2012年12月12日
興味深い記事を発見。
野田市で今年10月、ワゴン車が県道脇の立木に衝突し、乗っていた男子大学生(19)が車外に放り出され死亡した事故から1カ月余。
自動車運転過失致死罪で起訴された同市の大学生、亀田輝保被告(21)が7日、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で追送検された。
県警交通捜査課によると、事故は10月27日午前3時40分ごろ発生。
ワゴン車には死亡した大学生と亀田容疑者を含め、友人の男女計6人が乗車し、事故後、残り5人全員が現場から逃走した。
事故前日の26日夜から、6人は柏市内で居酒屋に出向き、その後、野田市内でも別の居酒屋で飲み直し、さらにカラオケ店に移動する途中で事故が起きたという。
事故発生から約8時間が経過した27日正午ごろ、亀田容疑者は野田署に出頭したが、呼気検査では基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)を下回る微量のアルコールしか検出されなかった。
亀田容疑者は、仲間と居酒屋に行ったことは認めたが「自分はジュースを飲んだ」と飲酒を否認。県警は酒気帯び容疑での逮捕を見送った。
ところが、その後、県警が同乗者から事情を聴いたところ、亀田容疑者も2軒の居酒屋でビールやサワーを飲んでいた疑いが浮上。
県警は酒の種類や量、時間などを裏付け、ウィドマーク法で事故時のアルコール濃度を算出した。
・・・この亀田ってガキがかなりバカなのは今更言うにおよびませんが、千葉県警の執念もなかなかすごいと思います。
この事件、画像ではフロントがグチャグチャに大破したア○ファードが印象的でしたが、逃げた5人のアホどもは被害に遭ったお宅と事故で犠牲になった仲間(もっとも、彼も生きていたら飲酒運転を黙認した1人として逮捕されることになるが)のことを考えなかったんでしょうか??
起こしてしまったものはもうどうしようもないので今更言及しないけど、そのあとの後始末ぐらいはキチンとしろや。
運転するということは、同時に凶器を走らせるという意識を持ちやがれ。
まぁ、それ以前に人としての自覚を持てや。
・・・こいつらにはそういう言葉を吐きたいですね。
さて、文中に出るウィドマーク法・・・
聞きなれない方が殆どだと思いますが、アルコールが体内で分解される代謝の仕組みに基づき、運転者の過去の体内アルコール濃度を推計する計算法でして、領収書や注文票などから、酒の種類や量、事故までの時間、本人の体重などを一定の数式に当てはめて算出するもの。
なので、逃走するなどし酔いをさまして出頭しても、飲酒運転を理論的に立証することができるため、飲酒事故が社会問題化した06年ごろから各都道府県警で捜査に本格導入しているそうです。
以前だと、時間が経つとお手上げだったこの種の事故も、ウィドマーク法が適用されるようになってから解決に至ったケースも多く、それと同時に飲酒運転も著しく低下。
記憶が確かなら、このウィドマーク法が適用されたのは、2006年に福岡の海の中道で市職員が飲酒運転で前の車に追突し、前の車の後部に乗っていた子供3人が犠牲になった事故が最初だったはずです。
こういうくだらん事故が減るのは我々運転する側からすれば非常に有難いことですが、それでもゼロにならないのは、こうしたバカどもがいるからなんですねぇ・・・
Posted at 2012/12/12 10:42:45 | |
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