
マセラティの新型車「ギブリ」のお披露目会が永田町のキャピトルホテル東急であり、職場の同僚と見に行って来ました。
お金持ちそうな人で混み合っている中、黒と青の2台のギブリが輝いています。
黒が「S」、青が4WDの「4S」でした。
実車は写真で見るよりもはるかにカッコ良い。
写真ではクワトロポルテに似ているように思いましたが、低く長いフロントノーズがクワトロポルテよりもスポーティーな雰囲気を醸し出しています。
実際の車高はクワトロポルテよりも15mm程高いのですが。
全長4970mm、全幅1945mmのビッグセダンなのに、ホテルの会場だからか、割りと小さく見えるのも不思議です。
フロントラインが複雑で、ヘッドライン付近の立体的な造形はかなりの迫力を感じさせます。
サイドのラインもレクサスのように凝っていて、後ろに行くに従って開いていく様は、花が咲くところをモチーフにしているそうです。
抜かれた人が惚れ惚れするようにデザインしたと言っていました。
逆にリアはかなりシンプルで、整合性に欠けるようにも感じます。
何となく昔の日産っぽいと言ったら怒られるでしょうか。
ギブリには標準バージョンの設定があるそうなのですが、当面市販されることはないそうです。
日本には「S」と「4S」が入って来るのですが、マセラティの「S」なのにマフラーはオーバル2本出しではなく、円形4本出しでした。
「S」などというバッチが付くわけでもないので、どのようにノーマルバージョンと差別化するのか、それも気になるところです。
私が外観で一番感動したのが、とにかく綺麗な塗装です。
特に黒色の方は光によって輝いていました。
マイカペイントの「ネロリベーレ」と言う色だそうです。
内装はクワトロポルテと同じく、かなり洗練されたものになっています。
豪華なウッドと綺麗な液晶モニターと効果的なシルバーのアクセントが組み合わさっているのは、今時の高級スポーツカーの定番です。
シートの座り心地も良く、スポーツカー風に座面を無闇に固くしないところからも、GTカーとしての本質をよくわきまえているのを感じます。
トランクも広く、片側だけですがトランクスルー機能も付いています。
実用性はかなり高いと思いました。
実車を見てメチャクチャ心がときめきました。
「S」なら940万円で1000万円を切っているのも、マセラティと言うブランドを考えれば本当に安く思えます。
日本に入って来るモデルはセットオプションが付いた状態のものだけですので、実際の乗り出し価格は1150万円前後になるようですが。
それでも同じエンジンを積んだ「クワトロポルテS」よりも車両本体価格が250万円も安いのは、かなり心惹かれる金額に感じてしまいます。
「4S」は左ハンドルしか設定がありませんが、「S」には右ハンドルの設定もあり、来年の3月頃には何台か早くも上陸するそうです。
この会だけでも右ハンドルが何台か売れてしまったそう。
近頃はマセラティとは言えども右ハンドルの要望が強くなって来たとのこと。
あの雰囲気でお酒を飲んでいれば、その場で契約してしまう気持ちはよく分かります。
私も買いたくなる気持ちをグッと堪えて、今月中には準備できる試乗車にまずは乗ってみることにしました。
このホテルの会場は広くはありませんが、展示車が2台だし、来場者数も抑えたようですので、それなりにゆとりを持って眺めることができました。
フェラーリもそうですが、イタ車の展示会は雑誌「レオン」のモデルみたいな恰好した人が多くて、カチッとしたスーツの人が多いドイツ車の展示会とはちょっと雰囲気が違います。
因みに、今回のお披露目会のお土産はペーパーウェイトでした。
ポルシェなら車の形にするところですが、普通の四角形だったのがちょっと残念。
Posted at 2013/11/19 22:31:00 | |
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