
私は様々な自動車会社のメルマガに登録していて、BYDから2泊3日貸し出しキャンペーンのお知らせが届きました。
2泊3日借りる前には一度ディーラーで試乗しなければならないということで、PHEVのシーライオン6の試乗に行って来ました。
スペックは以下の通りです。
全長4775mm×全幅1890mm×全高1670mm、車重は1940kg~2100kg。
FFモデルと4WDがあり、FFは1.5L直4(98ps/122Nm)に、フロントモーター(82ps/300Nm)の組み合わせ。
EV走行可能距離は100kmで、ハイブリッド燃費は22.4km/L。
0-100km/h加速は8.5秒。
4WDは1.5L直4ターボ(130ps/220Nm)に、フロントモーター1.5L直4(98ps/122Nm)とリアモーター(109ps/340Nm)の組み合わせ。
EV走行可能距離は90kmで、ハイブリッド燃費は18.5km/L。
0-100km/h加速は5.9秒。
車両本体価格は、FFが398万円、4WDが449万円。
スペックの割には価格差があまりないように感じますが、どちらも19インチホイールを纏うなど、装備に違いはないとのことでした。
4WDはようやくお客様に届けられるのが始まったところ、ということで試乗車はFFでした。
塗装にもお金が掛かっていることが分かるホワイトでした。
シートはブラウンで赤ステッチ入って高級感がありますが、これ以外は選べないとのこと。
基本的に外装色を4つから選ぶ以外はオプションはありません。
早速運転開始です。
エンジンスタートにしろ、ドライブモードにしろ、とにかく分かりやすく作られています。
ウインカーも日本仕様は右に変えたとのことです。
シートの座り心地も良く、左足を置くスペースも十分で、右ハンドルのネガを全く感じません。
街乗りですからほぼEV走行なので至って静か。
少し踏み込むとエンジンが顔を出しますが、音は官能的とは言い難い。
バッテリーが完全に切れてしまった時にどうなるか試してみたいところです。
ブレーキの効きも自然で十分。
足は柔らかすぎてちょっと揺れが残る印象ですが、これでも中国本国仕様に比べると随分と固めたそうです。
色々な車を研究し、時には他社の有力なエンジニアを高額で引き抜き、作り上げられた車だということが良く分かりました。
後席もゆったりとしていますし、荷室の開口部も広くて物が入れやすい。
360度モニターってディスプレイ上にスイッチがあることが多くいですが、きちんとステアリング上にスイッチがあって好感が持てました。
高速道路試乗でADASの出来などを試したいところです。
外観も内装もすべてが無個性で(よく言えばユニバーサルデザイン)、中国の色を見事に消し去っています。
ブランドが構築されるまではこのような形でいくのでしょう。
国や自治体からの補助金は減額されたとは言え、4WDでも乗り出し500万円を切ることになります。
このコスパはすごいですね。
メルセデスベンツの新型Cクラス発表時に、エクステリアデザイン責任者が、
「(グリルが)他ブランドとの最も強力な差別化要因の1つです。世の中は目まぐるしく変化しており、最近では数多くの新ブランドが登場していますが、そのほとんどはこうした象徴的な要素を持っていません。なぜなら、彼らには歴史的遺産がないからです。」と述べたそうですが、完全に中国メーカーを意識してのものでしょうね。
問題は、3年後や5年後の故障率などはまだ分かっていませんから、BYDの信頼性がどうなのかということ。
さらに中国メーカーということもあり、日本との政治的問題が生じれば、簡単に撤退してしまう懸念があることです。
4年保証だろうが、来年撤退してしまえば何の意味もないですから。
一昔はテレビは国産が良いとか言って、シャープやパナソニックを選んだ人も、今ではハイセンスやTCLを特に問題なく使っている人が多いのではないでしょうか。
中国車だからと言って下に見ていると、日本のメーカーも(トヨタ以外)危なくなる日が来るのではないかと思わせる出来と価格です。
Posted at 2026/04/24 10:05:09 | |
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