
フラヴェリの後半の2泊は水上コテージです。
ですが、移動日はあまり天気が良くありません。
一時期は激しい雷に加えバケツをひっくり返したような大雨に見舞われました。
水上コテージはビーチヴィラに比べれば狭いものの、3人で滞在するには十分な広さです。
部屋から魚を眺められるのは娘にとって良い経験だったようです。
難点はレストランに遠く、歩いたら15分以上掛かること。
毎回カートを呼ぶのが面倒くさいですし、中々来ません。
しかも部屋の水捌けが悪く、シャワーをしていたら逆流し、隣りのトイレが水浸しになりました。
娘も「前の部屋の方が良かった」と言っているので、今度このホテルに来ることがあっても水上コテージは止めておきます。
値段も高いですし。
天気が回復して来たのでホテルのビーチでシュノーケリングをしたら魚の大群に遭遇しました。
更にニモやサメも見られます。
私や妻は大興奮でしたが、娘はこの日は波が強くて怖いようで、プールに行きたがりました。
折角のモルディブの海なのに…。
水上コテージ2日目は前日とは打って変わっての快晴です。
オプショナルツアーのシュノーケリングを頼んでいました。
ボートに揺られること20分で最初のポイントに到着。
娘はガイドさんの浮き輪につかまってのシュノーケリングです。
最初のポイントでは多くの珊瑚と大きなエイを見ることが出来ました。
次のポイントでは何匹ものウミガメがいます。
ガイドさんが潜って私のカメラで良い写真を撮ってくれました。
午後は部屋からプールのあるビーチまで泳いで行くことに。
娘は私の背中に乗っての移動です。
色とりどりの魚たちを見られました。
最後なので悔いのないよう、私だけ泳いで部屋まで戻りました。
本当に綺麗な海でした。
フラヴェリに4泊した気になったことは、スタッフはとてもフレンドリーで感じの良い人がいる一方、挨拶をしても無視するような人もいることです。
ここの口コミでのマイナスが、料理に飽きることと低レベルなスタッフ。
料理はともかく、宿泊客が挨拶したら返すなどのことは社員教育でどうにかしなければいけないポイントですよね。
色々な点がいい加減で、シュノーケリングは2人で65ドルと書いてあるのに、当日になって「これは1人65ドルの間違いだ」などと言って来ます。
あまりに安いので予約時に確認しているのに。
不満はありますが、ホテル自体は新しくて綺麗ですし、料理も工夫してなるべく飽きさせないようにしています。
プレオープンなので価格が抑えられていたのも良かったです。
様々なスタッフの方が娘を可愛がってくれましたし。
総合的に考えますと5点満点で4.2点です。
フラヴェリともお別れ。
ボートから水上飛行機に乗り換え。
パイロットがハーフパンツに裸足なのは中々衝撃。
美しい島々を見ながらの45分のフライトです。
ホテルスタッフの案内で国際線ターミナルに行き、手荷物検査と出国審査を済ませます。
あっという間に終わりました。
マレ空港は意外と綺麗でお土産屋さんもあります。
パラオ空港とはエラい違いです。
シンガポールまではシンガポール航空の子会社のシルクエア。
機材はA320-200で、エコノミーは3×2の配列。
空いていたので3人席に移動して横になれました。
5時間弱のフライトもこれで快適。
機内食はチキンカレーを選びましたが、味はまあまあ。
ようやくチャンギ国際空港に戻って来ました。
乗り継ぎ時間が4時間近くあります。
成田までの航空券を入手し、余っていたシンガポールドルを使ってお土産購入。
娘がぬいぐるみばかりを欲しがります。
お絵描きコーナーで遊んだ後、有名なシルバークリスラウンジに入りました。
ここはプライオリティパスは使えません。
右手がファーストクラス用、左手がビジネスクラス用に分かれています。
いつかは右手に行きたいなあ。
評判通りにとても綺麗なラウンジです。
蕎麦があったので、娘も私もそればかり食べていました。
娘と2人でシャワーを浴び、今までの汗を流します。
成田までのフライトはANAのB787-8です。
ファーストクラスの設定はなく、ビジネスクラスはスタッガード式。
1×2×1と1×1×1が交互に並びます。
一番前の1Gと1Kと2Fを選んでみました。
1人掛けの中央席はテーブルが2つ使えて便利。
窓側の席の特にシートが窓寄りのタイプは半個室的に使えます。
娘に軽くアニメを観せて、フルフラットにして一緒に横になることで寝かし付けました。
B787は揺れも少なく快適なフライトです。
食事は朝方に出て、私は和食にしました。
三色丼よりも味噌汁が美味しい。
定刻よりも30分早く花粉吹き荒れる東京に戻りました。
モルディブは遠く、特に一気に帰った復路はキツかったですが、これぞ王道リゾートという印象で、行った甲斐がありました。
我々が泊まったホテルには日本人がいなく、話をした外国人もポーランド人、カザフスタン人、とても可愛い娘さんを連れたベルギー人、バハマ人とフィリピン人の夫婦など、多彩です。
ベルギー人は英語が話せず、妻がフランス語で会話していました。
異国情緒があるなあ。
多くのホテルでVISAかMasterしか使えません。
私が東京に戻りたくなくて嘆いていると、「◯◯ちゃんも帰りたくないけどガマンしているよ。パパもガマンガマン」と娘に慰められました。
娘にシンガポールとモルディブとどちらが良かったかを聞くと、意外にもシンガポールでした。
シャングリラの5歳から入れるキッズルームに行くのを楽しみにしているからだそうです。
実は今年度からちょっと責任があるポジションに付くことになり、本当はこんな年度末と年度始めに長い旅行をしている場合ではなかったのです。
航空券もホテルも押さえてしまっていたので決行しましたが、来年は厳しそう。
来年の春は娘の希望するシンガポールだけかなあ。
切り替えて仕事も頑張るぞ。
幼稚園がまだなので、妻と娘は富山の妻の実家に遊びに行きました。
しかも私も一度は乗ってみたいグランクラスで。
羨ましい。
おわり