
中野のメルセデスディーラーからAMG試乗会の案内が届きました。
去年、あまりに人気で待つのを諦めたS63AMG longをお願いすることに。
以前乗ったS550がとても良かったので期待が高まります。
最初にカタログスペックを紹介します。
全長5295mm×全幅1915mm×全高1500mmで、車重は2180kg。
5.5L V8ツインターボで、585ps/91.8kgmを発揮します。
7速AMGスピードシフトを組み合わせ、0-100km/h加速は4.0秒。
燃費は9.0km/L、最小回転半径は5.7m。
価格は2410万円です。
FRのS63AMGは右ハンドルのみの設定ですが、4WDとなるS63AMG 4MATICは左ハンドルのみです。
試乗車は4MATICなので左ハンドルでした。
それにしても堂々としたフロントマスクです。
リアはスタイリッシュなクーペ(写真上)と比べて、セダンはちょっと無骨な感じがします(写真下)が、メルセデスらしさが出ているのはセダンの方でしょうか。
内装の質感はとても高く、シートの革はとても上質です。
すばらしく座り心地が良い。
後部座席の広さも十分で、試乗車はショーファーパッケージなる82万円のオプションをまとっていたので、助手席後ろにオットマンが備わります。
座ってみましたが、長距離路線のビジネスクラスのようにくつろげました。
わざわざ娘のためにチャイルドシートを用意して下さいました。
エンジンをかけても遮音性が高く、エンジン音はあまり車内には入って来ません。
S550に試乗した時にも思いましたが、乗り心地がとても上質で、不快な振動をキャビンに伝えないのは見事です。
しかも標準でシートにマッサージ機能が付いています。
走行中も作動させることができました。
面白い機能ですが、必要かな…??
妻が言うには後部座席もとても快適とのことです。
慣れない車のはずなのに、娘もとてもリラックスしていました。
出足のみ車重の重さを感じますが、一度動き出せばどこからでも鬼のようなトルクが溢れます。
その加速の仕方がまた上品で絹のよう。
ハンドリングはシャープではありませんがとても素直。
意外とパドルでの変速が俊敏で面白いです。
ブレーキの効きも十分ですが、試乗車は鳴きが気になりました。
スポーツモードにするとかなり印象が変わります。
高回転まで引っ張るので、スポーティーなサウンドに包まれました。
足回りも変えられ、硬くすれば一本芯の通ったしなやかなものになります。
ワインディングでも楽しめるかも。
予想通り、とても完成度が高いです。
苦手なシチュエーションが少ない全方位的な車作りは、さすがメルセデスのフラグシップだと感じます。
しかし、乗り出し価格が2600万円にもなるのは、いかんせん高い。
ベントレー・フライングスパーのV8にオプションを盛り込んでもオツリが来ます。
900万円近く安いS550でも十分に最新のメルセデスの試みが味わえますし。
こういうラージセダンは値落ちも激しいので、社用車ではなく個人でSクラスのAMGを買える人は本当のお金持ちな気がします。
「AMGツアー」と銘打つだけあって、様々なAMGモデルが展示車や試乗車で用意されていました。
個人的に気になったのが、A45AMGペトロナスエディションです。
実車を初めて見ました。
SLSのGTカーも飾られています。
娘がやたら気に入っていました。
そんな中でも人々が必ず立ち止まって見ていたのが、G63AMG6×6です。
この大きさの車で公道を走る自信がありません。
タイヤが娘よりも大きい。
運転席は意外とラグジュアリーな雰囲気。
後部座席も快適でした。
プロペラシャフトが破損して修理中なのはご愛嬌です。
ところで、登録済み未使用のGLA45AMGエディション1が早くも出て来ました。
新車価格810万円のところ、横浜の正規ディーラーの認定中古で678万円です。
心惹かれるなあ。
Posted at 2014/11/08 21:01:44 | |
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試乗記 | クルマ