レスポンスより
マツダは7日、ロータリーエンジン搭載車『RX-8』の生産を2012年6月に終了すると発表。
ただし、ロータリーエンジンの研究・開発は継続するとしている。
山内孝代表取締役会長社長兼CEOは、「ロータリーエンジンを搭載した『マツダ 787B』がルマン24時間レースで優勝して20周年となる今年、ルマン・サルトサーキットや国内各地で『787B』のデモンストレーション走行や車両展示を実施しました。優勝した当時を知る方からそのお子さままで、多くの方々が『787B』のロータリーサウンドに耳を傾け、雄姿に見入ってくださいました」。
「ロータリーエンジンが多くの方々に愛されている事を強く実感しています。『RX-8』の生産は終了しますが、ロータリーエンジンがマツダの魂のひとつであることに変わりはありません。マツダは今後もロータリーエンジンの研究・開発を継続していきます」とコメントしている。
同社は、RX-8生産終了の公表とあわせて、最後の特別仕様車「SPIRIT R」を11月24日に発売すると発表、販売計画台数は1000台を予定している。
価格は6MT車が325万円、6速AT車が312万円。
・・・登場が2003年なので、生産終了年の2012年で9年。
車名からして今年中に終了すれば名実とも「8」なわけですが、山内氏もロータリーファンの声を無視できなかったのでしょう、終了は来年6月と発表されました。
既に北米や欧州向けはエミッションの関係で発売が終了していますが、ここ日本ではRX-7時代からの根強いファンに支えられ未だ現役。
エコロジーだの効率だのと声高に叫ばれている昨今、以前にも増してスポーツカーに対する風当たりは強くなってはいますが、そんな中でドライビングプレジャーを提唱し続けているマツダの代表格が表市場から幕を下ろすというのは非常に残念な話ではあります。
幸い、ロータリー開発部門は継続とのことで、完全にロータリーの幕が下りるというわけではありませんが
、「ロータリーエンジン=マツダ」「マツダ=ロータリーエンジン」というイメージはあまりにも強大ですし、いつかまたRX-7やRX-8の精神を受け継いだ車種が登場してくれることを信じたいと思います。
とはいっても、そのときは生粋のスポーツカーではないのでしょうけれど・・・
Posted at 2011/10/07 13:35:47 | |
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