したい未来」として恐れるか、「歓迎する未来」として安心するか、そしてまた、その未来は “確定” しているのか否かで悩む。















 クライブ・カッスラー『タイタニックを引き揚げろ』 (1976)

原題『RAISE THE TITANIC!』


カッスラーの代表作。
著者が今年の2月に亡くなった事を受けての新装版。

やっぱね…カッスラーは面白いね。
カッスラーはよく「海洋冒険小説」と称され、本作もタイトルからするとただのサルベージ深海ロマンかと思いきや…
ベースにあるのは東西冷戦の防諜合戦で、画期的なミサイル防衛システムの開発に必要な稀少元素がタイタニックの金庫室に保管されている、という筋書き。
ささやかながらタクティカルコンバット要素も有り、密室ミステリーも有り、もちろん深海探査の宝探し要素も。
しかしハイライトの “タイタニック引き揚げ” は決してクライマックスではなく、一つの山場ではあっても場面に過ぎない。
その船を巡って繰り広げられる人物ドラマが一番の読みどころ。

21世紀の我々が読むと気付かずに流してしまいそうになるが、
作中の舞台は1988年。しかしこの作品が書かれたのは76年。
実は「遠い未来を舞台にした夢物語」なのである。
実現した技術もあるし、しかし勿論タイタニックは未だ海の底に在る。
所々、(特に深海サルベージの場面で)「技術的に有り得へんくない?」なツッコミ所はあるが、そこは今も “遠い未来の夢物語” という面で楽しむべきか(笑)。

また、冷戦真っ只中の作品とあってか、かなーりアメリカ贔屓で楽観的(笑)。
もうちょっとソ連側が頑張ってくれた方が面白かったのに、とは思う。

魅力的なキャラクター群による人間模様も深みがある。
主人公?ダーク・ピットのニヒルなヒーロー像も、派手さは無いが逆にいい味が出ていると思う。
ミサイル防衛計画の立案責任者が責務のプレッシャーに負けて夫婦関係が破綻していく様、その妻が新たな人生に飛び出して行く様が特に印象的。
冒頭で描かれるタイタニック乗組員の若者の物語がエピローグで帰結する繋がりも、ベタながらもこれぞ様式美か。




Posted at 2020/11/28 12:00:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2020年11月05日 イイね!

作品No.3 AMS-129 ギラ・ズール

作品No.3 AMS-129 ギラ・ズールさてさて…
まーた前回から2ヶ月近く経ってしもーた。( ̄‥ ̄;)
ゆーて、実際に作業してる日数で言うと10日も無いんですけどねw
まともに時間取って作業できるのが週に1日あるかないか。

ま、そんくらいの方が、あーだこーだ考えながらできて良いのかもしれんけど。
クルマ弄るのだって、短期間でバババッとパーツ付けて仕上げても何かイマイチ面白味が無いというか、ねえ?( ̄▽ ̄;)










で、「次はジオン系作る」と言っていました。
今回のお題はコイツです。







ギラ・ズール
これまたUC(ユニコーン)世代のMS、
ザク系の正当後継機ですね。
(ちなみに、ガンプラ的な事情を言うと、このギラズール…に限らず、主役級機以外のUC系HGキットは再販待ちで長期品薄状態。たまたま中古屋で見つけた時はまだそんな事情をわかっておらず何も思わず買ってたけど、実はプチプレミア価格で動いている現状)

これを、今回も “初挑戦” の工程盛り沢山でチャレンジ。










先ずは、ボディのスジ彫りから。
前回のリゼルでは途中でモチベーション落ちましたが、
やっぱジオン系の方が好きだし、このギラズールは敢えて一般兵用の量産機をチョイスしたのも拘りポイントの一つ。
彫る線の引き方も気合いが違いますw











これは初めて “曲面” に “曲線” を彫った 部分(笑)。
そこら辺にあった何かの容器の薄いプラ板をチョキチョキして自作のテンプレート的な物にし、
あーだこーだ線の引き方を考えて、これ1本引くまでに1時間近く掛かってますwww







スカート部分も “装甲の継ぎ目” っぽさを意識してスジ彫り。
フロントは満足。リア側はもうちょっと複雑化したかったけど技術と道具の両面から断念。










ここで、今回初挑戦の工程、その1。
サフ噴き。









調べると主な効果は5つ程出てきますが、
ワタクシの場合の狙いは2つ。

 ・ヤスリで削った痕を均す(細かい傷を埋める)
 ・塗装の乗りを良くする


です。
前回のリゼルでは「別にそんなんいらんやろー、面倒くさいしー」と思っていたし、
そもそも缶スプレーを噴ける環境が無かった。





が、ここで1つ、とあるアイテムを購入しまして。
みんカラ的に言うところの “流用チューン” です。







ミニテント。(・∀・)
とある先人に「あれ、そのまま塗装ブースに使えるんですよ」と聞いた直後に、
100均の1,000均コーナーで見つけて即買い。
ベランダに細長くすぼめて設置したの図w



これでワタシにも缶スプレーが噴ける!(☆∀☆)
見せて貰おうか!サフの効力とやらを!












結果。サフすげー( ̄▽ ̄;)
これは素晴らしい…ヤスリの傷痕が消える。
(今回選んだサフの番手1200というのも丁度良かった模様)

塗装しても感動。下地のパーツ色に関係無くどんな色でも塗れる。(・∀・)

しかしこのサフ。
要はパテを噴霧してるんで、粒子がデカい&空気がベトつく。
マスクしててもなかなかムセます。(;´д`)
こりゃちゃんとした防塵マスクとゴーグルも要るわ。











ちょっと工程戻って、マーカーエアブラシでの塗装ですが。
ここでも新しいアイテム、細切りマスキングテープをゲットしたので、
前回残念な出来になった細かい塗り分けも綺麗になった♪






















そしていよいよ、初挑戦の工程、その2にして目玉。
缶スプレー塗装。





前回のリゼルはガンダムマーカーを使っての簡易エアブラシで1体丸ごと仕上げましたが、
アレはまーとにかく面倒臭かったww
エア圧管理とかペン先管理とか面倒だし、塗膜薄いし(ちょっと力掛けて触っただけでハゲる)、なにより色数が少ない! 更に言うと、暗い色が無い!

それに比べると缶スプレーの方がだいぶ自由度が高い。
その代わり、噴射力が強いので使用環境が限られるのと、微調整が難しい。

ま、そこはミニテントでクリアしているのと、
噴射力は五円玉を1枚挟めば少し弱くなるのでOK。









まずは、どんな色味なのか、ハギレのランナー(パーツの枠の事)を使って試し噴き。
イメージしてる色よりちょっと明るかったけど、まぁいいやw









ブシャーっと噴いていっちょあがり(笑)。( ・∀・)r鹵~<≪巛

ガンダムマーカーは1つのパーツを塗るのにエラい時間とストレスが掛かりましたが、
缶スプレーはこうやって台座にブッ刺して、複数パーツを一気塗りできる。
これは楽www
楽で早いし、塗膜も厚い。素晴らしい。(・∀・)
そのぶん、シンナー臭がなかなかアレですけどw
だし、上手くやらんとドボドボになる可能性も。






さて、この辺になるとワタクシ自身もちょっとテンション上がってきて、
作業中に写真を撮ってる落ち着きが無いw










なので一気にこの状態w











もう組むだけやんw





んで、とりあえず組む。















もうちょっと暗い色味をイメージしてたけど…
まぁこれも悪くないか。(・∀・)
もうちょっと工作しようかとも思ってましたが、
あまり欲張らず、とりあえず今回はここで止めておくことに。










そしてそして、初挑戦の工程、その3。
水転写デカール。





えー…
これも作業中の写真が一切御座いませんw
ただこれは、テンションどうこうよりも、
両手を使って神経集中しての細かい作業ゆえに。( ̄▽ ̄;)
(ちなみに、このデカール貼りの工程で丸々1日w)











バンダイ純正のガンプラ用デカールの他に、
社外品(笑)の戦闘機用とかの汎用もミックス。
オリーブドラブとグレーで塗った時点で、差し色に黄色を入れたかったので、黄色のCAUTIONデカールを。













マークセッターなる、デカール用の接着剤を使わないとほぼ無理ゲー。
けど、それを使うと糊が乾いた跡が残って汚い。
後で聞いたところによると、半乾き状態の時に濡れた綿棒で拭き取るらしい。
そんな初見殺しテク知らんがなwヽ( `Д´)ノ

“袖付き” はネオ・ジオンの残党でありながら、本来のネオ・ジオンの記章を付けないんですが、
そこはフリーダムにネオジオンマーク貼ったったw


















まだトップコート(ツヤ消し)噴いてないけど、
後でもうちょっとデカール足すかも?と思って
とりあえずこの状態で暫定 完成とします。(・ω・)










ちゅーわけで、
作品No.3にしてようやくとりあえず納得の出来。(・∀・)
いや、プラモ歴3つ目でコレなら上出来じゃね?(笑)

やっぱジオン系の方がモチベーション高く作れるw
実は既にストックが5体もあるw し、全てジオン系w

ガンプラに手を出した当初は、WとかOOとか鉄血とかも作るかも?と思ってたけど、
なんかもう宇宙世紀しかやらない人になりそうな予感。




Posted at 2020/11/05 20:00:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | プラモ | 日記
2020年10月30日 イイね!

10月の読書

10月の読書気付けば早いもので今年もあと2ヶ月。
今シーズンは久しぶりにちょいと気張ってサーキット活動復活したいな、
と言い続け、思い続け、結局何も段取りしてないナウ。( ̄▽ ̄;)

距離というか車齢というかがえー加減アレなんで、
走る前にミッションマウント交換しときたいし、車高調もゴニョゴニョ…
タイヤもゴニョゴニョ… ワンオフディフューザーもゴニョゴニョ…
そんなんゆーてたらいつまで経っても走れんww
マウントとディフューザーは部品は揃ってるんでいつでもイケるんですけどね。















 神林 長平『戦闘妖精・雪風〈改〉』 (1984 , 2002)


珍しく国産モノです(笑)。
戦闘機好きなもんでw
アニメ化もされている有名なタイトルなので読んでおこうと。( ̄▽ ̄)

タイトルの〈改〉は改訂版の改ですが、「語句を見直したり、ごく一部を修正した程度」とのことで、シナリオや構成には変更も追加も無し。


南極に突如出現した超空間〈通路〉を通って地球に侵攻してきた異星体 “ジャム”。人類はジャムを阻止するため〈通路〉の向こうの異世界 “フェアリィ” に前線基地を築いた。
フェアリィ空軍の中に、冷酷非情と味方からも敬遠されるエリート部隊がある。
特殊戦第五飛行戦隊。同戦隊の任務は、直接戦闘には加わらずひたすら戦闘情報を収集し、味方を見殺しにしてでも必ず帰還すること。
その為に、彼らには高性能コンピュータと大出力エンジン、自機を守るための強力な兵装を搭載した、フェアリィ空軍最強の戦闘機〈スーパーシルフ〉が与えられている。
エースパイロット 深井零中尉は、愛機〈雪風〉と共に、自分が生き延びる為に今日もフェアリィの空を飛ぶ。



そんな都合よく地球と同じ大気の惑星?異世界?があるかよwという野暮なツッコミは置いておいてw
そういう “隔離された環境” の中での思考実験小説…と言うと堅苦しいが、まぁそんな感じ。

正体不明どころか人間に感知できるのかすら不明な “ジャム” 。
誰もジャムの姿を見たことはない。
ジャムの戦闘機は存在するが、それを操縦しているのがどういう存在なのかわからない。
話が進むと、どうやらジャムは機械生物のようなモノで、地球の機械に反応しているが、人間を感知してはいないようだ、とわかってくる。
そうなるとジャムに墜とされて戦死した兵士たちは何なのだ。

戦況は一進一退で、フェアリィ空軍が新兵器を投入してアドバンテージを取っても、短期間でジャムが同等以上の兵器を投入してくるイタチごっこ。
学習能力を備えたスーパーシルフも、基本設計は古いながらハード面でもソフト面でもバージョンアップを重ね、次第にパイロットの存在を不要にしていく。
人間が操縦するより(ヤワな有機体を乗せているより)〈雪風〉が自動操縦で飛ぶ方が強いのでは?と感じだした深井中尉と上官のブッカー少佐。
しかし2人は同時に「この戦いに人間は必要なのか、我々の存在意義はあるのか」と苦悩する。

もはや自分は〈雪風〉の足を引っ張るだけだと認めざるを得ない一方で、言霊のように「戦いには人間が必要だ」と何度も呟く深井。


“人間的” とはどういうことか、を考えさせられる一冊。
…というか、この著者の作品はそのテーマが多いらしい。
続編があるのでそれも読んでみたい。















 ニコラス・ブレイク『野獣死すべし』 (1938)

原題『The Beast Must Die』


これもよく耳にする有名な古典。
80年前ですよ。( ̄▽ ̄;)
でも、こういうアナログなミステリの方が安心するような気もするし、
やっぱりちょっと物足りない感じもする。


交通事故で一人息子を亡くした小説家フィリクス・レイン。
警察の捜査では犯人は見つからず、自分で独自に犯人を探して復讐しようとする。
探偵小説家らしい推理で犯人と思われる人物を見つけ出し、手管を弄して懐に潜り込み、事故に見せ掛けて殺害する計画を立てる。



第一章はフィリクスの日記の形をとり、犯人を見つけ出して殺害計画の準備途中までが語られる。
この “日記” は作中作であると同時に、読者に対するトリックにもなる。
読者自身がフィリクスのトリックに組み込まれていく構成は素晴らしいし、ある意味こういう所がアナログな時代の推理小説の醍醐味かもしれない。
人がやりがちな思い込みを巧みに突いてくる見事な心理トリック。

そしてイギリス小説らしい、どこか耽美的で儚くヒロイックな哲学エッセンス。
作中で語られる「周囲の人間に害悪をもたらす人間を殺しても罪にはあたらない」という一文、実際そうだと思うんやけどね。←

…というテーマがたまたま次の一冊にも通ずる。















 サイモン・カーニック『殺す警官』 (2002)

原題『The BUSINESS of DYING』


邦題の勝ち。
“副業で殺しを請け負う刑事” って、もうそれだけで面白そうでしょ。
一風変わった警察小説…? クライムノベル…?
そしてこれもイギリスっぽさをあちこちに感じる作品。


ロンドン警視庁刑事デニス・ミルンには、ときおり、闇社会に通じる実業家の依頼を請けて人殺しのアルバイトをする裏の顔があった。
警官という仕事、法の正義に対してすっかり幻滅しきっていたが、しかし悪をのさばらせておくのも癪に障る。
そこで、ターゲットが悪人である場合に限り、暗殺を買ってでるようになった。ついでに金を稼げるなら言うことはない。

今回依頼された仕事は、三人の麻薬ディーラーを始末する事。小さなトラブルはあったもののデニスは相棒と一緒にやり遂げる。
ところが翌日、その三人は一般人であったことがわかる。
依頼主にハメられたのでは?と疑いながら、一方で “本職” に没頭して考えないようにする。
過ちを犯した償いの意識から、同日に発生した街娼の少女の惨殺事件を捜査にのめり込んでいく。
だが、新聞に自分に酷似した “人相書き” が載り、警察の捜査の手と、依頼人からの “始末の手” 両方が迫る。



“街娼惨殺事件” というあたり、やっぱりイギリス・ロンドンの深層意識には “Jack The Ripper” が深く刻まれているのだろうか?

ロンドンの街の、どこかジメッとした猥雑さをプンプンに感じさせてくれる巧みな文筆。
『フロスト警部』シリーズにも通じる、警察組織・法執行機関に漂う倦怠感。
主人公デニスも “堕落した警官” ではあるが、本人の正義を追い求め、結果的には悪を滅ぼす。
中年のロマンスも1つの見どころだが、これもデニスの高校生のような初々しい逡巡と、大人の女の余裕の駆け引きが面白い。
しかし、甘い展開は逆に劇的効果で全体を引き締める為にあるようなもの。
そこはしっかりとノワールでクライム。




Posted at 2020/10/30 23:00:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記
2020年10月12日 イイね!

木曾らへんへ行ってきたよ♪(・∀・) 2020.10

木曾らへんへ行ってきたよ♪(・∀・) 2020.10去年と全く同じタイトルで紛らわしい事をしてみた←

結構前から「また行きたいねぇ…」と言ってたものの、
コロナ的なナンタカンダで「行って良いのかどーなのか」みたいなアレしてた所に、
楓さんが突発的に有給取れたんで、月曜に思い立って金曜に泊まるという超速企画w
しかもGoToナンチャラのオマケ付き。



しかし、
行く日も帰る日も
台風でひたすら雨www
ほんまに “行って 泊まって 帰ってくるだけ” でしたw








この紙コップ。
相田さんて誰やねんと思ったら、よくよく読んだらドイツ語で書いてあるし、ヴェルディって、オペラ『アイーダ』ね?
…とわかったところで、なぜ大津SAのフードコートに飾ってあるのかサッパリわからんw










で。
雨なので何処も寄る事なく。
















いきなり到着(笑)。











いきなり夕食(笑)。

















夜間脱走(笑)。











朝食ギリギリの時間に風呂行ったら誰もおらんかったから写真撮ってみたw











朝食が美味しい♪





で、
ここ大事やで!テストに出るで!線引いときや!(`・ω・´)











この、食べた後の食器を重ねて寄せて置いて、テーブルの上を片付けて出ていく行為。











関西人特有の習性だそうですwww
少なくとも「関東の人はしないですね…w」との談。

関西人、特に大阪人はアレですよ、
基本 いらん事しいですからねw










…っていうネタをやりたかっただけのブログ。( ̄▽ ̄)










P.S.

なんか「GoToなんちゃら」の割引額が大幅減額になるそうで?
良いタイミングで行けたな。( ̄▽ ̄;)
しかし実際あのキャンペーン、有名処の高級旅館と仲介の大手旅行会社しか恩恵受けてないっぽいよね。
いかにも児眠党の政策らしいわ。

だし、アレのオマケの「地域振興なんちゃらクーポン」。
旅行代理店申し込みだと紙の物理クーポン券になるみたいですが、今回のワタクシ達のようにネット申し込みだとスマホでやる電子クーポンで、
これに対応したシステムを持っている施設が少ない。
旅館でちょっと使ったんですが、残りは帰りのSAで使えば良いやー、と思っていたら
寄ったSA全部ダメ。「うち紙クーポンだけなんですよー」的な。
養老なんかそもそもキャンペーン自体非対応w
お陰で4,000円分無駄に残りました。もったいねー&意味ねー。





Posted at 2020/10/12 17:00:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドライブ・ツーリング | 日記
2020年09月29日 イイね!

9月の読書

9月の読書ガンプラにスマホゲームに読書にクルマ。
遊ぶ時間が足りませぬ。←
仕事なんかしてる場合ちゃうで。
こんなことしてる内にジジイになるんやろーなぁ…










 ハラルト・ギルバース『ゲルマニア』 (2013)


こういう事を大声で言うとアレなのかもしれませんが、
どうもワタクシ、ナチスドイツ物が好きなようです。
厨二病にはドイツ語の響きがカッチョイイィィ!←
(というかナチス自体が “集団的厨二病症候群”)


今思えば、大学で社会心理学をあーだこーだやったのも、ナチス時代の集団心理(群衆煽動・結束意識・恐怖支配・選民思考≒自己正当化 等々)に色々と興味・疑問を覚えたのが根底にあったかも?当時は自覚してませんでしたが。


本作は、1944年5~6月のベルリンが舞台。
既に首都ベルリンにも空襲の手が伸び、ノルマンディーのニュースが噂で聞こえてくるも、ナチ党検閲の新聞&ラジオ放送は殆ど伝えず。
「報復兵器1号」(V1ロケット)をイギリスに撃ったニュースでナチ党員は活気付き、“最終勝利” への士気を新たにするも、一般市民レベルでは早く連合軍に勝って欲しいという暗黙の共通認識。

…というような “当時のリアル” を、膨大な資料を漁って裏を取っているのが凄い。


リヒャルト・オッペンハイマーはWW1への従軍経験もある元殺人課刑事。
ユダヤ人なので警察をお払い箱になったが、“アーリア人” の妻と結婚していたお陰で収容所送りにはならずに細々と暮らしている。
そんな彼の所に、深夜突然 親衛隊(SS) の人間が訪れ、猟奇殺人の極秘捜査協力を “頼まれ” る。
協力を断れば即、死。しかし捜査が成功しても命の保証は無い。
仕方なくついていく一方、久しぶりに捜査活動ができるとあって憘びも感じていた。



とにかく、“当時のベルリン” の描写に掛けている手間が凄い。
そうした資料から得た「客観的事実」の磐石の土台があってこそ、空想の部分がより活きてくる。

オッペンハイマーは40代。彼が組んで捜査をするSS大尉フォーグラーは20代。
この2人の世代差はそのままナチ前・ナチ後の世代にもなり、これを活かした描写も出てくる。
ナチが “退廃芸術” に指定した作曲家のレコードを、何も知らないフォーグラーが気に入って口ずさむシーンは印象的。

ユダヤ人は「ユダヤの星」を服に縫い付ける事が義務化されていたが、捜査の支障になる(行く先々で説明するのが面倒だ)として、フォーグラーがオッペンハイマーに星を外させるシーンや、更に話が進むと報道検閲の責任者・国民啓蒙宣伝相ゲッベルスから「捜査に携わっている間、お前はユダヤ人ではない」とまで言われる。
“SSの特権庇護を受けるユダヤ人” という奇妙な存在になったオッペンハイマー。
本音と建前のナチズム。

フォーグラーは元からユダヤ人に対する偏見が殆ど無く、オッペンハイマーと対等な相棒のようなスタンスで接し、むしろ捜査技術等を学ぼうとする。
一方、純粋培養された “ナチ的思想” の権化とも言えるヒトラー・ユーゲントの少年団は、ユダヤ人というだけでオッペンハイマーをリンチしようとする。
このような対比が鮮やかに描かれる。

また、親衛隊(SS)と突撃隊(SA)、更に元々のドイツ国防軍との三竦みの確執も一つのエッセンスとして取り入れられている。

タイトルにあるゲルマニアは、当時ヒトラーが夢想していた、ベルリンを『世界首都ゲルマニア』として改造する計画。
理想と現実を象徴する皮肉に富んだこのタイトルに、英軍爆撃機の写真を合わせたカバーデザインも秀逸。










 『オーディンの末裔』 (2015)


↑から半年後の45年1~3月が舞台の続編。

まぁ…ぶっちゃけ、1作目に比べるとちょっとアレですわw(何)
シナリオ展開のテンポがいまいち乗らないというか、ミステリとしての面白さはやや落ちる。
1が良すぎた。

しかしこのシリーズの魅力・真骨頂は膨大な資料に基づく「当時のベルリンの一般市民の生活描写」にある。
本作では、益々敗色濃厚になってきた中、様々な立場の人々の “戦後” を見据えた行動が色々と見られる。
“SSの刺青” を消す将校、偽造通行許可証を売る者、“ユダヤ人を匿った実績” を作ろうとする者。
一方で、そんな状況でも “民族裁判所” は政治犯の死刑を行い、プロパガンダを続ける。もはや逆効果なのだが。

驚くのは、連日連夜の空襲に晒されながらも、公共交通(路面電車・地下鉄)がまだ一応機能している事。
ガソリンはほぼ手に入らず、電気も一般家庭には日中しか供給されず、水道も止まり人々は井戸を掘る。
そんな中でも “有る所” には食料も水も酒もたっぷりあり、宴の中で終戦を待とうかという者も居る。


次の3作目はいよいよベルリン陥落。










 『終焉』 (2017)


1945年4月、ベルリン防衛軍降伏2週間前から始まる第3作。
東から迫るソ連軍の砲声が日に日に近付く中、多くのベルリン市民は「ナチからの解放」と「新たな支配」の両方を意味するその現実に複雑な心境だった。
前作『オーディンの末裔』もそうだったが、 “戦後” を見据えて画策する者と、新たな環境に順応するしたたかな者が象徴的だ。
主人公オッペンハイマーはそのどちらでもなく、時代に、国家に、完全に翻弄される側。
ユダヤ人としてはナチス崩壊は歓迎だが、ソ連の占領軍はまた新たな問題を持ち込んでくる。
ソ連軍内部にも様々な思惑の者たちがおり、懲罰部隊(犯罪者や軍規違反者で構成された捨て駒部隊)の隊員達が軍に戻らずベルリンでギャング化する。
また、ドイツの原爆研究者がソ連への亡命を計画するが潜伏中に物盗りに襲われ死亡、隠された開発資料を巡ってギャングとソ連正規軍、更に西側エージェントとの間で争奪戦が繰り広げられ、しっかり巻き込まれるオッペンハイマー。

おそらく、著者はこの戦後混乱期を一番書きたかったんではないか。
“ミステリ小説” として完成度が高いのは1作目『ゲルマニア』で、これは広くオススメできるが、
2、3作目、特に本作はドキュメント資料的な側面が強く、世界史的な興味が無いとちょっと退屈かもしれない。“警察モノ” とも “戦争モノ” とも少し違う。
後味こそそう悪くは無いが、最初から最後まで “混沌” の状況である。

しかし、少し評論めいた事を言えば、
『帰ってきたヒトラー』以後、それまでタブーのように萎縮して触れられなかった “ドイツ人作家によるナチス小説” というモノが一気に芽吹いて、ギルバースの本シリーズはその中でも重要な位置を占めるのではないかと思う。

ナチスもソ連も、狙う相手が違うだけで中身は同じ恐怖政治。
今の中華も同じでは。




Posted at 2020/09/29 22:22:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 活字部 | 日記

プロフィール

「この中の文字を使って、(主に関西地名の)架空ナンバーを作れないかゲーム。
取り敢えず、三田・泉佐野・和田山・宮津・大津・豊岡・大山崎、地名ちゃうけど阪神・阪奈…あと大山・津山。
尾道使えたら八尾も作れるけど、ご当地バージョンの元デカールが無いのよね…」
何シテル?   11/10 19:44
派手な赤い車なんで、どこ行ってもすぐバレますw 死ぬまでMT宣言。 _/_/自分で運転した事あるクルマ_/_/ スバル インプレッサ...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
2345678
910111213 1415
161718192021 22
23242526272829
30      

リンク・クリップ

Geminiで3D画像を創る方法に関するプチ考察www 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/09/14 08:47:12
ヴァイザッハ流 ナラシとは 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/08 16:29:26
Challenge to 1 minute wall...〜1分の壁への挑戦〜 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/12/07 20:24:32

愛車一覧

スバル インプレッサ 赤ターボ (スバル インプレッサ)
2012(H24年)の春に中古で買ったターボ。「STI」ではありません。 ハナからGR ...
スバル レガシィB4 楓号 (スバル レガシィB4)
楓さんの愛機。 ワタクシが乗る時は「俺様弐号機」w 岡国用にセッティングされた質実 ...
スバル インプレッサ 青NA (スバル インプレッサ)
新車から5年10万kmを共にした相棒。 そこそこイヂリ回し、手足のごとく動いてくれる良い ...
フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) ごろーくん (フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック))
ハタチの時の記念すべき1stマイカー。もう十ウン年前ですねーw 当時の写真が何も無いんで ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation