王子の文化祭。

王子の文化祭に潜入せよ。


もう冬かとおもうほど寒いが、今日あたりはまだ紅葉が見れるとのことで季節は秋だ。秋と言えば梨、栗、かぼちゃ、さつまいも、そして文化祭だ。




当日の王子。

リラックスムードだ。なにやら文化祭に向けてパフォーマンスの練習をしていたとは聞いているけれど、この余裕。王子の辞書に緊張という言葉はないのだ。




今回も潜入捜査官は姫だ。

県営で運営される王子の学び舎では、当然教師および職員は全て公職だ。守秘義務を負った彼らの立場もあるため、校内での王子の様子を探るには凄腕エージェントによる隠密行動が求められる。

例によって、姫もしくは執事を含むメンバーが捕えられ、あるいは××されても、当局は一切関知しないからそのつもりでお願いします。




金魚のお出迎え。

王子画伯の才能が爆発だな。よく見ると左上に金魚の魂が勇退離脱している。目に見えるものだけを現実と受け入れてしまう健常者では体現できない素晴らしい絵画だ。




そして本番。

堂々とティンパニを叩く王子。信じられないことに確実にリズムに合わせている。これがバナナ先生との１ヵ月の特訓の成果か。

開始早々口元に悪そうな笑いを浮かべているのは、このパフォーマンスの成功を確信したからに違いない。




本番終了。応援に回る。

御学友のパプリカダンスを旗を振って応援する王子。信じられないことに、ここでも脱走することなくお立ち台で応援パフォーマンスをやりきった。


がんばりましたね、王子。

執事や嫁、そして姫が、目の前でかぶりつきで見ている中で、ちゃんと最後まで演目を続けるなんてすごい。またしても成長した王子を見ることができて安心する執事と嫁なのであった。