
土曜日はカート仲間の素晴らしき結婚式、そして今日の午前中はBMW435クーペを長い時間運転する機会に恵まれました。
この3Lターボの完成度はとても高いですね。
BMWの常で、内装にもう少しお金をかけてくれればいいのに。
そして午後はC63エディション1とAMG GTSに試乗できました。
充実した週末だなあ。
気分はすっかり夏休みです。
まずはAMG GTSのカタログスペックを紹介します。
全長4550mm×全幅1940mm×全高1290mmで、車重は1670kg。
V8 4.0L直噴ターボエンジンが510/66.3kgmを発揮(「S」ではないノーマルは462ps/61.2kgm)。
7速DCTで、0-100km/h加速は3.8秒(ノーマルは4.0秒)。
C63AMGとエンジンのベースは同じですが、ドライサンプ式であるなど、AMG GTはサーキット走行を前提にした別物と言えます。
トランスアクセル方式を採用したことで、前後の重量配分は47:53と、FRですがフロントが軽くなっています。
最小回転半径は5.5mで、燃費は9.6km/Lと、かなり良い数字が並びます。
価格は1840万円(ノーマルは1580万円)。
試乗車は右ハンドルでした。
右ハンドルのネガは殆ど感じられません。
バケットシートは見た目よりもはるかに座り心地が良く、ホールド感もあります。
コクピットを感じさせて良いですね。
メルセデスには珍しくシート調節ボタンはドアではなくシート横に付いていました。
もちろんアイポイントは低めですが、アルファロメオ4Cなどに比べれば現実的。
エンジンをかければ乾いた低い良い音を奏でますが、超爆音ではなく爆音程度です。
ロングノーズの割りには見切りも悪くなく、車幅感覚は掴みやすい。
SLSとは違います。
足回りも硬いですがしなやかと呼べるもので、不快な突き上げも少なく、見た目の想像よりも街乗りに向いています。
Sモードですと走り出しも中間加速も少し鈍重に感じました。
試乗車だから抑制させているのでしょうか。
C63の方が体感的に鋭く感じます。
それだけ唐突な加速をしないように車がコントロールしているとも言えますが。
S+モードですとかなり雰囲気が変わり、エンジン音もキャビンに飛び込んで来て、気持ちを昂らせます。
ターボらしさはあまりなく出来の良い大排気量NAのようなトルクの出方です。
アクセルの踏み代と加速感がマッチしていて気持ちが良い。
ステアリングの反応も素直でブレーキの効きも良く、安心して乗れるスポーツカーと言えましょうか。
扱いやすさの面から、問題なく通勤に使えます。
こういう車はオープンで乗りたいですよね。
ロードスターが出るのが楽しみです。
このところメルセデスに乗る機会に恵まれていますが、剛性の高さに伴う安心感がありますね。
セーフティー系の装備も充実していますし、一度所有すると離れにくくなるというのは分かる気がします。
Posted at 2015/07/05 22:16:15 | |
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