トヨタ自動車は26日、新型ハイブリッド車“アクア”を全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店を通じて12月26日に発売した。
アクアは全長4mを切るコンパクトなハッチバックボディにトヨタが得意とするハイブリッドシステムを組み合わせ、世界トップレベルの低燃費と169万円からのエントリー価格を実現したコンパクトカーだ。
ボディサイズは、全高3995mm×全幅1695mm×全高1445mm、ホイールベース2550mm。
取り回しに優れる5ナンバーサイズに仕上がっている。
室内は、ゆったりサイズのフロントシートの採用や、リヤシートのヘッドクリアランス、ひざ周りに余裕を持たせるなどの工夫により、快適な室内空間を追求。
またハイブリッドバッテリーを小型化し、リヤシート下に配置したことで、305リットルの荷室容量を確保している。
ハイブリッドシステムは、1.5リッターエンジン(最高出力74ps、最大トルク11.3kg-m)に、モーター(最高出力61ps、最大トルク17.2kg-m)を組み合わせ、システム全体で最高出力100psを発生。
燃費はJC08モードで35.4km/L、10.15モードでは40.0km/Lと、世界トップの低燃費を実現した。
モーターのみで走るEVドライブモードも備え、短距離であれば排出ガスを出さずに走ることができる。
装備面では、全車にオートエアコン、ワイヤレスドアロックリモートコントロール、ファブリックシート、横滑り防止装置のVSCや、タイヤの空転を制御するTRCなどが標準装備される。
グレードは装備レベルの異なる“G”、“S”、“L”の3タイプが設定され、オーディオやナビゲーションはオプションとなる。
また複数の装備をひとまとめにした様々なパッケージオプション(スマートエントリーパッケージ、LEDヘッドランプパッケージ、ツーリングパッケージ、ビューティパッケージなど)が用意され、ユーザーが好みにあわせて選べるようにした。
アクアの価格は以下。
・L:169万円
・S:179万円
・G:185万円
・・・かねてから「車名はプリウスCか?」などといわれていたアクアが登場しました。
東モ2011にもプロトが出品されていたのでご覧になった方も多いかと思いますが、20プリウスのTHSⅡをベースに軽量化と高効率化を追求した上で、車体をヴィッツクラスのサイズとしたトヨタ最小のハイブリッドカーです。
トヨタの東北復興支援計画に含まれているからか、生産は堤工場ではなくラクティス(トレジア)やルミオンと同じ関東自工の岩手工場。
ここはある意味、トヨタの良心とも取れます。
最大のライバルは言うまでもなくフィットハイブリッドで、実際にベンチマークとしたのも事実でしょう。
ただ、メーカーいわくライバルはスカイアクティブのデミオやミライースなどといった「非ハイブリッドカー」なんだそうです。
だったら余計に
「素直にヴィッツをハイブリッド化すりゃよかったのに・・」と思うのですがw
スタイルは良くも悪くも「トヨタ車」してますが、結構無難な仕上がりでプリウス以上に老若男女を問わず支持されそうなものとなっています。
サイズはギリギリ4mを切る3.995mmでホイールベースは幸か不幸か三菱iと同じ2.550mm(笑
価格は最上級のGですら200万円を切るバーゲンプライスなので、若い層やセカンドカー検討者からも支持されそうです。
(そっか、これを安く見せるためにプリウスは値上げしたのか!と思った人は少なくないはずww)
ただ、どうしても解せない部分があり・・・
①何でLのリヤウインドーはハンドパワーウインドーなのか?
②何でLだけがわざわざ重くなるテンパータイヤ仕様なのか?
(他グレードはパンク修理キット)
特に①についてはあまつさえコスト管理にうるさいトヨタが廉価グレードだけのために
ハンドパワーウインドーを用意したのが、かなり理解に苦しみます・・・。
そういう部品は全車共通にしたほうがどー考えてもコスト単価が下がるのに・・・変ですよ・・(笑
Posted at 2011/12/27 01:54:05 | |
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