日産自動車は11日、小型商用車「AD」「ADエキスパート」を改良し、9月1日より発売すると発表した。
エクステリアは前部を中心に大幅に改良し、ヘッドライトとバンパーは同社コンパクトカー「ノート」のものを活用することにより、迫力と上質感を両立させたフロントマスクを実現。
同時に、共通部品とすることでコスト低下とスケールメリットも狙った。
リヤコンビネーションレンズのストップランプ/ポジションランプ部分には、省電力・高輝度を実現するLEDを新たに採用。視認性の向上にも一役買っている。バックランプはゲート内蔵型の1個からレンズ左右1個ずつ内蔵型に変更された。
同時に、ドアミラーについても、新形状のものとして視認性を向上させている。
インテリアについては、デザインを見直すことで使い勝手を向上させ、収納場所も増えた。
特に、運転席周辺についてはiPadやスマートフォン、1Lパックも置けるドリンクホルダーなど、近年使用頻度の高いアイテムが手の届く場所に置きやすいように工夫されている。
また、助手席シートバックパソコンテーブルはサイズを大きくしたことで、さらなる使い勝手向上を目指した。
メカニズムは定評のあるBプラットフォームを改良。
従来比でねじれ剛性を20%アップさせている。
荷室については、基本的な部分はそのままに、リヤゲート開口幅を15mm拡大させたことで使い勝手を向上。
リヤはサスペンションの改良により、ホイールハウス間を1180mmに拡大したことで容積が25L増加している。
また、エンジンは新開発の1.2L3気筒の「HR12DE」とHR12DEに直噴ミラーサイクルとスーパーチャージャーを組み合わせた「HR12DDR」の2種に全面刷新し、前者には4WDも設定される。
全車にエクストロニックCVTを組み合わせることで、滑らかな走りを実現するとともに、「HR12DDR」はクラストップとなるJC08モード走行燃費22.0km/Lを、「HR12DE」でJC08モード走行燃費18.4km/Lを実現し、全車「平成27年度燃費基準+10%」を達成。
1.2L4WD車も「平成27年度燃費基準」を達成し、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」の認定とあわせて全車「エコカー減税」の対象となった。
装備についても、電動格納式リモコンカラードドアミラー、インテリジェントキー、EBD付ABSやフロント両席SRSエアバッグ、VDC、高強度安全ボディ(ゾーンボディ)+歩行者傷害軽減ボディといった快適・安全装備を全グレードに備え、エマージェンシーブレーキ+LDWや踏み間違い衝突防止アシスト、バックモニター付きルームミラーなどをクラスで初めてオプション設定した。
また、新型の発売と同時に、オーテックジャパンからは特装車「Rider」が発表された。
「Rider」は専用フロントバンパー、専用グリル、専用15インチアルミホイール、15mmローダウンスプリング、専用本皮革調シートカバー&「Rider」ロゴ入り専用マット(販売店装着オプション)を装備する。
「Rider」は「ADエキスパート」のみの設定。
尚、生産は日産車体九州に移管している。
<グレード>
・AD
DX
GX
DX 4WD
GX 4WD
・ADエキスパート
VX ※
VX カラードパック ※
プレミアムVX ※
VX 4WD
VX 4WD カラードパック
・ADエキスパート オーテックジャパン扱い
Rider ※
Rider 4WD
※はDIG-S搭載グレード
※フィクションですww
Posted at 2014/08/11 09:41:47 | |
トラックバック(1) |
コラージュ | クルマ