本当ならこの日の朝は5年前にも訪れた
知床峠でこんなご来光を拝むハズでしたが…
残念ながら知床峠は5月まで冬季閉鎖。仕方なく斜里の市街で車中泊となりましたが…
ついに今回の長旅始まって以来の、イマイチな天気を迎えてしまいました、どんより曇天(汗
昨日は一昨日からの徹夜で旭川~帯広~襟裳岬~釧路~根室~野付~知床と巡ったので
もはや気絶するかの如く寝入ってしまいまして…朝起きたら二酸化炭素量がヤバかった(怖
やっぱり冬場でも長時間車内に閉じこもる際は窓を少しは開けておかないとダメですね…
この日も勿論、目覚ましに頼らず感覚的に目覚めたら起きる、というのんびりスタイルです。
起きたらとりあえずお湯を沸かして紅茶を入れたりしてこの日の旅程を色々考えます(^^;
朝食は道の駅おとふけの満寿屋商店みちますで買った極上のパン!
日が経っても電子レンジのおかげでめちゃ美味しく頂けました。次も絶対に買いたい…。
そして本日の旅程ですが…昨日と一昨日の2日間がとち狂った内容だっただけに…
しかも長旅も1週間経過して疲労も蓄積、さらに天気もイマイチだし、もうゆる~く参ろうか、と。
おまけに翌日は大雪山アタックを控えてるので体力温存もしておかないとね、ってことで…
いやいや、全然ゆるくないやん…(涙
阿寒湖周辺は以前も訪れてるので今回は他の旅程と比べて特に目新しさはない上に、
前回訪れた時と同様に…そう、5年前の時も10日くらいの長旅で北海道周遊しましたが、
なんと!この阿寒湖を訪れた時だけ天気が悪かったんですよね…まさかのWでリピート(爆
もうね、言うしかないよね…前回も言ったけど…
やっぱり阿寒はアカンかった~!(笑
・・・・。
本当ならここでも登山しようかと当初は考えてたんですけどね…それも前回と全く同じ考えで。
まぁ2週間以上も北海道にいて2週間ずっと晴天なワケはないから…贅沢言っちゃダメですね。
朝食を済ませたら…まずは国道334号線を知床ウトロ方面へ。
となれば、もうわかりますよね?この道…
はい、見えてきましたね…このやたらめったら長い直線…
はい、直線番長御用達スポット、知床の天に続く道です!
相変わらず看板がビミョーに傾いててキィェェェェェェ!ってなりそうですが(笑
5年前の時も勿論、同じ場所で同じように…撮ってましたねぇ、季節は秋でしたが(汗
前回はレンタカーでしたが、今回は愛車ですからね!
このキリトリセンみたいなのが好きなんですよねぇ(笑
全国あちこちキリトリセン写真を撮りに行ってて相変わらずアホだなぁ、と(汗
北海道なんかは他にも何箇所かありますが、やはりここが一番良いですね。
実はもう1箇所、比較的ここから近い場所に大好きなキリトリセンスポットがあるんですが…
ここへ寄ってから屈斜路湖方面へ行こうとするととんでもないルートになってしまうので
こちらも泣く泣く諦めました。曇天とは言え、冠雪した斜里岳はバッチリ見えていたので
悩んだんですけどねぇ…まぁ一応以前訪れてはいるので、今回はまぁ無しですね。
黒澤明ファンだったら絶対知ってる場所ですよね。奥にちょうど斜里岳が見えます(^^;
ここは直線道路は直線でも、上下にウネウネしまくってるのがミソです(笑
他にもこの界隈だと道道857号線も地図ヲタには有名なキリトリセンロードです(笑
なかなか来られない北海道の端っこなんで、いろんな構図で撮影しておきました(^^;
因みに…数日前にも訪れた美唄にある直線道路がここよりほんの数百メートル長いだけで
日本一にはなってますが、ただ直線なだけで絶景ではないので琴線には触れませんでした。
この道のすぐ北側はオホーツク海で、網走湾越しに約40数キロ先の網走市が見えてます。
因みに天気がもっと良ければその先にある能取岬も見えますが…今回は微妙でした(汗
能取岬は他の断崖絶壁に建つ灯台と違って草原の中にポツンって感じで好きですね。
撮影してたら同じように車中泊旅中のご夫婦にお会いしたので色々談笑してました。
やっぱり北海道はそういう人、多いですね。大雪山でボードがしたいと仰ってました(^^;
そんなご夫婦を見送ったので…自分もぼちぼち出発しますかね。
この天に続く道は少し下ったところにもこんな展望台が設けられてます。
今気づきましたが…写真の左奥に道が続いてますね…まさに天まで続いてそうです!
因みにこの天に続く道を最初に知ったのは多分に漏れず、「水曜どうでしょう」でした(笑
畑に何の作物もないと良い画にはならないですが、冠雪した斜里岳は美しいですね~。
山奥へ向かう前にスーパーで買い物を。旅先では必ずスーパーへ行くようにしてます。
旅中の食料品を購入する目的だけでなく、地元の食文化的なものも発見出来ますからね。
因みに世界一周した時も、フランスだろうがアフリカだろうが必ずスーパーは潜入してます(笑
のんびりしすぎてまだ車中泊した場所から30キロくらいしか走ってないのにもう昼近し…(汗
ガソリンスタンドで給油ついでに飲料水も給水して再出発。これからまだ400キロ走ります(爆
斜里から屈斜路湖方面へ向かう途中、何箇所も斜里岳ビュースポットがありました(^^;
まぁ…寄っちゃうんですが(汗
さすが日本百名山、いつか登ってみたいですね…。知床半島の絶景は約束されるでしょう。
そしてまた先へ進んでは…すぐに止まって写真を撮ったり。全然先へ進めないヤツ(汗
これは…釧路と網走を結ぶJR釧網本線、単車両がカワイイ!…って、もはや撮り鉄(笑
そしてそんなJR釧網本線沿いにあるのがこの道の駅パパスランドさっつるです。
ここは温泉施設も兼ねてて450円で入れて露天もあるし、施設前には無料の足湯もあり。
そして、元スピードスケートの岡崎朋美さんの故郷の清里町なだけに、展示物もいっぱい。
鉄分も水分も補給したところで今度こそ先へ…(汗
野上峠を通って本日のメイン、弟子屈町へ入りました。弟子屈町は鹿まみれのイメージ(爆
前述のように…5年前は天気が悪い中、何度も鹿が飛び出して来て怖かったトラウマが…。
峠を下っていくと…右手には屈斜路湖のちょうど北に位置する標高1000mの藻琴山が。
ここも5年前に訪れましたが暴風でヤバかったです…阿寒岳に登るどころじゃなくて(汗
正面には500m峰が3連チャン。左から硫黄山、マクワンチサップ、サワンチサップ。
硫黄山はその名の通り、硫黄の山。正式にはアトサヌプリという山名。裸の山の意。
何度も噴火してるし噴気孔が1000箇所以上もある硫黄まみれな山だからでしょうか(汗
そして硫黄山へ行く前に、川湯パーク牧場のすぐ隣、斉木牧場へ。
やっとテレンス・トレント・ダービーに会うことが出来ました、ダービーなだけに?(ぉ
どう見てもイケメンでしょ…(笑
いい子だね~~~(岩合光昭さん的な感じで)
…とかやってるうちに、硫黄山まで来ました。今日も轟音と共に噴気がいっぱい出てますね。
前回営業してなくて寄れなかった硫黄山MOKMOKベースでお買い物。
ここは道の駅ではないけど…ほぼ道の駅みたいなスポットになってますね(^^;
とりあえず火山で硫黄と言えば温泉卵という単純発想なので、卵を頂きます(^^;
何か甘くない飲み物が欲しかったので車内用にスープも購入、その場で飲みます(笑
この日はこの時だけ一瞬青空が見えただけで結局終日曇天でしたが…
日本一の噴気と云われるだけに…凄まじいですね~。数年前まで事故で登山禁止でしたが
また最近こんな硫黄まみれな感じですが登山も出来るようになったそうです…エグそう(汗
たっぷりと硫黄の噴気に包まれてきました。全身ゆで卵臭しかしません(爆
5年前と同様に…雨とかはないけれど薄い雲に覆われて少々残念な空模様ではありますが。
たまたま5年前に撮影した空撮写真が出てきました。硫黄山の前を走る道道52号線ですね。
天気は同じように曇天時々晴れ、って感じでしたが紅葉の発色は晴天時より良くて良いかも。
硫黄山を後にして、次に向かったのは屈斜路湖では名物となっている砂湯です。
青空に一縷の望みを抱いてましたが…寧ろ雲が増えてきてます。明日本当に快晴なのか?
砂湯は読んで字の如く、湖岸の砂場から温泉のお湯が勝手に湧いてるスポットなので
写真のように常時煙がモクモク上がってます。少し掘ると40℃前後のお湯も出ます(笑
近くにベンチとかも用意されてるのでそこに腰掛けて穴掘って足湯するのが定番です(^^;
この一帯の源泉はとにかく高温なので、湖の冷たい水をうまく混ぜないと…熱いので要注意。
5年前の秋に来た時はいまいち温泉の出も悪かったし湯温も温かったんですが今回はOK!
足湯しながらのんびりとぼんやり白鳥たちを観察するのがこの砂湯の醍醐味です(笑
眼の前の屈斜路湖はまだ半分くらい凍結してる感じです。そしていつでもいる白鳥たち(笑
この子ら絶対にロシアに帰る気無いでしょ。もうヌクヌクな北海道で慣れ親しみすぎて(爆
対岸に見えてるのは屈斜路湖の外輪山で、そこを越えると後に向かう予定の美幌町です。
数年前から信州などで白鳥を観察するようになったんで…さすがに覚えました白鳥さん。
因みにこの屈斜路湖にいたのはオオハクチョウでした。パッと見コハクチョウと一緒ですが(汗
観光客慣れしちゃってるのか、他の地域にいる白鳥たちより警戒心が薄そうです(^^;
写真で見ると寒そうですが、5年前の秋と比べたら風も穏やかで気温も10℃近くありました。