
セカンドカー候補のアイオニック5Nの試乗をするため、HYUNDAIのディーラーに妻と行って来ました。
以前は「ヒュンダイ」と呼ぶ人が多かったですが、日本に再上陸した後は、韓国語の読みに近い「ヒョンデ」表記に公式が統一しています。
アイオニック5Nの「N」は、メルセデスで言う「AMG」、BMWで言う「M」、レクサスで言う「F」に当たる高性能モデルの称号で、ヒョンデのグローバルR&Dセンターがある「ナムヤン(南陽)」と、Nモデルの走行性能を評価する技術研究所があるドイツのニュルブルクリンク(Nürburgring)の頭文字をとったものとのこと。
そして「N」のロゴは、道路やサーキットのS字カーブ走行路をモチーフにしているそうです。
東京にヒョンデのディーラーはまだ無く、横浜まで行って来ました。
私は東京で生まれ育ちながら横浜に行ったことは数えるほどしかなく、行くとしても基本電車です。
車で行くことは殆ど初めてなので、お上りさん状態で向かいました。
ディーラーのおもてなしは素晴らしく、レクサスのようなちょっと豪華な雰囲気と言うよりも、オシャレなカフェのようなシックな雰囲気でまとめられています。
そもそも車はwebで購入するため、ディーラーは点検の時の待ち時間や、イベントの時に用いられるので、商談は基本的には行なわないとのことでした。
お茶やコーヒーの種類も豊富で美味しかったです。
アイオニック5Nのスペックは以下の通りです。
全長4715mm×全幅1940mm×全高1625mm、車重は2210kg。
フロントモーターが238ps/370Nm、リアモーターが412ps/400Nmで、システム総合出力は609ps、「Nゲインブースト」(N Grin Boost)と呼ばれる一時的な出力アップ機能を用いた場合は650psに達する。
Nゲインブーストを用いれば、0-100km/h加速は3.4秒。
用いなくとも3.7秒。
一充電走行距離は621kmで、電費は167Wh/km。
4WDで、最小回転半径は6.21m。
車両本体価格は858万円。
試乗車はカタログカラーでもある水色で、オレンジの差し色が入っています。
これだけ強力なパワーのある車なのにポップな色合いで可愛い。
写真で見ていると、中型ハッチバック的に見えるので、最初の印象は「大きい」です。
フェンダーの盛り上がりがスゴい車感を出しています。
リアデザインは先鋭的過ぎて評価に苦しみます。
内装はシンプルに見やすい情報がまとまっています。
ヘッドアップディスプレイもとても効果的でした。
シートはバケット型。
荷室容量は車の全長を考えると、もう少し欲しいところ。
高速試乗をさせて下さり、最初から「スポーツモードでパドルを使ってどうぞ」と言って貰えました。
EVですからトランスミッションはありませんが、擬似的8段DCTが採用されていて、これが変速スピードが凄まじく速く感じられて楽しい。
排気音も出すことができ、ブリッピング音さえバリバリと再現されていました。
ですが、外の人には全く聞こえないのですから、よくよく考えれば不思議なことです。
とにかく踏めばメチャクチャ速いのですが、昔のテスラのように急にドカンと速いのではなく、ガソリンエンジンのように盛り上がって速くなって行きます。
今まで擬似的な音やミッションの車を結構乗って来ましたが、ここまで自然な車は初めてです。
スポーツカーに精通したメカニックやテストドライバーが煮詰めていったのだと感じます。
バケットシートは確かに薄いですが、意外とそんなに硬くない。
足回りもスポーツモードでは結構ガツンと来ますが、とにかくボディ剛性が高いので、嫌な感じではありません。
後席の妻の感想は「快適とはとても言えないが、我慢できないほどではない」とのことです。
エコモードにして音の演出をなくすと、足も柔らかくなり途端に普通のEVに変化します。
その二面性が凄い。
これほど試乗して楽しい車は久し振りかもしれません。
「大きさを感じさせない車は良い車」の格言通り、乗っている時はホットハッチに乗っている感覚でした。
「EVなのに擬似的トランスミッションや排気音なんて…」と思われる方も多いと感じますが、車好きにとってはやはり車の「演出」が無くなってしまうのは寂しいと思います。
ここまで自然なら私にとってはアリです。
このような遊び心を入れられるヒョンデの余裕に驚きました。
EVに関しては、日本車はちょっと遅れてしまっている気がします。
支払金額に関してですが、なんと2024年式の未登録が色違いで4台あり、今なら175万円引きだそうです。
ドライブレコーダーがミラー一体式ではないぐらいの違いだそうです。
そして国から37万円と都からは30万円の補助金が出ます。
必要なオプションを付けても実質660万円ぐらい。
しかもクレジットカードで支払いが出来ます(国際ブランドも問いません)。
残価設定はその価格の保証はしないものだそうですが、4年後で275万円ぐらいではないかとのことです。
ヒョンデは5年間の保証と5年間のメンテパックが付いています。
これは魅力的ですね。
ですが、なぜ2024年式が未だに残っているのでしょうか??
ヒュンダイが撤退した過去を考えると、5年保証と言われてもちょっと怖いものがあります。
滅多に来ない横浜方面に来たので、中華街まで足を延ばしました。
平日の昼なのに修学旅行生などで賑わっていました。
横浜出身の友人にお勧めのお店を予め聞いたところ、「萬珍樓 點心舗」を紹介されました。
コースメニューにしましたが、味付けが上品で本当に美味しい。
特にフカヒレのスープは絶品でした。
そのまま山下公園を散策。
外国人が大勢遊んでいて、一瞬どこの国か分からなくなります。
単なる試乗だけだと妻の機嫌が悪くなるので、今後も試乗に付き合わせる時は、ちょっとしたイベント用意することにしました。