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2020年08月06日 イイね!

エンジン始動不良詳細 レッカー搬送2回!





photo no.1



*8/11 交換部品 金額
    指摘事項を 赤字で追記しました






これは
整備手帳の詳細説明のブログです


整備手帳では原因だけをたんたんと書きましたが
実際はそう簡単に原因の発見と処置だった訳ではありません

同じ車種や同じシステムを使用している場合に
少しでも参考になるよう この詳細を上げたいと思います
*整備経験やシステムを理解し自己で診断、修理できる方は
 スルーしていただいて結構です






不具合現象は エンジンが始動しない です


7月始め 突然エンジンがかからなくなりました
やもえずレッカー車で整備工場へ搬送となりました


***突然と書きましたが 実は前兆を感じていました!***

①アイドリング時の振動が
 2か月前ほど前から次第に大きくなってきたこと
②失火のような息つきで間欠的な振動が
 最近特に顕著に感じるようになってきたこと
③エンジンの始動までの時間が長くなってきたこと
 ようはすぐ始動しない
と言う以上の3点ですが
現象の出方の大小はありますが
実は納車当初から感じていたものです

ただし①のENG振動は以前のENGマウント交換、
ENGダンパー交換で一時的に軽くなりましたが
すぐ以前と同じ振動に戻っていました




時系列に沿って説明していきます

1、自己故障診断

 ①全ヒューズ点検 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・OK
 ②プラグコード・デストリビュータコード点検 ・・・・・・OK
  *上から手で押さえただけ
 ③イグニッションONでの燃料ポンプ作動音点検・・・・・・NG
  *旧車ではよくある定番ポイント
  *車体下にもぐり耳を近づけても何も音がしません

*④燃料ポンプリレーを手持ちの部品に交換・・・・・・OK(変化なし)

*この4個 どれが燃料ポンプリレーか?
 一つづつ交換していきました


*燃料ポンプ不良と判断しました

ここで1回目のレッカー車を要請し
合わせて 『燃料ポンプ + 燃料フィルタ』部品を手配しました






2、第一回修理
 ①燃料ポンプ交換

・燃料ポンプ本体

photo no.2



・燃料ポンプ端子部

photo no.3



・ブラケット装着時の保護ガード

photo no.4



・ 燃料ポンプ付属品

photo no.5




②燃料フィルタ交換

・ 燃料フィルタ本体

photo no.6



 
photo no.7



photo no.8

この燃料フィルタは納車点検時交換(約47.000km)しています



燃料ポンプ・燃料フィルタ共BOSCH製を指名買いしました
当然純正がいいのに決まっていますが
この2つの部品は当初からOEMメーカ品なので
これで十分です
(それよりは品質のバラツキがあり製造国の方が心配です)



*****************************
整備工場に到着時の話を聞くと
レッカーから下ろした車両は エンジンがかかったとのことで
結局は以上の2つの部品を交換して終わりました
*****************************

整備工場で行っていたこと
①燃圧測定 6Kg/㎠ 基準5〜7Kg/㎠・・・・・・OK
 *Kジェトロ(機械式燃料噴射)はこの燃圧が重要です
  国産車しかやっていないこの整備工場が燃圧を測ってくれてた
  事は感謝です(数値で押えられたことは大事です)
②プラグ脱着点検(当初の依頼事項)
 特に大きな汚れかぶりはなく あえて言えば#2が少しかぶりぎみ
 *#2プラグを清掃して終了










3、2回目の修理
数日後 早朝始動再発 2回目のレッカー搬送

  整備工場と打ち合わせを実施
 もう一つ整備工場がやっていたこと
 下記写真にある『ロータリーポンプのような分配弁』の
  *正式名称:フューエルデストリビューターです
 手前の配管を外し燃料がきていることを確認済みでした

もしかしてこの分配弁?ではの指摘が
この部品はすでに廃盤で 中古品を探すしかありませんが
それでもすごく高額です
*私もこの不具合事例はYouTube
 ある整備工場のブログを見て知っていました


photo no.9
この写真は以前ENGチェック時
私が写真を撮っていたもの
*これは部品が手に入らないので最後に考えることにしました


ここで当初から(最初の車検時)やろうとしていたことで
以前から整備工場の工場長に話していた
①全プラグ交換
②デストリビュータキャップ、ロータ交換
③全プラグコード交換をやることに
 *黒いプラグコードが見つからなかった為
  やらずじまいで来ました オリジナル重視!
  青や赤は旧車のエンジンルームには合わない
  個人的に色付きプラグコードは嫌いなので‼︎!

私が部品手配し 入庫後交換することになりました


①全プラグ交換
 今回交換したプラグの箱(新品の写真がありません)
 ・以前のプラグもBOSCH製でした


photo no.10




今回交換した全プラグ
*左から#1〜#6番プラグになります
 但し1回目の修理時清掃していますので参考まで
*納車時全交換しており約2万km走行
 全く磨耗していませんが
 きれいに白く焼けていないのが気になります?


photo no.11



一番汚れていた#2番プラグ
*ボケ写真ですが 特に悪いとは感じません

l
photo no.12







②デストリビュータキャップ、ロータ交換
③全プラグコード交換をやることに

交換した新品部品(写真がありません)netの掲載写真から
*この3点がSet品として出ていました


photo no.13



デストリビュータ センターコードの差し込み口内部
不具合状況は先の整備手帳と同じですが
よく見ると先端部に亀裂あり 金具部の汚れが目立ちます

 
photo no.14



結論は整備手帳記載の通り
デストリビュータ内部腐食による接触不良です



 
photo no.15








交換した
デストリビュータキャップとプラグコード


photo no.16



交換が終わった
燃料ポンプと燃料フィルタ


photo no.17




④燃料レギュレータも併せて交換しました
今回は予防保全として
ここは同一箇所なので交換履歴を合わせておこうということです


photo no.18




photo no.19




4、最後に気になった点を一つ

プラグの焼け具合とプラグネジ部の汚れ
 ①一気筒としてプラグが白く焼けていない!
  燃焼の具合は良くない → 『多分燃調がよくない』んですね
  ・専用工具(専門店?)が必要でしょうか*(λテスターが必要)
  ・燃料を吹過ぎてる???
   触ると #4〜#6番が特に湿っています
  ・ネジ部汚れもガス汚れなら分かりますが湿っています


***完全燃焼(できるだけ)させたいですね***
・マフラーからは生ガス的な匂いはありませんし
・排気ガス(スス)の付着も特に多いようには見えませんが??


photo no.20



 ②プラグソケット側のオイル付着と汚れ具合です

これはきれいなプラグソケット部の内側
全面白く乾いています


photo no.21



汚れたプラグソケット部
オイルが付着し まっ黒コロスケ状態です

   
photo no.22



 
photo no.23


  ↑
このオイル汚れは尋常じゃありません
  ↓


   
photo no.24


このM110 直列6気筒エンジンには
プラグ部にゴム製のオイルシールが付いていますが
この不良が疑われます
*実はこれも納車整備時ヘッドカバーからのオイルもれ修理時
 交換されている(はずです?)

下の写真:三角形のがプラグホールシール(正しい部品名は?)
   
*これは私のENGではありません(NETより借用)







5、修理結果
①アイドリング時の振動大
 *不快な振動はほぼなくなりました
  しかし どんびゃくしょうさんの280CEのENGは
  直6のなめらかさでしたので 80点ぐらいでしょうか
②失火のような息つきで間欠的な振動が
 *これは皆無になりました
③エンジンの始動までの時間が長くなってきたこと
  *当初は劇的に改善と感じましたが
  走行直後の再始動はそこそこ長いです

  ・このENGは寒い朝の始動は瞬時に一発始動します
  この差はなんなのでしょうね





*6、交換部品と金額及び工賃(全てtax込み)

 1、スパークプラグ 003-159-1003   6個  2.880円
 2、プラグコード+デスビキャップ+デスビロータのset
                       30.000円
 *(注)このプラグコードとデスビキャップはsetでないと付きません
 3、燃料ポンプ  058-464-123     1個 12.897円
   BOSCH品番 002-091-9701
 4, 燃料フィルタ             1個   5.890円
   BOSCH品番 002-477-4501
 5、銅ワッシャー  N007603-012102 4個   361円
           部品計         52.028円
 6、   2回合わせた工賃計         36.300円
------------------------------------------------------------------------------------------------
           総 計         88.328円

という内訳で 10万円の給付金は手元に留まることなく
あっという間に出ていってしまいました (笑)

  




今回の不具合の反省

燃料ポンプから音がしなかった為 燃料系統を疑ってしまい
当初からそちらに目がいってしまいました
*第一回目の時に整備工場でエンジンがかかったのは
 搬送時の振動でデスビ内部で一時的につながったのでしょう

『ステップ的には やり易いことから始めるのがセオリーです
①フューズの点検
*燃料ポンプリレー交換(予備品が必要)
②バッテリーの比重点検(比重計が必要)
③エンジンプラグ点検(プラグレンチが必要)
④プラグコード類の脱着
⑤燃料ポンプ作動音確認
⑥デストリビュータキャップ脱着(+−ドライバー必要)
***反省を踏まえて***
点検は触れるだけでなく 脱着できるものは脱着してみること
  ↓
  ↓
以下整備工場に依頼
特に燃料系統の脱着は燃料もれがあり
火災等の恐れがあるので 素人整備は危険です』

今回の不具合で最も残念なことは
当初から
デストリビュータとプラグコードを交換したい思いがあったのに
先延ばししてしまったことが
結果として今回の不具合につながったことです
しっかりやっていれば防げた不具合だったと言うことです
*デスビキャップ側のセンターコードは簡単に脱着できましたが
 他の#1〜#6のプラグコードは硬くて私の力では脱着できず
*センターコードは緊迫力が甘くここから
 エンジンルーム洗車時水が入ったことが 腐食につながったことが
 考えられますね

又 プラグすら点検できなかったので
プラグレンチを購入しました





ちょっと長くなりました
使用部品 工賃等は追って当ブログに追記いたします
今日はこの辺で<
/span>
追加記載すみ


少しでも皆さんの参考になれば幸いです
整備 旧車所有初心者の私が
次の旧車初心者オーナーの為に記載しています
Posted at 2020/08/06 04:45:03 | コメント(3) | トラックバック(0) | W123 | クルマ

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