
ロッソスクーデリアで代金を支払った後、歩いてメルセデスコネクションに向かいました。
かなり入れ替わった展示車を見るのが目的です。
最初に目に入ったのはAMG GTS 130th. Anniversary Edition。
ダイヤモンドホワイトのボディカラーがとても綺麗でしたが、2140万円もします。
SUVに代わりオープンカーに力を入れているようで、2台展示してありました。
1265万円のSL400は青のボディカラーが鮮やかで、遠目にもメルセデスと分かるフロントマスク。
一方内装はボタン類が多く、一昔前の感じが否めません。
もう1台はS550カブリオレ。
これが見たいからメルコネを訪れたのです。
エクステリアもインテリアも質感がとても高く、どこから見ても高級車。
ですが全長が5mを超える割りには、後席は狭く、背もたれの角度も急です。
贅沢に2人で乗るのが合っているのでしょう。
価格は2145万円です。
折角なのでオープンモデルの試乗をさせていただくことに。
SLC180スポーツがありました。
最初にカタログスペックを紹介します。
全長4145mm×全幅1845mm×全高1305mmで、車重は1520kg。
直4 1.6Lターボが156ps/25.5kgmを発揮。
それ以外に、直4 2.0Lターボ(184ps/30.6kgm)の200スポーツと、V6 3.0Lターボ(367ps/53.0kgm)のAMG43があります。
全てのモデルが9速ATで、180スポーツの燃費は14.9km/L。
FRで、最小回転半径は4.8m。
車両本体価格は、
・180 530万円
・180スポーツ 590万円
・200スポーツ 685万円
・AMG43 970万円
となっています。
試乗車の外装色はファイアオパール。
迫力あるエクステリアで、結構カッコ良い。
インテリアも昔ながらのメルセデスですが、質感は低くありません。
と言いますか、SL400に内外装共に似ていて、倍以上の価格のSLが売れるのか心配になりました。
思ったよりも座席位置が低く、2シーターならではのタイトな空間は、スポーツカーに乗っているという気分を高めます。
座席の後ろにわずかですが、手荷物を置くスペースがありました。
近頃のメルセデスはギアセレクターレバーを採用していますが、SLCはセンターにミッションレバーがあります。
雨が降っていたため、屋根が開けられないのが残念。
エンジンをかけると予想以上に野太く迫力ある音が響きます。
この辺りの演出はとても上手になりました。
以前にメルセデスの1.6Lターボに乗った時は、発進時にかなりもたつく印象があったのですが、全くそんなことはありません。
特にスポーツ+モードでは演出もより派手になり、体感的には1クラス上のスポーツカーに乗っている印象を受けました。
MTモードもあり、パドルも備わっていますが、9速もあるため、実用的とは言えません。
この9速ATはATモード時に減速からの加速でギクシャクした挙動を見せました。
個体差か熟成不足か。
またスポーティーな足回りは良いのですが、振動がそれなりに伝わり、しなやかさに欠けます。
粗削りな点が散見され、大人のスポーツカーとは言えませんが、価格を考えれば十分な魅力があると思います。
街乗りでは十分な動力性能ですし、屋根も開きますし。
SLCが良い車であるだけ、SLの存在意義を考えてしまいます。
そのような疑問を抱かせないほど、完成度が高いのか。
メルコネに試乗車が用意されないかな。
その後、新しく設置されたレースゲームでも遊ばせていただきました。
車種選択でカリフォルニアがあったので選ぼうとしたら、お姉さんに「メルセデスにして下さい~」と言われたので、AMG GTSを選びました。
AMGのエンジン音をヘッドホンで聴けたり、本当に楽しめる施設です。
Posted at 2016/06/18 22:40:50 | |
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