
今年の仕事も終わりつつあり、気分は何となくお正月モードです。
そこで職場の友人と、今年の8月にオープンしたアウディのディーラーを見に行って来ました。
ショールームはとても広く、展示車も多い。
特にマイチェン後のRS7に惹かれます。
ライトの形状が変わり、迫力が増しています。
ヘッドアップディスプレイが標準装備になりました。
グレーの外装色がとてもよく合っています。
メチャクチャ格好良いですが、車両本体価格も1729万円。
BMW・M6グランクーペと真っ向からぶつかりますね。
RS3の試乗車目当てで訪れたのですが、他店舗に行っているとのことでした。
現在RS3は受注を停止していますから、気に入っても買えませんが。
すると営業の方がRS6の試乗を勧めて下さいました。
私は試乗したことがありましたが、友人はなかったので乗らせていただきました。
試乗車は残念ながらマイチェン前モデル。
最初は友人が運転し、私は後部座席に座りました。
久し振りに後部座席でRSシリーズを体験しましたが、驚くほどの乗り心地の良さです。
560psもあるスポーツカーとは思えません。
遮音性も高いので車内はとても静かですし。
AMGとは車作りの方向性が違うように感じました。
どちらが良いとか悪いとかではなく。
私も運転しましたが、一般道ではとてもこの車の凄さを味わえません。
全長4980mm・全幅1935mmの大きさを感じさせない見切りの良さはさすがです。
一方、アクセルレスポンスのラグを相変わらず感じました。
ステアリングの反応も含めて、純粋なスポーツカーとは違い、あくまでワゴンと言うスタンスを守っている印象です。
車両本体価格が1729万円もしますので、ちょっとオプションを付けると乗り出し1900万円オーバーです。
う~ん、高いなあ。
RS6の試乗を終えると、営業の方が「A3 e-tronの試乗車もありますが、時間がおありでしたら是非」とおっしゃって下さいました。
A3 e-tronはアウディ初のPHEVです。
1.4Lターボエンジンにモーターを組み合わせ、システム出力は204ps/35.7kgmになります。
0-100km/h加速は7.6秒。
ガソリンエンジンでも走ることが出来るというのは安心感がありますね。
一応フロントマスクやホイールは専用設計らしいのですが、ベースモデルに対してどこがどう違うのかはよく分かりませんでした。
バッテリーは後席下に格納されているので、ラゲッジスペースが狭くなっていない点がポイントです。
エンブレムをズラすと出て来る給電口に感動。
ちなみに8.7kWhのバッテリーを満充電するのに、200Vで3時間、100Vで9時間掛かるそうです。
内装の一番の違いは、タコメーターの代わりにパワーメーターが付いている点です。
RS6と同じく友人から試乗をし、私は後部座席に座りました。
後部座席用のエアコン吹き出し口が備わっています。
静かでシットリとした乗り味に感じられます。
お次は私の番です。
車重が1570kgと、ベースモデルのA3に比べて200kg近くも重いそうですが、重さを感じさせない、とても滑らかで気持ちの良い加速を見せてくれます。
このシームレスな加速感がEVの良さですよね。
e-tron用に開発された6速DCTもスムースで粗野な振る舞いが全くありません。
静か過ぎで却ってタイヤ音が気になるほどです。
一方、RS6の後だからか、ブレーキはかなり頼りなく感じました。
初期のトヨタのハイブリッドな感じです。
とても上品なCセグハッチバックですが、車両本体価格も564万円もします。
いくら補助金で最大61万円が戻って来るとは言え、殆どS3と変わらない金額。
値引きは補助金が減額されてしまうので出来ないそうですし。
この車を見に来たお客さんの多くが結局普通のA3を買うとおっしゃっていましたが、まあ分かりますね。
感じが良いスタッフさんばかりの、とても綺麗なディーラーでした。
友人も同じ印象だったようで、アウディが欲しくなったようです。
私も一度は所有してみたいと思いながら、中々タイミングが合わないなあ。
Posted at 2015/12/09 21:25:21 | |
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試乗記 | クルマ