2011年12月07日
婚活とは?結婚とは?
本日、自分の友人からおめでたい話をいただきました。
来春結婚するというのです。
普通は友人であれば「おめでとう!よかったね!!」とだけ言えば充分なんでしょうが、彼の場合はここまでの道程が苦労の連続だっただけに、その喜びもひとしおでした。
・・・というのも、職種上異性との出会いがなかなか無い上、一部女性が求めているような「高給取り」では無いからです。
しかも、モテるかどうか・・・といわれれば、外見だけ見ればお世辞にもモテるタイプではなく(失礼)、人としての誠実さで人にウケやすいタイプです。
なので、巷で言う”婚活”系統ではなかなか相手にされなかったとよく愚痴をこぼし、相談も持ちかけられました。
彼がサイトについてよく言っていた内容とは・・・
「自分の市場価値に釣り合ったスペックのお相手を選ぶ。決して高望みをしない・・・という事が、成婚へと導く上で重要な要素の一つかと思う。
でも、その一方で、結婚を考えるような人々の多くは「生理的に受け付けられる容姿」である事が最低限の必須条件と考える人が多い。
生理的に許容できない相手と、同居生活やセックスは難しいってのが本音だろうから。
しかし、この「生理的に受け付けられる容姿」の水準レベルというのは自分自身のスペック如何には依らない絶対基準的なもので、且つ、自分でもコントロールできない厄介な要素。
「生理的に受け付けられる容姿」の水準レベルが、自分のスペック以上に高い人は、「自分の市場価値に釣り合ったスペックのお相手を選ぶ」と、「生理的に受け付けられない」 という、条件的矛盾に嵌ってしまう。
男性の場合、自分の市場価値に釣り合ったスペックの女性に対しては、どうしても性的魅力を感じられない、生理的に受け入れられなくてセックスできない。
しかし「性的魅力を感じる女性」には、アプローチしても断られてしまう、という八方塞がりになってしまう。
女性の場合でも同様で、30代でオバサン化が進んで魅力のない女性だったりすると「生理的に許せると思う男性」からはアプローチされないし、アプローチしても断られてしまう。
アプローチしてくる男性は条件に合わない「生理的には許せない外見」だったりする、という無限ループに陥る女性は結構いると思う」
確かに、出会いのチャンスがなければ必然的にその方法というのは限られてしまうのは事実ですし、男女ともお金を払って参加しているのですからわざわざ自分が好まないタイプの異性を探すわけ無いです。
でも、人の善し悪しってルックスや学歴、収入の大小だけでそのすべてを推し量れるものなのでしょうか?
そう彼は言いたかったんだと思いますが、そうは言っても、プロフィールは相手を知る上での手がかりなわけですから、全部はわからなくてもある程度のものさしになってしまうのは事実。
そこを「ああだ、こうだ」と言ったところでお互い選別という行為が消えるわけじゃないですし、永遠に解決できない問題でしょう。
そもそも、婚活なるものがここまで流行ってしまった背景には何があるのか?
昔ですと世話人役のご近所のおばさんや親戚、友人等が本気で幸せを願っていたるところで紹介していたという風習がありました。
ところが、近年は恋愛結婚の増大や近所付き合いの減少等でそうした風習も激減し、「お見合い=売れ残り」という偏見まで生み出す流れが構築されてしまいました。
それと同時に、収入やルックスによる格差や妥協点を知らない人が増大して、恋愛格差・・・ひいては結婚格差を生むという誠に遺憾な現象を生み出してしまいました。
しかしながら、こうした婚活を巡る悩みというのは年々急増しているそうです。
墨田区にある「河本クリニック」というところでは全国的に珍しい「婚活外来」なるものを開設していて、患者数が予想を超えるほどの入りなんだそうです。
中には鬱病寸前の人や、自殺したい・・と嘆く人もいるとか。。
ここまで彼らを追い込んでしまった背景には上述のような格差のほか、マスコミが面白おかしくネタにして煽り続けたことも原因に挙げられるかもしれません。
加えて、「両親の急かし」や既婚者の人、あるいは友人たちが(仮にその気は無くても)遠まわしに結婚していない人を弱者的な眼差しで見ていた・・という現実も少なからずあったかと。
でも、一番の原因はやはり自分の置かれている状況に背を向け、妥協点を下げずに自分の理想を追求している女性陣に問題があるような気がします。
たとえば、相手に求める収入は「600万円以上でなきゃいけない」とか「175cm以上」「長男はパス」・・・・と20年前のバブル絶頂期の感覚で選別している人も未だいるようですし、そうでなくとも「生理的に・・・」と条件欄に書いてみたりする人も少なくないそうです。
まぁ、いずれも自分に言わせれば「寝言言ってんじゃねーよ」の一言で片付くわけですが・・・
女性側にしてみれば「お金払って参加してやってんだから、スペックの低い男はやだよねー」と思って参加されているのでしょうけど、言っていいこととまずいことの分別さえ出来ないような輩がこの厳しいご時勢、いまだにいるということが「悲しい」を通り越して「可哀相」とさえ思ってしまうわけです。
もちろん、それは男性にも言えることなのですが・・・
友人はそうした地獄絵図にも似た環境に「可能性」を信じながら1年ほど身を投じていたそうですが、精神的にほとほと疲れてしまい、結局辞めてしまったそうです。
で、「もう結婚は諦めた!!!」と開き直って自分のやりたいことを色々とエンジョイしているうち、知人のお誘いで集まったBBQ大会で今のお相手と知り合ったそうです。
自分はまだお会いしたことが無いのですが、話を聞く限りではなかなか素敵そうな方で、やっと彼にも幸運が舞い込んできたなぁ~・・・と安堵している状況でございます。
色々とあったけど、本当におめでとう。
パートナーと末永くいい家庭を築いてください。
心から応援させていただきます。
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Posted at
2011/12/07 00:00:52
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