元・俳優で農業家の菅原文太氏が28日午前3時、転移性肝がんによる肝不全のため逝去されたそうで・・・・・・・・・
つい先日、高倉健さん(享年83)やジョニー大倉さん(享年62)が亡くなられたばかりの渦中で、今度は東宝出身の銀幕スターが亡くなられたことにはさすがにショックを隠し切れないです。
思えば、文さんとの最初の出会いは「仁義なき戦い」ではなく、「トラック野郎」の初作である「御意見無用」だったわけですが、そこから「故郷(ふるさと)特急便」までの都合10作品が5年間の間に立て続けで上映されたわけです。
当然、全てリアルタイムで観たわけではなく、全シリーズのレンタルビデオやTV放映分を録画し、VHSデッキで何度も何度も観たわけですが、桃次郎がマドンナに出会うも叶いそうで叶わぬ恋、ジョナサンや彼の家族とのやり取り、そして、ボルサリーノ2やジョーズ、ノサップ、コリーダ・・・数々のライバルとの運転バトルは何度観てもハラハラドキドキします。
出演陣もトータルで見ると、今では考えられないほど豪華絢爛だったこともこの当時の映画に賭ける凄さを象徴していたと思います。
主役級で見ても若山冨三郎、田中邦衛、千葉真一、地井武男、杉浦直樹・・・と凄いのに、脇役級でも鈴木ヒロミツ、ラビット関根(現・関根勉)、笑福亭鶴光、由利徹、ばってん荒川・・・と、その顔ぶれにはただただ驚かされっぱなしです。
ヒロインも夏目雅子、由美かおる、小野みゆき、八代亜紀、原田美枝子、片平なぎさ、あき竹城・・・・・とこれまた豪華すぎるほど豪華。
細かいキャスティングにまでこだわるあたり、さすがは鈴木流・・・と思わせる妙ですね。
しかし、悲しいかな、男性は半分以上の方が、そして女性でも夏目さんがうすでにお亡くなりになられています。。
そして、このシリーズの監督であった鈴木則文さんも5月に亡くなられ、そして、今度は桃さんまでもが・・・・
キンキンこと愛川欣也氏もわずか数か月の間に2大柱を失ってショックでしょうねぇ・・・。
みんカラユーザーさんの中にも「トラック野郎」を観て、クルマ/トラック(カミオン)が好きになったり、ドライバーという職業にあこがれを抱いたり、はたまたアートトラック(デコトラ)そのものに惹かれた・・・という方はきっといらっしゃると思います。
自分もその一人なわけですが、ひとつの映画が自分の趣味を決定づける・・・という意味では、この映画の存在感は半端なかったと思います。
近年では、農業や日本の在り方に対して真摯に向き合うなど、俳優の仕事に距離を置いてはいましたが、日曜朝にニッポン放送から流れるぶっきらぼうだけどストレートな語り口にほっこりさせられていたのは事実です。
「菅原文太 日本人の底力」という時間にして20分ぐらいの週一番組でしたが、色々な著名人や政治家、実業家などを相手に忌憚なく意見を受け止め、自分の考えをぶつける姿勢はまさに”文太兄ィ”の片鱗すら覚えました。
文さんといえば、クルマのCMにもいくつか出ていまして・・・
ホンダ アスコット
CMはここをクリック
25年前ですね~
スズキ キャリィ
CMはここをクリック
こちらは最近なので、ご記憶の方も多いでしょう(^^;
未だ亡くなられたことが信じられません・・・・・・
今はただただご冥福をお祈りするしかないですね・・・・・・
Posted at 2014/12/01 16:43:03 | |
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