
MINI JOHN COOPER WORKSの試乗をして来ました。
カタログスペックを紹介します。
全長3874mm×全幅1727mm×全高1414mmで、車重は1295kg。
2.0Lターボエンジンが231ps/32.6kgmを発揮。
6速AT(6速MT)を組み合わせ、0-100km/h加速は6.1秒(MTは6.3秒)。
最初回転半径は5.4m。
燃費は17.5km/L(ATの欧州値。MTは14.9km/L)。
車両本体価格はATが415万円、MTが398万円。
試乗車はカタログカラーでもある赤。
黒のポイントが光る、メチャクチャ格好良い1台です。
黒とシルバーのホイールに赤いキャリパーが素敵。
内装も赤が効果的でとても質感が高い。
今までのJCWよりも内外装に様々なアクセントが施されていて、他のMINIと違うことがすぐに分かるように仕上げられています。
フォグライトがなくエアインテークになっているのも、BMWのMモデルっぽくて好きです。
シートは硬めですが、ランバーサポートも備わり体になじみます。
シート調整は手動で、そこがこだわりだそうです。
太めのステアリングは扱いやすいですが、パドルシフトが小さくて操作しづらいのが難点です。
先代までのセンタースピードメーターはナビに代わってしまいましたが、ヘッドアップディスプレイが標準装備になりましたので、そこに速度や回転数を表示させることもできます。
エンジンをかけるとMINIとは思えぬ野太い音が響きます。
走り出しでちょっとギクシャクする場面はありますが、一度動き出せば車重の軽さもあり、気持ちよく速度が上昇します。
こういうモデルにありがちなカリカリチューンではなく、あくまでも自然。
2.0Lに排気量アップしたのが効いています。
特にスポーツモードではエンジン音も更に勇ましくなり、否が応でも気持ちが昂ぶります。
ATの変速マナーも良いですが、MTモードですと特にダウン時に若干変速が遅く感じました。
一番驚いたのは足回りです。
硬いですがとてもしなやかで、角が取れた乗り心地とでも言えましょうか。
路面をしっかり捉えているのが分かります。
クーパーSよりもかなり乗り心地は良いと感じました。
ブレンボのブレーキの効きも素晴らしい。
スポーツモードにするとセンターディスプレイに「ゴーカートの世界にようこそ」みたいな表現が映されるだけあり、とにかく楽しく試乗することができました。
見た目も走りも個人的には大好きです。
問題は価格ですよね。
いくらヘッドアップディスプレイやナビが標準とは言え、MINIは色々と付けたくなってしまいますから、乗り出し500万円オーバーになる可能性大。
クーパーSよりも80万円高い価格をどう考えるかですね。
Posted at 2015/07/23 17:43:21 | |
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