
私が今一番興味がある、マセラティ・グレカーレの試乗をして来ました。
全長4846mm×全幅1950mm×全高1670mmで、車重1870kg~2027kg。
デビュー時にエントリーモデルであったGTはなくなり、モデナとトロフェオの2本立て。
モデナは直列4気筒2.0Lにマイルドハイブリッドを組み合わせ、330ps/450Nmを発揮し、1138万円。
トロフェオはV6 3.0Lツインターボエンジンで、530ps/620Nmを発揮し、1713万円。
どちらも8速ATで4WD。
試乗車は外装が白のモデナです。
内装は物理ボタンやレバーが少なく、スタイリッシュなデザインです。
ドライブやリバースにするのもボタンで行うので、慣れが必要かも。
エアコンはタッチパネルで操作するので、走行中の直観的な操作は難しいかな。
ノーマルモードで走り出すと、大きなSUVらしいゆったりとした乗り心地に包まれます。
オプションで21インチを履いているとは思えない突き上げの少なさ。
しかし出足は軽快で、電動コンプレッサーである「eBooster」が効いているがよく分かります。
スポーツモードにすれば足回りも引き締まり、4気筒とは思えない太めのサウンドを響かせます。
アルファロメオのステルヴィオほどステアリングの反応はクイックではありませんが、ダイレクト感は感じられ、見切りも良いため大きい車ですが峠道もきっと楽しいと予想させます。
噂に違わぬ良い車です。
問題は下取り価格の下落率でしょうか。
ポルシェ・マカンがライバルになると考えられますが、3年15000kmで売却した時に、モデナとマカンSを比べれば15%ぐらい残価率が違うのではないかと思えます。
買うなら中古車かなと思っていますが、2024年8月より前のモデルはブレーキホールド機能が備わっていません。
あると間違いなく便利な機能がないのは、高級SUVとしてどうかなと感じます。
妻にさりげなく話をしましたが、「マセラティと言うメーカーをほとんど知らないので、良いも悪いもない」との返答でした。
アルファロメオはまあまあ知っているのに、なんでマセラティをよく知らないのか不思議です。
良さげな中古車があって心惹かれているのですが、そもそも近頃本当に車に乗りません。
成田空港に行く時か、年に数回の国内旅行の時ぐらいです。
下手すると年に2000kmも乗りません。
それなのにわざわざイタリア車を買うかとの疑問も生じます。
Posted at 2025/01/19 23:05:17 | |
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