
前編(
こちら)では、10万kmの間に経験した数々のトラブルや故障、消耗品類の消費状況について振り返ってみましたが、後編ではチューンナップやモディファイについて振り返ってみます。
なお、前編の方も関連する整備手帳等に飛べるようにリンクを追加しておきました。
1.足回り
① タイヤ
主に公道用 :Potenza RE-71R(
こちら)又はRE-71RS
F:215/40 R18 R:245/35 R19
主にサーキット用:Advan A052(
こちら)又は Potenza RE-12D
F::225/45 R17 R:265/35 R18
純正装着のピレリ P-Zeroは公道使用なら十分な性能ですが、軽量な反面サイドウォールが非常に弱いので、キャッツアイ踏み等にはご注意ください。
② ホイール
主に公道用 :純正18/19インチホイール
主にサーキット用:Advan Racing RSll (
こちら)
F:17x8J 5 98 35 R:18x9.5J 5 98 41
純正18/19ホイールは鍛造でデザインも4Cにマッチしていますが、タイヤ(特に前輪)の選択肢が非常に限られるので、サーキットでは主に17/18ホイールを履いています。
RSllは鋳造ホイールにもかかわらず非常に軽量で、RF-71Rを履いた純正18/19ホイールとA052を履いた17/18ホイールでは一輪当たりフロントで1.6kg、リアで2.4kg、トータル8kgもの重量軽減になります(
こちら)。
③ ショック、バネ
Nitron NTR R1車高調(
こちら)に交換。
バネレートは、F:65.7N/mm、R:80N/mm。
純正ダンパーに比べて圧倒的に軽く、4輪分で8.8kgの重量軽減になります。
Nitron標準仕様のままだとフロントが下がりすぎるので、発注する際はフロントのダンパーロッドを30mm程度延長してもらうことをお勧めします。
④ フロントアライメント変更
Alfa Workshopの上下アーム取り付けブロック(
こちら)を使って、キャスター角をメーカー基準値(2°10')から5°程度まで寝かせることにより、4Cの欠点である直進安定性が非常に向上(
こちら)。
キャンバー角は、当初”Intermidiate”のブロックを使って約-1°、後に”Race”相当のブロックに変更して約-2°(
こちら)。
⑤ リアロアアームのピロ化
リアロアアームを、Alfa Workshopのロアアーム(
こちら)に交換。
高速コーナリングの安定性が非常に向上。
現時点で購入するなら、GMSの製品(
こちら)の方がより優れていると思います。
上記④と⑤の改造は、公道しか走らない人でも明らかに効果が感じられると思うので強くお勧めします。
2.ブレーキ関係
① ブレーキローター
Taroxの2ピースブレーキローター(
こちら)に換装。
純正ローターに比べて非常に摩耗しにくく、ドリルホールからのクラック発生の恐れも無いし、サーキットでガンガン踏んでもびくともしないのでお勧めです。
② ブレーキパッド
公道ではフロント、リアともDixcel Z Type(
こちら)、サーキットではフロントのみDixcel RE Typeを使用。
③ ブレーキホース
ステンレスメッシュホース(
こちら)に交換。
3.吸気系
① エアクリーナー
K&Nの純正交換タイプフィルター(
こちら)から現在は、エアクリボックスごとBMC OTA(
こちら)に交換。
これも明確に効果が感じられてお勧めです。
② 強化インタークーラーホース
純正ホース端部にクラックが入ったのを契機に、SAMCOの強化ホース(
こちら)に交換。
③ 大容量インタークーラー
SCARA73の大容量インタークーラー(
こちら)に交換。
吸気系やECU、排気系のチューンと一緒に行うと真価を発揮するものと思われます。
4.排気系
① スポーツ触媒
4Cの排気系のネックはあまりエレガントな設計ではない触媒周りなので、GMSの3“ダウンパイプ+200セル スポーツ触媒+3”中間パイプ(
こちら、
こちら、
こちら、
こちら)に換装。
まだ装着したばかりなので評価は保留しますが、全域でスロットルレスポンスが目覚ましく向上し、車が100kg位軽くなった感じがします。回転の伸びも素晴らしいので、サーキットで全開にするとどうなるか楽しみ~。
5.駆動系
① LSD
ミッションO/Hの機会をとらえ、Prometeo製のトルセンLSD(
こちら)を装着。
6.電子・電装系
① ECUチューン
純正ECU+G-Techサブコン(
こちら)→StileでECU書き換え(
こちら)→GMSのStage1 Tune(
こちら、
こちら)に書き換え
StileのECUは中・低回転域が非常にパワフルで、公道使用ではG-Techサブコンより明らかに速い感じがしますが、高回転域の伸びがイマイチなせいか、サーキットではG-Techサブコンの方が少し速いです(少なくとも私の運転では)。
GMSのECUはまだ走りこんでいないので評価は保留しますが、今のところ好感触です(特に高回転域)。
② バッテリー
リチウムイオンバッテリーALIANT X6(
こちら)に交換。
非常に軽量コンパクトで、純正鉛バッテリーに比べて13.5kgもの重量軽減が出来ます。
4年近く使用しましたが、今のところノートラブルです。
③ 油温、油圧計設置
エンジンやミッションの油温が上がりやすい4Cでサーキット走行をする際は、正確な油温を知ることが必須なので、純正オーディオを撤去して日本精機の3連メーター(
こちら)を設置。
④ ルームミラーモニター、バックカメラ、サイドカメラ
純正ルームミラーモニター+純正バックカメラ+ドアミラー埋め込みサイドカメラ(
こちら)→NEOTOKYO ミラーカム MRC-2020+液晶サブモニター+純正バックカメラ+リアルーバー取付サイドカメラ(
こちら、
こちら)。
⑤ カーナビ
GARMIN nuvi3595(
こちら)→Panasonic CN-G540D(
こちら)。
⑥ レーダー探知機
Yupiteru Z120Lを装着(
こちら)。
OBD2接続してブースト計、水温計としても活用。
7.空力、外装関係
① CFサイドディフューザー
リアのセンターディフューザー左右のむき出し部分を塞いでディフューザーとして機能させるカーボンパーツ(
こちら)。
② ゴム製サイドスカート
フリントバンパー下に使われているゴム製スポイラー部品をサイドシルの下に装着して、車体下面への空気の流入を防ぐ効果を狙っています(
こちら)。
上記①と②の対策により超高速域のダウンフォースが増し、高速安定性が向上しました。
③ CFセンター延長ディフューザー
センターディフューザーをさらに後方に延長するカーボンパーツ(
こちら)。
サーキット専用部品。
④ フロントカナード
REVERIE社製のドライカーボン製カナード(
こちら)。
フロントバンパーにブラインドナットを埋め込んであるので、簡単に脱着可能。
⑤ カーボンラッピング
質感向上のため、バンパー、ピラー、エンジンカバーの黒プラスチック部分を3Mのカーボン柄ラッピングフィルムでラッピング(
こちら、
こちら)。
高温に晒されるエンジンカバー部分もいまだに健在です。
⑥ Koshiカーボンパーツ
質感向上のため、ワイパーアーム(
こちら)、フューエルリッドカバー(
こちら)、ドアシル(
こちら)にKoshi製のドライカーボンパーツを適用。
⑦ カーボン リアルーバー
軽量化とエンジンルームの排熱向上を狙って、リアガラスをSCARA73製のCFRPリアルーバー(
こちら)に換装。
4kgの重量軽減になるとともに、夏場のエンジンルームの温度が明らかに低減しているので、排熱効果も十分発揮しているようです。
8.サーキット用安全装備
① フルバケットシート
運転席側のみRECARO RS-G GK(
こちら)に換装。
② 6点式シートベルト
運転席側のみSabelt Gold Series サルーン G 653U(
こちら)を装着。
③ 肩ベルト装着用ブラケット
Kansai Serviceのシートベルトブラケット(4C)を設置(
こちら)
④ 車載消火器
FireblitzのALPHA600-1(薬剤量600g、粉末)(
こちら)とH3R PerformanceのHalGuard HG250R(薬剤量1.1kg、ハロトロンガス)(
こちら)を装着。
⑤索引フック、索引ベルト
サーキットでスタックした時のために、フロントにはCLOSの索引フックTypeB(
こちら)、リアにはOMPの索引ストラップ(
こちら)を装着しています。
これらも総額は計算したくありません(笑)
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4Cのこと | クルマ
Posted at
2022/05/15 19:46:40