本日、ついに公式発表と相成ったわけで。
率直に感想を言うと・・・
「随分路線変更したな」
というのが本音です(笑
GD、GEオーナー諸兄からすればかなり男性的なイメージになったと思われるかもしれません。
かつて、デミオがDY型からDE型に変わった時の変わりようにも驚きましたが、FIT3もそれに迫る勢いかと・・・
で、今回最大のアピールポイントは「ハイブリッド」がプラグイン車を除いた最良の燃費(36.4㎞/L)をたたき出し、アクアの(33.0~)35.4㎞/Lを抜き去ったこと。コレは言うに及ばずクラストップであります。
決めては全身新開発のシャシとボディ、そして新規開発の1.5L・i-VTECxモーターの「スポーツハイブリッド i-DCD」がもたらすゆとりある走りと驚きの燃焼技術なわけですが、排気量をあげながら従来の「IMA」比で3割UPというのはまさに驚異的です。
かつて、ホンダはインサイト(ZE1)で「低価格ハイブリッド」を前面に打ち出して販売増を狙ったものの、土壇場でプリウスにしてやられた苦い経験があります。
今回はその苦い経験をバネに「打倒アクア!!」という魂胆がミエミエだとわかっていても、そうしないと「トヨタにお株を持って行かれる」という社内事情も見え隠れしています。
だからかどうかわかりませんが、いたるところにライバルを凌駕するだけの質感と気概を感じますね。
ガソリン車はノート、デミオ、スイフトとガチンコになることは想像に難くなく、このクラスでも質感が高いといわれるスイフト以上にインテリアはクオリティが高いように見受けられます。
エクステリアについても、クラスで1.2を争うものではないでしょうか。
好き嫌いはハッキリ分かれそうですが、デミオ同様見慣れると案外「イイじゃん!」と思えるかもしれません。
センタータンクレイアウトはさらに進化し、薄くした上でメンバー上を通るため、車体剛性をあげながら室内空間の増大に寄与しているとのことで、この辺りも非常に興味があります。
価格は1.3Gが126.5万円~、ハイブリッドが163.5万円~、1.5Xが158万円~、そしてRSが180万円~という設定。
この価格だけを見ると「ハイブリッド、安いじゃん!!!」と感じますが、実はカラクリがございまして。
公式サイトやメディアではやたらめったら「リッター36.4㎞!!」とごり押ししているのですが、それに当てはまるのは素の「ハイブリッド」だけでして、売れ線と思われる「Fパッケージ」は172万円になることに加えて燃費は一気に33.6㎞/Lまで低下、「Sパッケージ」に至っては193万円になり、燃費も31.4㎞/Lにまで落ちます。
同じ車体で5.0㎞/Lの差は正直、かなりデカすぎます!詐欺に近いです!!
(半面、今冬出る予定の4WD+ハイブリッドはどこまで頑張れるかという期待はありますが・・・)
なので、あまり「36.4㎞/L」ばかりをアピールするのもいかがなものかと思うんですがねぇ・・・
個人的には1.3の「13G Fパッケージ」、ハイブリッドの「ハイブリッド Fパッケージ」がおススメですかね~
(「13G Fパッケージ」は5MTの設定もあるし)
LEDヘッドライトが欲しいと思えば、それぞれの「Lパッケージ」を選択すればよいし、パドルシフトや大型リヤスポイラーなどが欲しけりゃ「Sパッケージ」選択すればいいわけで。
ハッキリ言って、15XやRSは割高な印象が否めません。
Posted at 2013/09/05 21:12:24 | |
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