
馴染みのあるマツダのディーラーからCX-3の試乗のお誘いがありましたので、職場の友人と仕事帰りに行って来ました。
カタログスペックを紹介します。
全長4275mm×全幅1765mm×全高1550mmで、車重は1300kg前後。
1.5L直4ディーゼルターボを搭載し、105ps/27.5kgmを発揮。
デミオに比べて150kg前後重くなった分、最大トルクが2kgmアップしています。
6速ATもしくは6速MT。
燃費はATが23.0km/L、MTが25.0km/L(2WDの場合)。
最小回転半径は5.3m。
価格はXD・2WDの238万円~XD Lパッケージ・4WDの302万円。
デミオに比べて60万円以上高い値段設定です。
実車は写真よりもスポーティーでカッコ良く感じました。
隣りにCX-5が並んでいたので見比べられましたが、CX-3の方がかなり背が低いのでSUVと言うよりもスポーツワゴンのように見えます。
カイエンとマカンの関係に似ていますね。
内装の質感は高く、特に革シートのLパッケージはアウディに近い雰囲気を持っています。
ファブリックシートでも肉厚で座り心地は申し分なし。
後部座席は広いとは言えませんが、前席につま先がかなり入るので、寸法よりは広く感じます。
荷室もコンパクトSUVとして十分なもの。
特にフロアのパネルを外すと天地のあるものも積めるように工夫されていました。
最初は友人がハンドルを握り、私は助手席に座りました。
試乗車はATモデル。
静粛性を高める「ナチュラル・サウンド・スムーザー」は備わっていませんでしたが、明らかにデミオよりは静かであるように感じます。
乗り心地もかなり上品で、デミオで感じた突き上げ感が殆どありません。
デミオとは方向性を変えて来たのが助手席からも分かります。
お次は私の番です。
メーター類の視認性が高く、ヘッドアップディスプレイも非常に見やすい。
太いトルクで街乗りがとても楽な車です。
ディーゼルのドロドロ音は発進直後は多少気になりますが、走り始めてしまえば殆ど気になりません。
ナチュラル・サウンド・スムーザーは必要あるかな??
デミオに比べて乗り心地も動き出しも落ち着いている印象を持ちます。
悪く言えば活発さに欠けます。
アダプティブクルーズコントロールやブラインドスポットアラームなどの安全装備もかなり充実しており、マツダの意識の高さを感じます。
あまり評判の良くないマツダコネクトですが、確かにモニター画面も大きいとは言えず、ナビの画面も綺麗ではないですが、使い勝手は悪くなかったです。
BMWのiDriveなどを使ったことがある人と無い人でかなり評価が分かれそう。
難点はアクセルの反応が鈍く感じた点です。
特に減速状態からの加速はワンテンポどころかツーテンポほども遅れる印象。
ダイレクト感に欠けます。
パドルシフトが備わっていましたが、低回転のディーゼルですので、使っても楽しくありません。
アイドリングストップからの始動では音よりも揺れが気になりました。
デミオよりもかなり上質さを高めており、見た目も内装も良い。
ディーゼルのトルクフルな走りは病みつきになります。
試乗車なのにオンボード上の燃費は16km/Lを記録するなど、ランニングコストも抑えられます。
問題は価格です。
一般的な乗り出し価格は300万円前後とのことですので、デミオベースのコンパクトSUVと考えると本当に高く感じます。
いくらディーゼル補助金で10万円以上戻って来るとは言え、今のマツダのディーゼル車は値引きが期待できませんし。
デミオでさえ高いと感じたのに、この強気な価格設定はどうでしょうか。
マツダに限らず、このところ新しく出る車ってみんな値段が高めですよね。
話は変わりますが、帰り際に新色のセラミックメタリック外装のCX-3を見ました。
シルバーと白が混じった練乳アイスのような色で、とっても綺麗。
そこのディーラーでは40%の人がこの色を選んでいるそうです。
ところで、CX-5のマイチェン後の内装の質感がかなり高まっていて驚きです。
アテンザもありましたが、完全にBMWを意識した内装。
ステアリングのマツダマークを隠したらBMWと間違える人がいてもおかしくないと思います。
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試乗記 | クルマ
Posted at
2015/03/16 23:59:11