
話題のスバル・クロストレック S:HEV(ストロングハイブリッド)に試乗して来ました。
2.5L 4気筒水平対向にストロングハイブリッドの組み合わせ。
160ps/21.3kgmのエンジンに、119.6ps/27.5kgmのモーターとなります。
トヨタのTHSを水平対向と4WDとの適正をはかったとのことです。
全長4480mm×全幅1800mm×全高1575mm。
カタログ燃費は18.9km/L。
車両本体価格は383万円~ですが、アイサイトX付きなら405万円~。
今までのマイルドハイブリッドも残っていて、どちらもe-BOXERと名乗っているのが紛らわしいところ。
クロストレックは樹脂パーツの好みが分かれると思っていましたが、試乗車はグレーの外装色なので程よくマッチしていました。
中央に鎮座するアイサイトXが目を引きますが、400万円以上の車としては内装の質感はもう少し高めて欲しい。
全体的にゴチャゴチャし過ぎてスタイリッシュさに欠けます。
その分だけ実用的なのでしょうが。
スタートスイッチを押してもエンジンが始動しないのが、今までのスバル車には無いところ。
運転中の静粛性も高いですし、何より乗り心地が良い。
街乗り試乗でしたが、モーターとエンジンの切り替えも全く気になりませんでしたし、ストップ時からの加速は力強い。
ブレーキフィールも自然。
乗れば納得の良い車であることは間違いないですが、アイサイトXは必須として、乗り出しで400万円台後半と言われると尻込みしてしまいます。
近頃は車の価格がメチャクチャ上がっているので別におかしくはないのですが、例えばハリアーハイブリッドを横に並べて「クロストレックの方がちょっとだけ安いです」と言っても、まあ厳しいかなと。
下取りの残価率もハリアーの方が良いでしょうし。
「取り敢えずストロングハイブリッドを既存のクロストレックに積んでみました」と言うのがスバルの狙いでしょうから、来年の初夏に出る見込みの、完全新型となるフォレスターへの期待が高まりました。
Posted at 2024/12/09 21:36:24 | |
トラックバック(0) |
試乗記 | クルマ