
カービューより
ルノー・ジャポンは26日、5ドアハッチバックの新型“メガーヌ”を発表、全国のルノー正規販売店を通じて同日販売を開始した。
ルノー・メガーヌは、1995年にルノー19の後継車として初代が誕生、2003年に2世代目モデルが登場し、今回発表のモデルで3代目となる。
新型では、先代から“デザイン フォー ザ ドライバー”のコンセプトを受け継ぎながら、内外装のデザインをはじめ、装備、走行性能など、すべてが刷新された。
エクステリアは、伸びやかなボディラインにシャープなプレスラインを組み合わせることで個性的なフォルムを創出。
低く安定感のあるプロポーションに仕上げられた。
なお、エクステリアデザインはルノー車で初めてデジタル技術のみを駆使して描かれたという。
ボディサイズは、全長4325mm×全幅1810mm×全高1470mmで、ホイールベースは2640mmとなっている。
ドライバーと乗員の全員が快適なドライブを楽しめる空間を目指したというインテリアは、“プレミアムライン”では明るい雰囲気に、“GTライン”ではダークカーボンと呼ばれる黒を基調としたスポーティな仕上げとなる。
全車共通の装備は、バイキセノンヘッドライト、CD一体型オーディオ、2ゾーンオートエアコン、ESP(横滑り防止装置)、EBD(電子制御制動力配分システム)など。
GTラインにはこれらに加え、専用シャシー(スプリング&ダンパー)、17インチ専用アロイホイール(プレミアムラインは16インチ)、プライバシーガラス、ダークカーボンフロントファブリックスポーツシート、ホワイトメーターなどが装備される。
またエクステリアも専用フロントグリルやボディ同色のリアバンパー、ディフューザーなどにより差別化が図られている。
エンジンは、プレミアムライン、GTラインともに、ルノー日産アライアンスが共同開発した2リッター直列4気筒DOHC16バルブの“M4R”ユニットが搭載される。
スペックは、最高出力140ps、最大トルク19.9kg-m。
組み合わされるトランスミッションは、新採用となる6速マニュアルモード付CVTで、ロングドライブからスポーティな走りまで幅広い走りに対応する。
価格は、プレミアムラインが268万円、GTラインは275万円。
・・・この3代目、本国での登場は2008年ですから、日本への投入は実に3年遅れいうある意味”失態”ともいえるタイミングです。
ここまで遅れた背景には「日本市場に入れよか?いや、やめよか?」の繰り返しがあったからに他ならないと思っていますが。
なぜなら、”ルノー=日産アライアンス”の信条を貫き、日産のメカ(M4R=MR20DE、CVT=ジヤトコ製のエクストロニックCVT・・・なので)を最大限流用して製造し、ルノーと日産、あるいはルノーサムスンの結束力を証明/実現させるのであれば、本国から半年以内で登場させるべきだったと思うし、(人数はともかく)同時にⅢの日本登場を期待している人も少なくはなかったはず。
確かに日本においてルノーのイメージは日産の血が入ってからは以前と比べると良くはなっていますが、それでもまだまだメジャーになりきれていない印象があります。
でも、ルノースポールシリーズやコレオス、カングー、ビボップ等、見て乗ってみると「こりゃいいかも!」っていう車種が多いのも事実。
ルノーというメーカー、フランス流の質実剛健なメーカーなのかもしれない。
スタンス的にはドイツでいうところのオペルに近いです(笑
どういうことか?
要は「もっとメーカーの良さ(ウリ)をアピールしなさい!」ってことですw
・・・まぁ、色々と苦言を呈してしまいましたが、総合的に見るとさすがに本国デビュー当初のような新鮮味は薄れましたが、それでも日本車の無難なスタイリングと比べるとやはり”超・個性的”といわざるを得ません。
メカも日産クオリティなわけですから、スペック的に平凡だとしても、乗ってみると「あ、この瞬間がルノー車なんだねww」と思える安心感を与えてくれること間違いないでしょう!!
惜しむらくは1.6L(H4M=HR16DE)とセダン版の「フルエンス」がないこと。
まぁこれは反響次第で・・・ということでしょうか(^^;
Posted at 2011/05/27 16:17:29 | |
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