砂漠の覇者　さよならパジェロ

三菱がパジェロの次期型の国内投入を見送るようですね。

近年の販売数から考えても、やっぱりというかそんな気はしていましたけど。三菱のアイデンティティーはどんどん薄くなってきている気がします。現状ではどうしようもないのでしょうけど‥

このテの車を「RV」(懐かし！)と言っていた頃はパジェロは代表的な車種でした。個人的にいまだに「SUV」って言い方カッコ良すぎてなじめません(笑)


モータースポーツ的な視点でいえばパジェロといえばやっぱり
パリダカ！シノケン！
になりますね。

うちの本棚をあさるとこんな書籍が出てきましたよ。なつかし～



パジェロはパリダカールラリーでは７連覇を含む総合優勝１２回という輝かしい戦績を残しています。まさに無敵という時代もありました。



年々競技自体が高速化しマシンがクロカンというよりもプロトタイプ化しても何時もパジェロは速く強かった。






そして篠塚健次郎(９７年)増岡浩(０２年、０３年)の日本人ドライバーによる歴史的な３勝もパジェロによって成されたものです。








どこまでも続く砂の海と砂丘を駆け抜ける戦いはどこまでも美しく開催地が変わってもWRCとはまた違ったカタルシスを感じます。昔は地上波でも放送していてWRCよりもなじみ深い方も多かったんじゃないでしょうかね。



近年は冬のラリーでこんな「パジェロ」も見かけられました(笑)

また一つ日本のモータースポーツの重要なネームが消えていくと思うと一抹の寂しさを感じてしまいますね。