エキサイトニュースより
10日に放送されたNHKの大相撲中継で、とんだハプニングが起こった。
ゲスト出演した相撲通で知られるアーティストのデーモン閣下が衝撃発言。
来年初場所の夢番付という企画で、東前頭筆頭に「琴田宮」を挙げたのだ。
「琴田宮」は昨年7月、野球賭博に関与したとして解雇された元大関琴光喜(34)=本名・田宮啓司=の入門時のしこ名。
日本相撲協会にとっては心機一転を期す初場所だけに、触れてほしくない話題。
加えて、協会は10日、田宮氏が力士としての地位保全を求めた仮処分申請が東京地裁に却下されたことを発表したばかりだっただけに何とも間が悪かった。
NHKは事前の打ち合わせでは「琴田宮」の名を出すことに反対したものの、デーモン閣下が「それではデーモンを出す意味がない」と突っぱねたという。
デーモン閣下は「琴光喜に関しては処分に疑問を持っている。反省したうえで十両下位からやり直してもいいのではという私見だった」と説明した。
NHKの演出に対し、一部の若手親方からは「ふざけている」という声もあがるなど物議を醸している。
・・・いくら相撲界に精通しているデーモン(今回はあえて「(小暮)閣下」と言いません)といえども、実際に稽古に耐え、相撲界を引っ張り支えてきた関係者の心情を逆なでにした発言はいかがなものだろうか?と思いました。
昨年、野球賭博がらみで相撲界がどれだけ大打撃を受け、また、賭博とまったく無縁だった力士や関係者が辛い思いをしたか・・・
そんな彼らからすれば、デーモンの発言が火に油を注ぐような発言となっていたことは確か・・・
なので、「野球賭博問題で信頼と人気を落とした相撲界を復興させ、盛り上げていくことでファンの皆様に恩返しがしたい」と考える親方陣が憤りを感じるのも無理はないと思うし、いくらデーモンなりの芯の通った考えあっての発言だったとしても、”言っていいこと”と”悪いこと”ってのがあるわけで・・・。
確かに、デーモンの気持ちもわからなくはないです。
長年、相撲誌への連載や解説で相撲界を外野から見つめ続けてきたからこそ、「田宮氏を何とかしてやってくれ・・・」という風に考えたわけですし、「悪ふざけだ!」と言われてもこれがデーモンなりの最大の表現方法だったんだろうな・・と。
とはいえ、鎌刈氏(元:貴闘力、大嶽親方)が責任を取ってあっさり相撲界から身を引いて焼肉ドラゴの店主として頑張っているのに対し、田宮は「相撲協会の処分には納得がいかない」と食い下がっているわけで、どうしてそういう奴の肩を持つのかなぁ・・・と思うわけです。
個人的には(相撲界を外野から)長年見つめてきたからこそ、デーモンには厳しい言葉を求めていたわけでして・・・。
ま、ナンダカンダ言っても「覆水盆に帰らず」。
デーモンの発言が相撲協会の関係者や力士たち、相撲ファンにはどう映り、どう捉えられていくのか?
そのあたりが非常に気になっています。
Posted at 2011/01/11 18:45:42 | |
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