本日、2代目フリードが登場しました。
先代は2008年5月登場でしたから、8年4ヶ月ぶりのFMCとなるわけです。
冷静に振り返ると、今までこのシリーズ(キャパ、モビリオ、モビリオスパイク)はFMCを経験した車種がありませんでしたので、フリードはホンダのこの手のモデルで初めて全面改良を受けた車種でもあります。
エクステリアは先代の良さを引き継ぎつつ、フィット色を加味した嫌味の無いもので、個人的には嫌いではないですね~
インテリアは画像で見る限り、着座位置の改良やシートアレンジの改良、インパネレイアウトの最適化でいい方向に昇華されている印象を受けます。
さて、今回のポイントはいくつかあります。
①ハイブリッドシステムを「IMA」から「スポーツハイブリッド i-DCD」へ
②ハイブリッド+AWDを新設定
③ホンダセンシングの設定
④スパイクの廃止→代わりに「+」を設定
⑤ハブを100/4Hから114.3/5Hに変更
①は言うまでも無く、フィット等に搭載済みのユニットですが、初期はリコールの嵐で信頼性が疑われまくっていましたが、グレイスあたりから徐々に信頼と落ち着きを取り戻した印象があります。
やや重量的にかさばるフリードへの搭載ですので、フィットよりは鈍重でしょうけど、そうは言っても先代のIMAと比べると雲泥の差となるのは間違いないです。
②は最大のライバルであろうP180シエンタにはない大きな武器です。
これもフィットから移植とはなりますが、特に積雪地等でこういう仕様のミニバンを待っていた人は多いはずです。
③は最近のホンダが積極的に採り入れている、俗にいう「安全運転支援システム」ですが、ミリ波レーダー+単眼カメラ式による監視の下、衝突軽減ブレーキ、前走車追従式のアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システムなどをセットしたもの。
驚くことに、セットで標識を認識する機能や誤発進抑制機能、先行車発進通知機能まであります。
価格は一気に15万円以上跳ね上がりますが、対外車(者)を守るだけではなく、先々の任意保険料の絡みもありますから、これは積極的に選んでおくべきアイテムだと自分は思いますね。
④はコスト削減の意味合いもあると思いますが、ホンダは表向きの理由を「外見でスパイクを選ぶ人が殆どいないから」としていますが、この選択は正解ですね。
さらに掘り下げて書くと、かつて中盤まで存在した「フレックス」の復活版ともいえると思います。
実は自分の母親もスパイクユーザーですが、確かに機能重視で選んでいて、外見はそこまで気にしていませんでした(笑
⑤はどう考えてもシエンタ対策にしか思えません(爆
シエンタが100/5Hを採用することに気付いたホンダが、急遽5Hローターで対抗することに決めた流れを容易に想像できます(^^;
幸か不幸か(?)、ホンダには100/5Hというのが存在しないので、114.3/5Hとなっていますが、十中八九ヴェゼルあたりを流用しているでしょう。
ただ、この決断はユーザー側からすれば「思わぬ副産物・棚から牡丹餅」なわけです。
何故なら、100/4Hよりも114.3/5Hのほうがアフターホイールの選択肢が断然多いから(^^;
言い換えると、足下を色々と決めやすくなるということで、ある意味この部分は「ホンダ様様」でしょう。
正直、プライスゾーンを見ると、かなり値上がりした印象はありますし、RP1-4に肉迫している(オーバーラップしている)印象は否めませんが、何だかんだで「ステップワゴンじゃ大きすぎるしな~・・」「シエンタはちょっとドぎついなぁ~・・」って方にはうってつけだと思います。
Posted at 2016/09/16 20:20:23 | |
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