ハセガワ　ランチアストラトスHF　(11)

今週末はデカール貼りに明け暮れた。




逃げる執事。

例のＣピラーの３次元曲面を始めると、もしかしたらストラトスは永遠の眠りについてしまうかもしれないため、リアフェンダーを先に始末してみた。パテ埋めした甲斐があってAlitaliaのロゴが艶めかしい。




気づく執事。

Ｃピラーを忘れて側面にどんどんデカールを貼っていると、Ａマークがなんだかヨレていることに気づいた。あー・・・本来オーバーフェンダーがカクカクなのを想定して作られているんだ。気にしないでおこう。




ここにも地雷があった。

なにこれ。どうするの？ぜったい貼れないからこんなの。そもそもこんな０．５くらいの細線を稜線に乗せるの無理だから。






泣きながら貼ってみた。

いつもなら間違いなく塗装するけれど、今回はデカールの練習なので泣いてみた。マークソフターを使ったら細線が一発断線の予感しか浮かばなかったため、しつこくしつこくなで続けた結果がこのヨレヨレだ。




普段なら塗装シリーズが続く。

モノコック補強の当て板など細かいモールドがあり、かつ３次元なのでまったく馴染まない。ここで得たノウハウは、追いマークセッターは危険ということ。マークセッターには軟化剤が入っているのだった。




もう貼るものがなくなってしまった。

怖いけれど、これも練習である。マークソフターは加減が難しく溶ける。マークセッターを追加しても溶ける。こんなときはあの手しかない。




ドライヤーをあててみた。

むかしで言ったら蒸しタオル？執事は熱いのが苦手であまり蒸しタオルを上手く使えた記憶がないので、こんな時はドライヤー。おっ？多少馴染んできた？






最終的にこんな感じになった。

ここで得たノウハウはドライヤーを当ててとろけ気味のデカールにむやみに綿棒を当ててはダメだった。クシャッとなって一部逝かれてしまった。




気を取り直して残り物へ。

写真を失念したが、ルーバーをやっているあたりでまたまたノウハウを得た。けっきょくマークソフターにしてもドライヤーにしても、軟らかくなったものに触ってはいけないらしい。

こうして得たノウハウは、貼る面にマークセッターをドバっと塗り、デカールを正しい位置に置きつつ平らな面の水分を綿棒で押し出す。残った馴染んでないカドや３次元曲面に追いマークセッターを追加し、ドライヤーをあてて風力のみをもって可能な限り馴染ませる。

こうなると次の練習台が欲しくなるのだった。










とりあえず目標は達成した。よく乾いたらウィークデイにタッチアップして、可能なら次のウィークエンドはクリアーを吹きたい。