米米CLUBは、1985年10月「I CAN BE」でメジャーデビューし、しばらくアングラ的な活動が続いていましたが、1988年頃から徐々に知名度が上がり、1990年4月リリースの「浪漫飛行」がJALの沖縄キャンペーンに使われたこともあり大ヒット。
更に1992年5月リリースの「君がいるだけで」が、フジテレビのドラマ『素顔のままで』の主題歌に使われ300万枚近い大ヒットとなり日本レコード大賞を受賞。 その後徐々に人気が下降し1997年3月に解散。
【山下達郎 - CHEER UP! THE SUMMER】
1. CHEER UP! THE SUMMER
2. CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU ~君の瞳に恋してる (Live)
3. CHEER UP! THE SUMMER (Original Karaoke)
収録曲は3曲でカップリングは、最近のLiveで評判が良かったと言うフランキー・ヴァリ 1967年の名曲「 CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU ~君の瞳に恋してる (Live)」で、“PERFORMANCE 2015-2016"からのライブ・レコーディングとのことで、本人が一番出来が良かったと言っている2016年1月28日の大阪フェスティバルホールのテイクを使用しているそうです。
内外で 物凄くカバーの多い曲ですが、一番有名なのは最近Y! mobileのCMでも使われていた1982年のBoys Town Gang版でしょうね。世界的にヒットして、日本でもオリコン等でもNo.1ヒットになっていた様ですが、完全に一発屋でした。
【Boys Town Gang - Can't Take My Eyes Off You - ( Alta Calidad ) HD】TVに出演した時のカラオケで歌っている映像のようです。
映画のOriginal Soundtruckを中心に活動を続けていますが、Studio Original Albumとしては、同じく宇宙関係で、2001年のNASAの火星捜査プロジェクト「2001 Mars Odyssey」のために書き下ろされた「Mythodea: Music for the NASA Mission: 2001 Mars Odyssey」以来15年振りになるそうです。
その後、映画音楽やOriginal作品を発表しSolo活動を活発化。それまでのグループでの活動と異なりSynthesizerをメインにClassicalなSymphonic Rock作品を発表。1973年には初の本格的なStudio Original Album「Earth」をリリース。
1974年にロンドンに拠点を移して大手レコード会社RCAレコードと契約を結び、1975年「Heaven and Hell(邦題:天国と地獄)」、1976年「Albedo 0.39(反射率0.39)」、1977年「Spiral(邦題:螺旋)」のいわゆるRCA3部作を相次ぎリリースして評価を高めることになりました。
【Heaven and Hell】
【This track was the theme music to Carl Sagan's PBS Cosmos series】
【So Long Ago , So Clear】Vocal Jon Anderson
【Albedo 0.39】
【Alpha】Albedo 0.39より
【Spiral】
【Spiral】
特にVangelisのSynthesizer Musicと宇宙との親和性は高く、Carl Sagan制作のTVドキュメンタリー「COSMOS」で、テーマ曲として「Heaven and Hell」の一節や、「Albedo 0.39」に収録されている「Alpha」等が使われると更に知名度が高まり、以後TV等のBGMでも多用されるようになりました。
また、1974年にはRick Wakemanの後任としてYESへの加入を打診されたものの、自身の創作活動の影響やギリシャ人がイギリスのBANDに加わることによる排斥活動等を懸念して加入を断った事でも知られています。 しかし、これを契機にJon Andersonとのコラボレーションが始まり、1975年リリースの「Heaven and Hell」Lastの「So Long Ago , So Clear」でVocalを取っており、非常に美しくマッチしています。
Jon AndersonのYES脱退直後の1979年に、Jon & Vangelis名義でStudio Original Album「Short Stories」を発表。1981年「The Friends of Mr. Cairo」、1983年「Private Collection」をリリース。1983年のJon AndersonのYES復帰で一時途絶えるも、1991年にも「Page of Life」をリリースしています。一連のJon Andersonとのコラボレーションも知名度を高める大きな要因となったと見られます。
しかし、更にVangelisの知名度を高めたのはやはり映画音楽で、1981年の「Chariots of Fire(邦題:炎のランナー)」や1982年「Blade Runner」で、特にアメリカでは1982年3月の第54回アカデミー賞で「Chariots of Fire」がオリジナル作曲賞を受賞し、Original Soundtruck Album,SingleがどちらもBillboard ChartでNo.1を獲得。Instrumentals曲としては、唯一No.1を獲得した曲になるそうです。
【Chariots of Fire】
【Chariots of Fire】
【Blade Runner】
【End Titles】
なお、「Blade Runner」については、Vangelisの音楽が映画の世界に非常にマッチして話題になっていましたが、Vangelisの当時のOriginal作品と作風がかけ離れていることを理由に当時Original Soundtruckは発売されず、12年後の1994年にAlbumが発売されています。
そして、1992年に「Blade Runner」と同じRidley Scott監督作品「1492 - Conquest of Paradise(邦題:1492 コロンブス)」のOriginal Soundtruckを手がけ、欧州中心にAlbum,SIngleともに大ヒットし、世界的には「Chariots of Fire」を凌ぐヒットになっているとの事です。
【1492 - Conquest of Paradise】
【Conquest of Paradise】
日本では1983年公開の邦画「Antarctica(南極物語)」、2002年サッカー日韓ワールドカップのテーマ「Anthem - 2002 FIFA World Cup TM Official Anthem」がオリコンチャートでベスト10圏内に入っており、これらの曲の方がより知られていると思われます。
【Antarctica(南極物語)】
【Theme From Antarctica】
【Anthem】
【Anthem】
映画音楽を中心に、地道に活動を続けているとは言え、Studio Original Albumとしては15年振りと久々で、得意の宇宙をテーマとした作品である事から出来栄えが期待されます。
そして1969年に開発されたばかりのSynthesizerのMOOGⅢ-Cを用いたWalter Carlos(後に女性に性転換を行いWendy Carlosに改名)の「Swiched on Bach」等のレコードを聴いて衝撃を受けて、1971年に当時開発されて間もなく高価であったMOOGⅢ-Pを日本で始めて個人輸入。