ワイドFM(FM補完放送)、ご存じですか?
これまでFM放送は76~90MHzという周波数で放送されてました
ところがテレビの地上波放送がデジタル化(※1)されたことにより、
その上の「VHF」という90~108MHz(1~12ch)のテレビ放送波が使われなくなりました
この有効活用なんですが・・・
※1 地上デジ放送は、UHFというもっと上の周波数帯
すでに本放送が始まっている地域(というより都市?)がありますが、
近畿では来春から本放送を始める放送局が3局あります
MBSラジオ 毎日放送 90.6MHz
ラジオ大阪(OBC) 大阪放送 91.9MHz
ABCラジオ 朝日放送 93.3MHz
そうです、AM放送がFMでも流れるんですね
その目的は「AM放送難視聴エリアの解消」です
AM放送はマンションやビル等で電波が遮られるため、都市部での受信が難しくなってます
そこで地デジ化で空白となった周波数のうち90~95MHzを活用してFM放送化し、
受信しやすくすることになったわけで
そして、災害時の情報源確保という一面もあります
メリットは受信のしやすさとFM方式による音声のステレオ化と音質向上
AM放送ステレオ(※2)という方式もありましたが、かなり受信状態が良くないと雑音だらけ
音質はAM放送のままで低音と高音がカットされていてあまりよろしくありません
※2 現在もOBCは放送中
それがFM放送化でパーソナリティの声や歌謡曲も音が良くなります
送信所は生駒山、出力は7kW
これがミソ
阪神地域向けの対策ですが、送信所が山頂なんで結構遠くまで電波が届くはずです
FM COCOLOは三重県でも受信できますから
(参考:FM COCOLOは生駒山、出力 10kW)
しかし、、、従来の「オーディオ機器」であるチューナーはこの周波数に対応してません
そこで!
ONKYO INTEC275シリーズ T-422M
ようやく入手しました~♪
実はミニコンポのチューナーには76~
108MHzに対応したものが結構あったんですねぇ
(海外では普通なんで、製品コストダウンに伴うローバル化?)
これまでも入手機会がありましたが、状態の良いものがなく見送ってました
条件・・・1. フロントパネルに傷が少なく、綺麗
2. 表示部の劣化が少ない
3. 1,000円以下(笑
4. デザイン的に許容できるもの(コレ大事
これはジャンク品で「FM、AM受信しません」な¥540
表示部が明るくクッキリしてたのが決め手で、使用時間が少ない証ですね
最悪ニコイチでもいいかなと思って持ち帰るとモノラルで受信でき、これは儲けモン
その後の調整で、写真のようにステレオ受信できました(^^
結構バッチィ外観だったんで、店員さんはしっかり確認しなかったんでしょう
しかしこのクラスは「ラジオ」臭のある軽い音がするのがイマイチなところ
そこで部品を少し強化してみたところ、それなりに聴ける音になりました
回路がシンプルなんで効果(影響?)が出やすいようです
さて、早ければこの年末から試験放送が始まるという噂もありますが、
ワイドFMで何を聴くのか?
とりあえずプロ野球中継でしょうか(笑
NHK-FMで高校野球予選の中継を聴きましたがなかなか臨場感があります
ながら聴きができ、あまりテレビを見たくない眼精疲労のワタシにはもってこいです
競馬中継なんかも面白そうかな
AM放送はほとんど聴いていないんで、おススメがあれば教えてください
しかし、、、
もし自宅アパートが契約してるケーブルテレビ局から周波数変換して流されると
わざわざチューナーを購入した意味がなくなります
どうなるかな?
Posted at 2015/12/09 22:58:37 | |
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