
アルファロメオ・4Cの試乗をして来ました。
まずはカタログスペックを紹介します。
全長3990mm×全幅1870mm×全高1185mmで、車重は1100kg。
直4 1.75Lターボエンジンが240ps/35.7kgmを発揮。
6速乾式DCTで、0-100km/h加速は4.5秒。
燃費は12.1km/L。
ハンドルは左右から選べます。
価格は806万円ですが、輸送費などに+10万円かかります。
ナビなどはもちろんオプションです。
とにかく見た目が素晴らしく、何かに似ているようで、何にも似ていない存在感。
ライトを付けた時のリアが雰囲気あります。
一方内装は、全てがシンプルにつくられています。
ロータスに乗っている人は「機能的」と評価するが、ポルシェオーナーは「チープ過ぎ」と感じるとのこと。
せっかくのスポーツカーですからもう少し華は欲しいところです。
メーターはランボルギーニのウラカンのような近未来感で、そこだけ浮いているとも言えます。
トランクは1泊2日の荷物なら入るかな。
乗り込むとシートの低さに感動。
シートの高さや角度の調節が手間がかかるようなので、ベストポジションとは言いづらい試乗になりました。
後方視界が無いに等しく、バックカメラは必須です。
包まれ感のあるシートはそこまで硬くなく、私の弱点のお尻も何とか1時間位なら大丈夫。
エンジンをかけると低く迫力ある音が響きます。
試乗車はスポーツエキゾーストが付いていたこともあるのでしょうが、とても2.0L未満のエンジンとは思えません。
ステアリングは太く下部がフラットなタイプですが、滑りにくく扱いやすい。
パドルが固定式なのに結構小さいため、サーキットなどでの変速がやりにくいだろうと感じます。
ブレーキがオルガン式なので慣れるまではカックンブレーキになってしまうとのこと。
アクセルも同様で重く、意識して踏むと結構な加速をしてしまうので、こちらも加減が難しいです。
ステアリングも重く、何となく懐かしい気持ちになりました。
低く響くエンジン音は気持ちを昂らせますね。
特にダイナミックモードではスポーツカーに乗っている感を否が応にも高めます。
カーボンモノコックによる車重の軽さと剛性の高さもあり、実際よりも速く感じさせます。
パドルを使っての変速は速くてとても楽しい。
雨が降り始めたので、横滑りがカットされるレースモードは試しませんでした。
足回りは予想よりも現実的で、日常使いに耐えうるでしょう。
足の硬さよりも、車高の低さとか、乗り降りに結構な幅を取るドアとかの方が、様々な場面でよっぽど弱点になりそうです。
試乗車は左ハンドルでしたが、右ハンドルのネガは少ないようです。
右にも乗ってみたい!
多くの点でスポーツカーの原点を味わえますね。
山道を走らせたらとても楽しいだろうなあ。
スポーツカーはエンジンスペックだけではないとの証拠のような車です。
一方、点検費用とか下取り価格とか、今一つ読めない点も多いようです。
お金に余裕のある人のセカンドカーとかサードカーですね。
そう言えば今年中にタルガトップのスパイダーが出る予定だそうです。
価格は全く不明で、クーペよりも100万円以上高くなる可能性もあるとか。
ついでにクーペの価格も上がる可能性もあるようです。
本当に今年中に出るかな??
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試乗記 | クルマ
Posted at
2015/06/17 20:38:41