①からのつづき
さてさて、旅行の話ばかりではつまらないので、ここで今回の相棒だったNHP10ことトヨタ・アクアのことに少し触れてみたいと思います。
(使用車両はG、内装色はアースブラウン、色はスーパーホワイトⅡ)
エクステリアは出た当初、「わちゃ~・・・・・」と思っていましたが、台数が爆発的に増えたからでしょうか・・・今では以前ほどの違和感を感じなくなりましたねぇ・・・
サイズもほぼ4mで、取り回しにも苦労しません。
ロックtoロックも約3.5回転で操作しやすい範疇にあります。
オプションの「スマートエントリーパッケージ」装着車だったのですが、やはり、助手席からも施錠/開錠出来るのはとても便利です。
でも「何故、標準装備にしないのでしょう?」とは思いましたが・・・(笑
あえて苦言を呈するなら、小さいリヤワイパー。
面積上の都合とはいえ、アレは何とかならなかったのでしょうか?
雨天や積雪時にコレではちょっと心細すぎます。。
インテリアについては「可もなく不可もなく」。
色遣いも素材も「クラス相応」だと言われればそうなんですが、Gあたりは「限られた予算内で頑張ってるなぁ~」と思う部分もありはするわけです。
ポケット(収納)部分が多めなのはありがたいですね。
気になったのが、前席ヘッドレストがあまりにも大きすぎること。
国土交通省対策で大きくしなければいけないのはわかりますが、ときに著しく視界を妨げる原因になっていることがあるのは確かです。
何でも大きくすりゃいいってもんではないと思います。
また、同じデジタルセンターメーターでも、プリウスのようにグリーン、ホワイト、アンバー、ブルーなど複数色を使ったものだと見やすいのですが、コイツはグリーンの単色で昼夜を問わず少々見辛かったです。
また、平均燃費はプリウス系とは違って車両を施錠/開錠する(つまり、クルマから離れる)たびにリセットされてしまうので、あくまで「移動間での単なる目安」でしかなく、本格的に計りたければ自分自身で記録と記憶を残しておかなければいけない面倒さが発生します。
センターメーターは賛否両論あろうかと思いますが、自分的にはデジタルであればこの位置でも問題ないと思っています。
メーターはドライバーが瞬時に情報を読みとる場所なだけに、コストが多少上がっても構わないので見やすさをもう少し追求してほしいと思います。
EVモードスイッチはサイドレバー横のちょっとわかりにくい位置にあるのが気に食わないですね。
プリウス系にある「SPORT」モードスイッチが無いのも、「ココ一番で加速したい!」って時に不満を覚える要素です。
エアコンスイッチと表示部分は個人的感想を言えば「×」です。
グリーンバックに細めのブラックの文字はとにかく見づらいし、ボタンも小さくて操作しづらい。
この手の液晶表示方式は個人的に嫌いなので、出来ることならプリウスと同方式にしたほうが宜しいかと。
情報を把握しづらい上、扱いにくいのは非常にいただけないです。
室内空間については、5人乗車で移動となると「狭い」というのが自分の意見ですが、2~3人での移動ならまず不満は出ないと思います。
前席ポジションを快適な位置に合わせると後席足下が狭くなり、後席をある程度快適にするためには前席をある程度きつくしなければいけない・・・という悪循環に陥るので、後席に人が乗る場合はある程度の割り切りは必要です。
後席のヘッドクリアランスについては、今更とやかく言ってもしょうがないので詳細は省きます。
動力性能について。
ハイブリッドカーの運転は普段「プリウスα」で慣れているとはいえ、重量の差もあるからでしょうか、出だしがかなり軽く感じました。
軽いといっても、もちろん軽自動車のような単に甘っちょろいものではなく、そこそこの重量感を持たせつつコンパクトカーらしいキビキビ感を併せたものだということです。
キャラ上、加速力云々で勝負するクルマではないことは十分承知していますが、真面目な話、ヘタなセダン顔負けと言っていいでしょう。
プリウスほどではないにしろ、普段はゆるり、時折ググッと踏み込んでみるとそのギャップに驚かされます。
伊達に1NZ-FXEエンジン+1LMモーターを積んでいないだけあるなぁ~・・・と(笑
長距離走覇してみてわかったのですが、このユニットの真骨頂は、60~80km/h間での走行バランスのよさに尽きると思います。
77~78km/hあたりがEVモードの限界点なわけですが、ここに到達するまでのこのあたりの区間が燃費・(突き上げや踏ん張り等、様々な角度から見た)乗り心地ともに一番良質だと感じたからです。
当然、それ以上になるとEVモードは作動しなくなって徐々にエンジン音が唸り始めるし、それ以下になると運転状況でガソリン/EVモードがせわしなく変わるので、静かになったり五月蠅くなったりの繰り返しになります。
110km/hあたりの時点でエンジンノイズの室内への侵入は遮音材が薄目だからか、非常にノイジーに感じました。
もちろん、それ以上になると・・・・(以下自粛w
乗り心地はストラット/ビームの割にストロークも十分なので、凹凸を乗り越えた時も殆ど不快に感じることはありませんでした。
ヴィッツよりも重量が増した分、むしろ(クラス以上の)重厚ささえ感じたほどです。
ただ、横Gに対する順応性の甘さとロードノイズの大きさ(ひどさ)は要改善かと思われ。
燃費面は言わずもがな。
正確な燃費は紀行の最後に発表しますが、北の大地ではハイペースで走ってもまず20km/Lを切ることはありません・・・驚きを通り越して「素晴らしい」の一言に尽きます(^^;