
ANAの子会社であるAirJapanが2026年3月で運航終了するという、航空業界好きには結構驚きのニュースが飛び込んで来ました。
JALのLCCであるZip AIRに対抗して、ついこの間新ブランドとして立ち上げたような印象でしたが、今の時点で1年半ですか…。
損切りが早いのは良いことなのか、そもそもの計画から間違っていたのか。
とにかくAirJapanに関しては良い評判を殆ど聞くことはなかったです。
Zip AIRがフルフラットであってもサービスを縮小して、コストを抑えようとしてたのに対して、AirJapanは全席エコノミーで尚且つ結構価格が高いという。
Peachを子会社として持っているのに、何でわざわざAirJapanなるブランドを立ち上げたのか、飛行機好きの間で最初から結構疑問視されていました。
今にして思えば、AirJapanはLCCではなくMCC(ミドルコストキャリア)の位置付けだったのですね。
私は機内食は割りとどうでも良くて、それよりもシートがフラットになるかどうかが大切です(妻は正反対の意見でした)。
上空では食材にも調理方法にも制限があるでしょうし、味覚そのものが低下するそうですから。
ある路線のある機内食を食べたいがためにわざわざその飛行機に乗る、なんて人を聞いたことがありません(〇〇に行くのに△△航空の機内食の評判が一番良いからそこを選ぶということは当然あるでしょうが)。
割り切ったZip AIRと中途半端なAirJapanでは差がつくのは当然だったと思います。
このところ、本当にANAはダメですね。
個人的にはスカイマーク救済のためのA380の3機受注が分岐点だったようにも思いますが、あれは国交省に頼まれたという話もあるようなので、何とも言えないところです。
JALがうまくA350を導入した中、ANAはボーイングと共に失墜している印象でもあります。
B787のローンチカスタマーでもありますし。
つい先日、私はANAで取った特典航空券を解約しようとしました。
「出発時間が変更になったため、解約を希望される方は無償で解約します」とのメールの記載があり、web上で解約しようとしたら、解約手数料が発生したので、ANAに問い合わせの電話をしました。
すると「弊社内のルールではお客様に過度な不利益を与える時間変更ではないので、手数料が発生します」との返答でした。
「いやいやANAさんからのメールに『無償で』と書いてあるんですよ」と言いましたが、「社内規定」の一点張りです。
取り敢えずキャンセルは保留し、消費者庁に相談しました。
すると、「メールに書いてある以上、キャンセル料を請求することはできません。それを覆す程の『不利益にならない』とする根拠をANAは指し示す必要があります」との回答をいただきました。
その内容を再びANAに伝えたところ、「社内で確認し、週明けに折り返しご連絡いたします」とのことでした。
月曜は平日でしたので、月曜はいつでも電話を取れるようにしていましたが、電話は掛かって来ません。
結局、金曜まで待ちましたが、掛かって来ないのでこちらから掛けました。
「法務部に確認します」と言って5分だけ待たされ、無償で解約されることになりました。
費やした時間もバカらしいですが、これが日本の誇る世界的企業なのかと悲しくなりました。
今のANAの状況は、倒産寸前のJALよりも酷いと思っています。
日産と同じく、誰も責任を取らないのでしょうけど。
Posted at 2025/10/30 22:42:57 | |
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