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王子のひつじのブログ一覧

2020年08月03日 イイね!

サニー フェラーリ250LM 1965(6)

フェラーリのつづき。


カウルもガバっと開いたし、臓器もそこそこできてきた。でも実はどう解決しようか悩んでいた難関が残っていたりする。




ここ。

エンジンカウルはあご下だけ車台側にくっついているのが正解なので清く切り飛ばした。さて問題はこの固定。車台側との接着代はほどんとないし、これがズレるとタミヤのF40みたいなことになってしまう。




普通に真鍮線とパイプで差込式とした。

いっそエポキシで固めてしまおうかとも考えたけれど、あとで微調整が効いた方がいいかな?というノリで採用。




とりあえず車台側を接着。

差込が平行になるようにプラ板を治具にして、いつものように黒い瞬着で仮止め。その後はエポキシで本接着した。カウルのあご下側は微妙な曲面だったのでパイプは10→4mmくらいに変更。




仮組してみた。

これがまたなんとも。ぜんぜん合わない。さっきまでチリがあっていたエンジンカウルが浮くわ下がるわで。




そういえば・・・

カウルの合いがいいだろうとカウルあご下に縁なんか付けたなぁ。これが強干渉したかなぁ。あとはカウルあご下の微妙な曲線に真鍮線が干渉しているなぁ。この辺りが怪しいことはわかった。




転ばぬ先の杖ということで。

ダッシュボードなど今まで仮組で載せてなかった干渉に影響しそうな臓物をこさえてひたすら怪しいところを中心に微調整してみた。






これ以上気にすると毛が抜けるな。

ある程度のところで覚悟を決めた。エイヤッとカウルあご下側の真鍮パイプも接着してみる。結果はご覧の通りで、まあ執事のチリ合わせの限界ということで。






峠は越えた。次行ってみよう。

こちらはブレーキ冷却用のインテークのおわん。まったく合わない。執事がエンジンを載せたくて切り飛ばしたカウルが合わないのとはワケが違う。キットの素性として合わない。まったく。


キリがない。
Posted at 2020/08/03 21:18:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 1965 フェラーリ250LM | 趣味
2020年07月26日 イイね!

サニー フェラーリ250LM 1965(5)

先にお伝えしておきます。


いろいろあって、最近は良くも悪くもプラモデルの進みがいいです。今週もアイデアがどんどんカタチになって行くため、出来栄えは置いておいてお腹いっぱいな内容となっておりまして。いつになく長編です。

あまりご興味のない方はみん友さんと言ってもぜんぜんスルーして頂いてオッケーですので、王子の話も同じなんですけれど、そのあたりは緩く長くお付き合い頂けたら嬉しいかぎりです。


では・・・いってみましょう。






見ての通りで実車との比較。

そもそも58年式FR駆動の250テスタロッサから拝借したエンジンを65年式のミッドシップの250LMに載せようというわけなので、ミッションケース以降の一式ぜんぜん違う。ぜんぜん違う。






まずはミッションケース。プラ板箱組には無理があった。

やむを得ず、Φ5のプラ棒を買ってきて大雑把な雰囲気を出すことには成功した。しかしなんだろうこのモヤモヤ。定額給付金で懐が暖かいとはいえ、たった10cmしか使わなかった残り30cm×5本のプラ棒は一生かかっても使いきれないであろう。




鋳物のリブも造作。

雰囲気重視で0.3mmプラ板を細切りにしてそれらしく貼っていく。あまりにも細いため曲げながらクレオスの流し込みセメントSを流した瞬間に溶けて折れるとはクレオスの溶解力恐るべし。

試しにタミヤの流し込みセメントを使ったところ30秒押さえていても接着しなくて断念。タミヤ流し込み・・・この先使う気がしない。






続いてエンドプレート。

それっぽくケガいて切り抜いたプレートに、これまた新規購入、一生使いきれない量のΦ3のプラ棒から1mmだけスライスしたものを貼っただけ。こちらも放射線状にリブを這わしたり、ボルト再現用にひたすら孔開けしたり。




出来上がったミッションケースがこちら。

拡大して見たら接着剤のカタマリで、遠目に見ても直行・直角・シンメトリックなどデッサンは狂いまくっているわけだけど、執事は一人で感動中。定額給付金の化身であるところのリューターとか、プラ板専用カッターとか、神仏の加護(という名の素晴らしき道具)があれば不器用な執事でもこんなものが作れるなんて嬉しすぎる。






この勢いに乗らない手はない。

お次はリヤのインボードブレーキ一式の造作。だいたい切り出したプラ板をリューターにかましてひたすら円盤を量産する。あとはこちらも雰囲気重視で重ねてしまえばディスクの出来上がりである。

ディスクブレーキなんてジャンクの部品から拝借すればいいと思っていたのだけれど、65年当時の小径でペラペラのディスクブレーキが全然なくて、ここに至る。






悩んだのがキャリパーの鋳物。

これまた独特な形状で拝借も難しく、張り合わせで作ってもバランス良いものが2個作れる自信が無かったので、ヒートプレスしたU字ものから削って再現してみた。






さらに造形を追加した結果がこちら。

U字の鋳物だけでもキャリパーにしか見えないので、それはそれで良いのだけれど、ミッションケースが凝り過ぎた対比で寂しい。少ない実車写真を見ながら油圧ピストンなんだろう部分をそれっぽく再現。

正直な話、この時点でお腹いっぱいになった。95年以降の金型のタミヤが作りたい。今すぐ。




今週最後はこちら。

フィラーキャップをハメたら干渉してカウルが閉じない問題。脳内CAD上では完ぺきだったはず。試しにスペーサーを外してみたらカウルが閉じた。ほらね、計算・・・どおり?

いや閉じたは良いが、無理やり閉じたので今度は開かなくなった。知恵の輪となったカウルを前にしばし途方に暮れる。






ちなみにこの燃タン。

15.00mmを狙って作ったものが、右が14.90mmで、左が15.05mmという出来栄え。プラモデルなんで±0.1mmは誤差で。スケール換算すると誤差0.2mmは実車で4.8mm相当。執事的には、まあいいんじゃないか?という良い出来だった。




それでも干渉は困る。

ざっくり1mmほど燃タンを薄くして干渉をかわす作戦を敢行。この1mmというのは、クレオスの細切りマスキングテープを貼ってネームペンで黒く塗ってはがせばあっという間にガイド線。執事の工作は基本1mm単位である。




上手く干渉をかわしてみせた。

フィラーキャップがずいぶんと奥まってしまったけれど、気にしてはいけない。エンジンカウル側を薄くすればいいなどという無謀な事をすれば絶対割れるに決まっているんだから。

それにしても燃タンの1mmダウンは想像以上に干渉回避に貢献した。




それならばと。

ちょうどフィラーキャップ外径が6.5mmくらい。ネームペンのオシリが7.5mmくらい。ということでヒートプレスしてお皿を作ってみた。




排水ドレンのできあがり。

250LMのエンジンルームを開けるなら一番目に付くのが燃タンだと。その燃タンの造形にこだわるならこのお皿は外せないアイテムなのだ。なんとかイメージしたカタチになってちょっと幸せである。



さて。ここまで読んで頂いた方には感謝を。来週もこんなペースで作れているかはわからないけれど、お付き合い頂ければ嬉しいかぎりである。
Posted at 2020/07/26 16:56:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 1965 フェラーリ250LM | 趣味
2020年07月19日 イイね!

サニー フェラーリ250LM 1965(4)

250LMも製作開始からひと月とちょっと。






気がつけば車高がえらいことになっていた。

エンジンカウルを切り飛ばし、車台とボディをビス止めに変更してある。その時点で前後のダボは意味を無くし、車台のソリを矯正するものが何もなくなってドラッグレーサーのごときヒップアップになっているではないか。






ソリに効きそうなところを全て絶つ。

特にタイヤハウスだとか、車台下側のパイプフレーム以外の本来は抜けているべき底板など、剛性に影響しそうなところを手持ちの道具を駆使して開口。当然ながらリヤの車軸孔を上げることも忘れない。今回は大胆にも4mm上げてみる。




ステキだ。

これで車高は決まった。それにしてもここまでやっておいてアレなんだけれど、エンジンカウルの一部は本来は車台側に付くべきところ。固定方法が思いつかず現在放置中。






お次はエンジンを位置決めする。

何をするにもエンジンの位置が決まればやり易いだろうということで、飾り台固定用のナットを仕込んだりしつつ、キットの裏面にあるオイルパンとかミッションを頼りに中心をだして、プラ板でガイドを固定してみる。








エンジンが決まればあとはパイプフレームだ。

地力のある先人は真鍮や洋白でやすやす組むが、技術の無い執事はプラ棒に真鍮を軸打ちして挿すくらいしかアイデアが浮かばなかったが、これはこれで組立が無茶苦茶難しかったりする。

救いはプラ棒の時点でパーツ左右の長さを揃えておけばわりと並行垂直シンメトリックが出しやすいというところか。しかしどう組んでもエンジンが後ろに寄り過ぎだなぁ。






エンジンを前に寄せてデスビの後ろにスペースを確保。

飛行機のハセガワがち密な実機調査を元に決定版として完全再現を目指した’50から’60年代のFerrariの至宝、コロンボ系V12エンジンtipo128。たいへん申し訳ないが前端の干渉部位を切り飛ばさせて頂くことに。


なんだろう。工作は楽しんでいるがいつまで経っても進んでる感がない。
Posted at 2020/07/19 10:08:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 1965 フェラーリ250LM | 趣味
2020年07月11日 イイね!

サニー フェラーリ250LM 1965(3)

今回のミッションのこと。

元々はTwitterのコンペに参加し、かっぱ式ワイヤーホイールを組めたらいいな。そんな感じだったけれど、ポルシェ956でエンジンのディテールアップの楽しさにヤラれてしまった執事のこと。どうも本気でエンジン載せる気になっているようだ。




そんなわけで追加ミッション①

エンジンカウルをガバーっと垂直に開けたこの写真の状態を再現してみたい。できればこの状態で飾っておきたい。無謀にも。




手を動かしてみよう。

丈夫さと加工のしやすさを優先してヒンジはアルミ板から切り出してみる。案外はさみでも切れちゃうこの安心感。




そして本郷猛が改造された。

なんか真鍮線に切込み入れて差し込めばそれっぽくなるんじゃないか?しかし甘い夢と共に1号は採石場にて爆死。これではカウルが安定しないのと、そもそもアルミ板への正確な切込みの加工が執事の腕と道具では難しかった。




次に一文字隼人も改造手術を。

孔ならドリルでいくらでも正確に開くだろう。それと軸になる真鍮線を接着ではなくてパイプに挿せば塗装のときも抜き差しできるんじゃなかろうかと。このアイデアは採用となりV3の改造に活かされたが、ショッカーの猛攻にあうとカウル側の固定が抜ける欠点を突かれ廃工場であえなく爆死。




ここまででヒンジに目処が立った。いざ、後には戻れない世界へ。

前回ボディと車台をビス止めした意図はここにあった。これで全国紙面を恐怖に落とすバラバラ殺人事件にはならず、半裸露出事件として3面の地元欄にて人々の失笑をかう程度に被害を抑えることが可能となっている。




失敗を糧に1号と2号により風見志郎が改造された。

いよいよ本命はこんな感じで。エンジンカウル側をちょっと折って強度をだしてみたり、軸は1本で繋いでいるので抜き差しの手間も少ないなど。改造手術の技術が明らかに向上。ちなみに精度確保のためもはやハサミで切るなどという荒行はやめてエッチング鋸で切り出したり。




苦労が報われた瞬間だ。

もういいじゃないのか?これで完成にして。



・・・もう少し行ってみようよ。



お次は追加ミッション②

こちら定額給付金の化身、新規購入のアメージングカッター※なる道具を活かし、神仏の加護によって箱組に必要なプラ板が切り出されるのだった。

※正確には定額給付金の前借り




フィッティングの確認。

出来上がったのは燃料タンク。なんとなくだけれどイメージ通りになっているような気もしなくもない。何しろ実車の写真から採寸するなどという面倒なことは一切しないでイメージ優先でここまで到達。




使えそうと判断。

2個作って一部角を丸めたり、固定のための台座側を削ったりしたあげく・・・ポリパテでしっかしした芯を複製。




何年ぶりかでヒートプレス。

今回の燃料タンクは言葉で言うと薄皮に包まれたシュウマイのような形をしているので、可能な限り再現してみようという。




そしてリベット孔との闘い。

狭ピッチでカドスミを埋め尽くすリベットはとりあえずハセガワのリベットゲージで位置決めを並べて、Φ0.3のドリルで開孔してみた。このままでもそれっぽいけれど、時間が許すなら真鍮線を埋めたい。このあたりの作業はある意味無心、写経の境地である。




がんばって再現したいのはこんな感じ。

フェラーリ250LMのエンジンルームのハイライトはガバっと開くカウルでも、伝統のV12でもなく、この存在感バツグンの燃タンだと思う。これがキラリと光っていればその他の七難は隠されるであろう。
Posted at 2020/07/11 22:17:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 1965 フェラーリ250LM | 趣味
2020年07月05日 イイね!

サニー フェラーリ250LM 1965(2)

ポルシェ956が停滞中。


そんなわけで某Twitterの企画、第2回Cカーandルマンカーコンペ に乗っかったこちらのフェラーリを進める。




どうにも合っていないライトカバー。

そもそもこの250LMかシェルビーコブラでしかほぼ見たことが無いサニーというメーカ。金型の精度に期待する方が間違いという。






泣く泣くパテで埋めている途中。

右目はびっくりするくらい奇跡的な勘合を見せるも、左目がごく普通のいつもの執事程度にしか合わない。途中というか・・・妥協?




何年振りかにこねるはエポパテ。

数年放置していたため活きているか不安だったが、こねこねしているうちにそれなりの柔らかさになって使えそうである。






こんな風に車台で型取り。

写真を失念したがボディも載せて押し付けて型をとり、無理くり引っぺがしてからのビス止めである。ボディ側にセロテープを貼り忘れたため危なく一体化するところだった。




最後はボディに接着。

これでボディ側のブラケットもどきが完成。前後のダボに関係なくボディと車台がビス止めできるようになった。

・・・なんのため?趣味?










そして開口&メッシュ切り出し。

喜んで定額給付金の化身であるところのリューターを使って彫り始めるも、なかなか進まない。これまでのやり方を思い出して、ドリルやパワーグリップも駆使して適材適所で加工したら難なく開口できた。


このあとフロントグリルなどなど、開口関係をひとしきり終わらせている。そしてこの週末はリアカウルのヒンジをどうしようかと悩んでいる。ヒンジのアイデアと、あと燃料タンクのスクラッチが上手くいきそうならエンジン載せる気になるんだけれどねぇ。
Posted at 2020/07/05 22:11:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 1965 フェラーリ250LM | 趣味

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