• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

FlyingVのブログ一覧

2017年03月14日 イイね!

小ネタと物欲とプレミアムRX

確定申告も終わり、ようやく一息ついた先週末。
この時期思い出すのは、以前、お手伝いしていた商社が税務署にカチこまれた時のこと。
ドヤドヤと上がり込む職員たちに、「はい、動かないで。」と仕事を止められ、緊張で顔をこわばらせる本社の管理担当取締役と社員、そして、その間を縫って社長室に直行する国税調査官。
社長が出社前だったため、私をはじめ経営幹部が慌ててついて行き、言われるままに社長室を開錠して、社長が出社するまで待機していると、駐車場に響く野太い排気音。
「あれ、社長さんのお車ですか?いい車乗ってますね。」とねちっこい声で聞こえるようにつぶやく国税調査官。
その視線の先には、750のアルピナから携帯片手に慌てて降りてくる社長の姿。
「すいません、、、」とそのまま社長室に駆け込んで来たところで、調査開始。
調査と言っても、狙い撃ちに来たに違いなく、金庫は勿論、クローゼットの中やら容赦なく、特に社長室に関しては、絨毯の下などなど、領収書の紙片ひとつ見逃さない、強制捜査そのもの。

我々が見守る中、5,6人総がかりで書庫をひっくり返したり、ガサゴソとしていると、突然、社長の一番下の引き出しに手を突っ込んでいた国税調査官がピタリと動きを止めたのでした。
その手には何かが握られている。
それを見て「ゲッ!!」と声を上げる社長。
「何事!!」とこの日一番の緊張が走る社長室。

手のブツから顔を上げ、眼鏡の奥から鋭い視線を送る国税調査官。
見る見る顔色が変わる社長。
「社長、これは、、、」と国税調査官の手に握られていたそれは、、、、
当時、最も薄いと言われていた、オカ○ト製の『うすうす0.01㎜』・・・しかも使いかけ・・・

社長室にもっともあってはならない類のものが、税務調査で出て来たことで、その場にいた全員の目が点になるも、食えないことで有名な社長は、
「これは損金として否認ですかね。避妊具だけに。ダハハハ」
などど軽口をほざき、全員が唖然とする中、国税調査官もさるもので、
「どちらのヒニンも社長の都合では決められません。」ときっぱり返しておりました。
これが影響したかどうかは不明ですが、その後、1週間貼りつかれ、きっちり重加算をくらい追納となったのでした。

ここで良い子のみんなに、AAでお馴染みの四次元殺法コンビから、ありがたい金言を。


   

と、いつものごとく前置きが長くなりましたが、さて、本題。

S3にプラズマダイレクトを奢った際、心残りだったのが、プラグ交換。
DENSOのイリジウムパワーを買い置きし、そのままにしておいたので、燃焼室の状態も見たいし、確定申告も終わって気持ちが軽くなったこともあり取り掛かることにいたしました。

しかし、何気なく、CARTOPをパラパラめくったのがいけなかった。
佐藤琢磨の顔半分が大写りになった広告ページに踊る、『最強の点火プラグ』の文字。
その名は、、、、、『NGK プレミアムRX』
技術的な説明は省きますが、燃焼画像を見ると、その着火性能、火花の強さはイリジウム、プラチナの比ではなく、しかも6倍の長寿命と来ている。
良い爆発は良い燃焼から』をモットーとする私の物欲センサーは瞬時にオーバーレブし、
「これは買うしかないでしょ!!!」とDENSOからの逆検索を掛けたりとあらゆる適合を探すも、全くなし(涙)
それでも、どうしても欲しい私がしたことは、嫁の足車用として、注文してしまったのでした。
ついでに、その効果をさらに体感できるよう、イグニッションコイルも新品を発注。

そしてもろもろパーツが届いた週末に、都合、2台のプラグ交換を敢行いたしました、



まずは嫁車から。



作業工程の画像は割愛。
インタークーラーのパイピングを外して、プラグへのアクセスを確保します。



新品のイグニッションコイル。



新旧のプラグ比較です。
きれいな焼け方をしておりました。プラミアムRXプラグ、いい火花飛ばしそうな形状で、期待が高まります。
コイルもすべて交換し、次はS3へ。



なんども取り外ししているので、あっという間にこの状態。
実は、プラズマダイレクトを装着する際、3番4番のプラグブーツがどうしても外れなかったので、今回はその交換も兼ねての作業です。

プラグレンチを少々カスタマイズし、サクサク外れるプラグ達。

トルクレンチは貸し出したまま未だ戻って来ないので、今回もCARBOY誌でお馴染み、白鳥師匠から習った『テルクレンチ』です。

※テルクレンチとは、必ず、設定トルクを声に出しながら回していかないとそのトルクにならないといった、近々、無形文化遺産に登録される噂が実しやかにささやかれる、ある地域と世代にのみ伝わる民間伝承である(柳田国男&白鳥氏談:嘘)

以前、E36M3のプラグ交換で期せずして息子の『時そば』にしてやられた経験から、今回は余人を排して単独作業。

ご近所の皆様におきましては、日曜の朝から、「2㎏!」と謎の雄たけびを上げてしまい、大変失礼いたしました。



色々端折って、取り外したプラグはこんな感じ。
電極が少々白っぽいのは、もしかしたら熱価が足りないのかもしれませんが、純正に比べ、電極が細く火花が大きいイリジウムパワーなら、大丈夫でしょう。

気になるカーボンはと申しますと、リング部分に若干付着が見られる程度。
カーボン除去剤が残っているので、次のプラグ交換まで様子見です。

さて、交換後のインプレですが、まず、嫁車は点火系丸ごとリフレッシュした効果は絶大で、最初、アイドリングが普段より1000rpm高いことに驚き、これも学習していくだろうと乗り出すと、レスポンスの鋭さ、過給の掛かり具合、そしてエンジン音、どれ一つとっても、同じ車とは思えないぐらい向上し、リファインされたものとして体感できたのです。
嫁も「軽い、速い、気持ちいい!」と大絶賛。

しばらく走り回り、ROMがある程度学習するとアイドリングは落ち着き、プレミアムRXプラグの効果に納得。これなら、燃費にも期待がかなり持てます。

そして、S3はと申しますと、顕著な効果はないだろうと高をくくっていたのが、ボンネットの下から響いて来るメカニカルサウンドが、金管楽器の共鳴管の中で鳴っていると申しましょうか、気持ちよくハミングをしているような、そんな感じがいたしました。

しかし、普段使わない筋肉を思い切り酷使した体は、ダメージ甚大で、本日までバンテリン大量貼布をする羽目に・・・

痛む体を横たえ、今度は、今月号のTIPOをパラパラめくっていると、オカルト心を抉るある記事が!!!
その名は、 アイスヒューズ
過去、ヒューズにも多々泣かされてきた私。
(ご参考:E36M3ヒューズ全交換E46M3不動車伝説アルファロメオGTV 溶けるまで愛して
TIPOでの被験車両は156で、シャシダイでの馬力向上(1馬力ですが)も確認されているとのこと。
抵抗値を極限まで低くして、電気の整流効果があるといった、オカルト要素満載のこの製品。

やばい、、、、全部替えて20,000円程度、、、、ホイールも注文しなくてはならない時に、こんなにオカルト心に点火してくるものが、、、、ああ、誰か、バイアスだらけの私の物欲ヒューズを、根こそぎひっこ抜いてください。。。

Posted at 2017/03/14 14:16:00 | コメント(4) | トラックバック(0) | AUDI S3 | 日記

プロフィール

「LとM (お披露目オフ&おまけの昭和レトロ) http://cvw.jp/b/192969/48462850/
何シテル?   06/02 11:47
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2017/3 >>

   1234
567891011
1213 1415161718
19202122232425
262728293031 

リンク・クリップ

蛇使いたちの特濃空間 エテロドッソさん 
カテゴリ:メンテ&チューン
2011/12/06 10:03:34
 
BMWのマイスターショップ TKsquareさん  
カテゴリ:メンテ&チューン
2011/12/06 09:56:25
 

愛車一覧

BMW M3 セダン おハナさん (BMW M3 セダン)
M3最後であろう純粋な内燃機関をどうしても乗っておきたく、大好きなF80M3を手放し、迎 ...
BMW 1シリーズ ハッチバック BMW 1シリーズ ハッチバック
スイフトRS-Tを嫁に進呈し、その後釜としてやってきたのがこちら。一度は真剣に購入を考え ...
スズキ スイフト スズキ スイフト
初めての新車として我が家にやってきたスイフトRS-Tです。 旧型よりも格段に向上したボデ ...
BMW M3 セダン 電子制御の鎖で繋がれたバイエルンの獣 (BMW M3 セダン)
難病が寛解したら絶対にこれに乗ると心に決め、闘病し続けた3年半。 2020年に待ちに待っ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation