
友人が車の買い替えを考えていると言うので、様々なディーラーに行くのに付き合いました。
フィット・ハイブリッドを友人が試乗するついでに、私も気になっていたオデッセイの試乗をさせてもらいました。
試乗車はアブソルートEXと言う最高級グレードです。
2.4L(190ps/24.2kgm)にCVTを組み合わせ、カタログ燃費は13.6km/L。
車両価格で358万円もします。
エリシオンと統合したため、背が高くなり全体的な威圧感が増しています。
「大きくなった」が誰もが感じる最初の感想でしょう。
全長4830mm×全幅1820mm×全高1685mmですので、数値的にも大きいのですが。
フロントはシルバーのグリルが少し浮いているようにも感じますが、ミニバンはいかつい顔が好まれる傾向にあるようなので、これは狙いとしては正しいのでしょう。
リアはオデッセイよりはエリシオンの名残りがあるように思えます。
内装の質感は格段に上がり、凹凸の無いインパネはスッキリしていて好印象です。
シートの座り心地が素晴らしく、革シートにする必要性は感じません。
後部座席のアレンジも豊富で、3列目を収納すれば2列目シートは740mmのロングスライドが可能で、ゆったりと足を伸ばして寝ることが出来ます。
多くのミニバンで当たり前なのかも知れませんが、ミニバンに殆ど乗ったことが無い私は感動してしまいました。
大型のサンルーフが付けば更に良さそうですが、設定が無いとのことでした。
実際に走らせると、近頃のホンダにありがちなブレーキの効きの悪さも無く、至って普通に運転できます。
オデッセイの伝統的に視界を妨げていたAピラーもさほど邪魔にならず、ハンドルが軽い分、大きさの割りには取り回しも楽に感じます。
スライドドアになったので、駐車の時に左側ギリギリまで寄せられるでしょうし。
車重が1810kgもあるからか、動力性能はアブソルートと言えどこんなものかと感じました。
出足よりも20km/hからの加速にもたつく印象を受けます。
街乗りでは問題にならないでしょうが、高速の合流などで不満を感じることもありそうです。
滑らかなCVTは良いですが、パドルシフトはお遊びのようなもので、これを使う機会は殆ど無いと思われます。
FFのアブソルートEXにオプションを盛り込んで、乗り出しで411万円でした。
結構盛り込んだので価格はそれなりになってしまいましたが、あの後部座席の解放感は普通のセダンでは絶対に味わえないものです。
2人目が出来たらオデッセイにしようかな。
Posted at 2013/11/11 22:36:01 | |
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