
ロータスが放つBEVの5ドアクーペであるエメヤSの試乗をして来ました。
スペックを紹介します。
全長5139mm×全幅2005mm×全高1459mmで、車重は2480kg。
デュアルモーターが612ps/710Nmのモーターを発揮。
4WDで、0-100km/h加速は4.15秒。
一充電走行距離は610km。
車両本体価格は1793万円。
918ps/985NmのエメヤRもあるのですが、車両本体価格は2268万円と跳ね上がります。
実車を見ると、とにかく格好良いの一言。
今まで私が試乗してきたBEVの中で個人的に1位の見た目です。
写真で想像したよりもデカいですが。
内装もパッと見の質感は高いです。
試乗車はオプションの4人乗り仕様とのことで、センター部にシートヒーターなどの設定をするディスプレイが付いていました。
荷室は天地はともかく、全長が5m超えのお蔭で奥行きがあるため、困ることは少ないと思われます。
BEVなのでフロントにも小さな収納スペースがありますが、ここを使うことは無さそう(写真を撮り忘れたのでどこかから拝借)。
ドアはソフトクローザーが付いているばかりか、自動で開けることも出来ます。
車体の四方八方にカメラが付いているので、安全性はかなり高いそうです。
実際にステアリングを握って走り出すと、静かに速い。
ロータスというブランドに抱いているイメージとかなりズレがあります。
乗り心地も素晴らしく、ブレーキの利きも申し分ありません。
今まで乗って来たツインモーターの速いBEVそのもので、それ以上でもそれ以下でもありません。
モードを変えても大した違いが感じられないのも、BEVあるあるです。
ヘッドアップディスプレイやフロントガラス下部の情報がとても見やすく、一昔前のパイオニアのフロントガラス全面ナビの正常進化版の感じがします。
あのナビは実際に体験したことがありますが、情報が邪魔すぎて危なくて仕方がなかったです。
私はパイオニア贔屓だったので、迷走っぷりに悲しくなった記憶があります。
ロータスの親会社は、中国の浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)です。
基本的には在庫から選ぶのですが、中国で生産されているため、オーダーを入れても3ヶ月ぐらいで納車されるとのことです。
難点が3つあります。
中国車にありがちな「ディスプレイに何でも集約!」のため、走行中の操作が難しい。
ドアミラーの調整さえもどうやるのか最初は分かりませんでした(営業の方も迷っていました)。
次は、プラスチックのスイッチ類の取り付け具合に難があることです。
一見質感が高い内装ですが、スイッチの一部が軽く浮いていたりと、2000万円近い金額の車にはまず見られない品質の低さがあります。
最後はあまりにも流通していないため、中古車価格が安定していない点です。
カーセンサーにエメヤは7台あり、そのうちSは5台です。
2025年式の走行距離が0.1万キロ以下の個体の価格が、下は1215万円、上は2020万円です。
オプションや外装色は違いますが、BEVの中古で車両本体価格を上回る価格設定をしている時点で、本気で売る気があるのかなと思ってしまいます。
ポルシェ・タイカンがこの見た目だったら最高なのに。
Posted at 2026/08/05 19:30:21 | |
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試乗記 | クルマ