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2011年02月17日

櫻井眞一郎氏の傑作、スカイライン・ケンメリ

櫻井眞一郎氏の傑作、スカイライン・ケンメリ この記事は、櫻井さん。について書いています。








去る1月17日、自動車業界を支えた一人の技術者が天に召されました。

その方は・・・


桜井(櫻井) 眞一郎氏(享年:81歳)


言わずと知れた、スカイラインの生みの親であり、
GTRを日本最強のスポーツカーに仕上げた技術者です。
今日は月命日、なので、櫻井氏のことを書こうと思います。


初めて覚えた自動車関係の人物が長谷見昌弘氏の次に
このスカイラインの生みの親、櫻井氏でした。

櫻井氏と言えば、言うまでもなくスカイラインが思い浮かびますが、
「技術の日産」の立役者であった事も間違いなく、日差の車の随所に
櫻井イズムが息づいています。


私が櫻井氏と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、
C110型・ケンメリ・スカイラインのGTX、そして、GTR、うちの家で乗っていた
スポーティGLなんですよね~(笑)

ケンメリ前期GTX2.jpg
ケンメリGTX31.jpg
●ケンメリ・スカイライン200GTX(前期)

ケンメリ後期1.jpg
●ケンメリ・スカイライン2000GTX-E・S(後期)

ケンメリGTR.jpg
●ケンメリ・スカイライン2000GTR

ケンメリGL1.jpg
●ケンメリ・スカイライン1800・スポーティGL(前期)

しかも、GTRよりも先にGTXなのがミソです(^^)


櫻井氏の作品の1台、C110型ケンメリ・スカイラインは、
歴代のスカイラインで最も売れた車でしたが、その設計には
櫻井氏の、「運転する人」の気持ちをよく考えているんだなぁ、ということが
ケンメリ・スカイラインのカタログの記事からうかがえました。

ケンメリがまだデビューして間のないころ、当時の自動車評論家が、
櫻井氏とケンメリの同乗走行を体験した時の興味深い手記が掲載されていました。

運転が終わると、櫻井氏が、評論家の方に、
「サイドブレーキの位置はいかがでしたか?」と、訪ねられたそうです。

評論家の方は特に何も覚えていないというか、
無意識に自然に手が伸びるところにブレーキがあったという感覚で、
位置が良いのか、悪いのか、というのが、よく解らないと、
失礼だろうなぁ、と思いながら返答したそうですが、

櫻井氏は、

「その答えが聞けて、安心しました。 実は、あのブレーキ位置は
 咄嗟の時、たとえば、危険が迫った時など、
 いろんな年齢、性格の男女の方が、無意識にブレーキに手が伸びる位置を
 何回も実験して、算出した結果、あの位置に決まったんです」

と、答えたそうです。

櫻井氏は、

「車は、乗り手を選んではいけない、だれでも安心して乗れるモノでないと、いけないと思うんです。
 プロのドライバーから、車のことを全然知らない、小唄のお師匠さんのような方も、
 誰でも安心して乗れるようにと思っこのスカイラインを開発しました。」

と、言っていたそうです。


櫻井氏のお話はほんと、尽きることはないですが、今回はこの辺りで。

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Posted at 2011/02/17 17:00:32

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まこっちゃん◎さん

この記事へのコメント

2011年2月17日 17:43
櫻井眞一郎氏がこの世に生み出した
スカイラインという日本の名車は
実車やミニチュアやエピソードを
通して末永く語り継ぐべき傑作だと
改めて強く感じました。本文中では
銀メタに輝く前期型スポーティGLが
とても懐かしいです。ホイールが
リアはケンメリ純正でフロントが
ハコスカGT用なのがいけてます。
1/20ニチモのケンメリのプラモは
私も某オクで数点入手した中から
1つだけ組み立てましたが、青い
成型色が実車に近くて最高でした。
1/20バンダイの後期型GTX-ESは
なかなかゲットできないですね。
私もこういうネタは長くなるので、
コメントはこのぐらいにしますw
コメントへの返答
2011年2月23日 1:55
てつさん、こんにちは!

お返事が遅くなり、申し訳ございません。

本当にスカイラインは、
プリンス、日産時代を通じて今なお
これほど熱く語られる車はないと思います。

もちろん、レース、GTRのイメージが強いですが、普通のGTの優しいスカイラインも忘れてはいけないと思います。

画像のシルバー・ヨンメリGLは、
幼少の頃の私の家ので、フロントのホイールキャップは、免許取りたての親父が、ブロックか何かで接触して落としてきて、親戚からハコスカ用のものを応急でもらったものです。

ケンメリはGTR、GT、模型もミニカーも
相当数が多く出回っていますね。

ニチモのキットは、昔従兄弟がシルバーに塗装してきれいに仕上げたのをもらったことがありますが、当時4歳の私には印象の強いキットでした。
成形色が青なら、当時モノですね(^^)

バンダイのキットは唯一の後期型ですが、
安く入手できたものですが、
最近80年代前半のはリニューアル版が
オクで出回っていますね。

2011年2月17日 18:34
櫻井眞一郎といえばスカイラインとオーテックを連想するれど、実は彼、移動式ミキサー車(アジテータトラック)も発明した人なんです。

スゴイでしょ。
コメントへの返答
2011年2月23日 2:00
ろなうどさん、こんにちは!

お返事遅くなって申し訳ございません。

さすが、ろなうどさん、よく御存知ですね(^^)

櫻井氏はミキサー車はもちろん、
プリンス、日産でも常に新技術、新装備を
開発してきた根っからの職人さんでした。

この方は本当にすごい方ですね(^^)
2011年2月17日 22:19
このクルマでスカイラインを知り、クルマを知りました。
少年時代の事。
このニチモのケンメリ、バンダイのケンメリ(前期も後期も)少年時代に作りました。
好きで好きでたまりませんでしたね。

祖母が駄菓子屋をやってまして問屋さんからナガノのケンメリを譲ってもらいました。
それがGT-Rを知ったキッカケでしたよ。
コメントへの返答
2011年2月23日 2:28
N‐ジャンさん、こんにちは!

お返事遅くなって、申し訳ございません。

家族がヨンメリに乗っていて、
それがきっかけでスカイラインを知り、
クルマにハマるきっかけになりました。

やっぱり、スカGフリークは
模型も制覇していますね(笑)

ニチモ、バンダイ、そしてナガノの
ケンメリを作りましたが、
スタイル、ディテイルではニチモがダントツですが、唯一後期のバンダイ、ケンメリGTRを持つナガノ、本当に素晴らしかったです。

ただ、欲を言えば、ニチモのキットでGTR、後期型が出ていれば文句なしでした・・

ナガノのGTRは今でも4000円前後で取引されているようです。

私がGTRを知ったのは当時近所のGSにあった、GT改R仕様でした。
2011年2月17日 23:28
こんばんは==

櫻井様が亡くなったのを知ったのは
亡くなられてから2日が経過したときでした

あの方は人を超越されていらっしゃる方で
寿命などとは無縁の方と認識しておりましたので
それはショックでした

来月の社葬、状況が許せば
お邪魔させていただきたいと思っております

櫻井様がいらっしゃらなければ
今日ここでこうして私がみんカラを
やっていることもなかったと思います

心よりご冥福をお祈りいたします

すみません、思わず 大分主旨と違ったコメを
してしまった気がしますがお許しください
コメントへの返答
2011年2月23日 2:46
aimaimiiさん、こんにちは!

お返事遅くなって申し訳ございません。

私も、櫻井氏の訃報を知ったのは、
亡くなった4日後、模型仲間のブログでした。

櫻井氏は本当に根っからの発明好きの技術者でした。

プリンス、日産でもいかんなくその能力を発揮されて、素晴らしい技術を残されました。

昔、レースと市販車の開発を同時並行でやっていた櫻井氏は、レース場で現場の指揮をとりながら、会社からは市販車の技術的な問い合わせがあったらすぐにそこから会社に指示を飛ばしていたそうで、当時の上司の方は、櫻井氏に

「お前のあたまの中はテレビのチャンネルみたいにすぐに切り替わる。 なんであんなに切り替えがすぐできるんだ? きっと俺と食べてるものが違うんだ(笑)」

と、感心していたそうです。

日産からオーテック、引退後は
独自で会社を立ち上げて、ディーゼルエンジンの排気ガス浄化システムを研究するなど、一生涯技術者でした。

櫻井氏のDNAは、門下生である伊藤氏、渡邊氏をはじめ、櫻井氏の下で技術を学んだ、日産やオーテックなどの技術者たちに受け継がれていっています。

仰る通り、櫻井氏がいなければ、当然今の日産のないわけですし、スカイラインもない。

私も車にはまったかわかりませんし・・

櫻井氏は本当に私たちに多くの夢、感動、
情熱を与えてくれた偉大なかたです。

日産には、レース活動の屋台骨を作ったニスモ初代社長だっや、難波氏、フェアレディを作った、「ミスターK」事、片山氏、そして、「技術の日産」の間違いない立役者、スカイラインの親である、櫻井氏という、ビッグネームを持っていましたが、櫻井氏が亡くなったのは、日本の自動車業界をリードした重鎮を亡くしたのと同じです。

心より、御冥福をお祈りします。

プロフィール

「最近の自動車プラモは、結構内容が濃い・・(^^)」
何シテル?   05/08 08:36
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