
(画像はイメージです)
今回は個人的趣味のgdgdなんで、
興味ない方はスルーの方向で・・
みなさん、こんにちは!今日は正月の中日、皆さん、如何お過ごしでしょうか?
さて、今日、年中無休を歌う床屋に行ったら、4日から営業と言うオチ・・
家で印刷用の紙が無くなったので、ついでに家電量販店へ行ってきました。
おもちゃコーナーも併設されているんですが、店内はお年玉持った子供たちや、
いっぱいの人が、セール品やお年玉特価品など、お目当ての限定品を探していて
大賑わいでした。
おもちゃコーナーで模型を眺めていて、思ったのが、
「時代は変わったなぁ~」って事です・・・・。
お年玉持った子供たちがいっぱいなのは今も昔も同じなんですが、
買うものが変わりました。
今やPS3やWii、DS、PSP、PSPビータ等のゲーム機や、
ソフトを買う子供が多い事・・・
逆にプラモコーナーなんて、ガランガラン・・・
私の子供の頃にはテレビゲームなんてまだなく、プラモに夢中になっていたのも、
恐らく初めて家庭用TVゲーム機が出てきた頃だったと思います。
子供の頃の私と言えば、この時期、
お正月に貰った、お年玉を握りしめて、
真っ先に走って買ったのが、模型でした。
正月は親父方、オフクロ方双方の実家で親戚中が集まります。
母方の実家のすぐ近く(地元)にもあるのですが、
親父方の実家のあった吹田の家の直ぐ近くにあった行きつけの
模型店は専門店だけあって在庫が多くて、よく行ったもんです。
子供のオイラは、実際親からもらえたお年玉だけが
自由に使え、親戚中からもらったお年玉は、
貯金という名目でオフクロに吸い上げられるという超摩訶不思議な
現象が当たり前のように・・・(爆)
限られた金額内で、損しない様に選ぶのが楽しみで・・

●バンダイ製・1:20スケール・ケンメリ・スカイライン2000GTX-E・S
この模型は車好きの親父の弟さん・・いわば叔父さんになるんですが、
買ったものの作る時間がないといって、くれた物と同じキットでした。
欲しくてたまらなかったんですが、何せこの頃はまだ幼少(歳バレル・・)、
そんな金を持っていなくて、高価だったんで親に買って貰えず、
スカイライン・マニアだったオイラには喉から手が出るほど欲しかった・・
当時は、今のようにTVゲームがなくて、子供の娯楽と言えば、
ゲイラ・カイト(洋凧)、ボードゲーム、そして、プラモデルでした。
種類も多く、大人から子供まで夢中になっていました。
クルマだけでも多くのメーカーが製造していましたし、
大きさも様々で、しかもモーター搭載で遊べるのが嬉しかったもんです。
1970年代後半には、スーパーカーブームも手伝って、
スーパーカーも多くラインンナップされ・・

●アオシマ・1:20スケール・ランボルギーニ・カウンタックLP500S
ともかく、モーター載せてスピード競技を行う競技会が多かったのか、
その仕様に組めるように設計された模型も多かったです。

●タミヤ1:24・BMW320i・グループ5
もう、数が多くて迷いに迷った記憶しかないくらい、プラモの数は多く、
ツッパリ、暴走族ブームには改造車の模型も多く出回り・・
しかし、時代は変わり、ファミコンなどが出現しだすと、徐々に子供たちはゲームに走りました。
そこへ、大きな自動車の模型は置き場所がないなどの理由で、
敬遠されるようになり、1:20、1:16と言うビッグスケールのキットは数を減らしまして、
手軽な1:24スケールの物がメインに・・
それでも、クルマの模型はまだ頑張って製造されていましたが、
プラモメーカーも規模の小さい何社かは、撤退、
そこへバブル崩壊が重なって、娯楽品でしかないプラモから、子供はもちろん
大人も・・・
模型の箱の中身も、豪華な装飾があったのが、
帯留めもなくなり、単にパーツが入っているだけ・・・

●フジミ1:24・スバル・インプレッサWRXセダン・鷹の目
更に模型離れは、不景気、少子化も重なり、若者のクルマ離れも拍車をかけて、
益々加速しています。
昔から存在している会社で、今も残っているのは、知っている限りでは、
タミヤ、アオシマ、フジミ、ハセガワ、マイクロエース(旧アリイ)、
GSIクレオス(グンゼ産業)、童友社、ニチモ、バンダイと言うメーカーのみ・・
マイクロエース、アオシマ、フジミ、童友社などは、
自社オリジナル製のほか、
倒産や廃業したメーカーの金型を買い取って今も自動車などの模型を作っていますが、
最もニチモは車からはほぼ撤退、バンダイは、ガンプラ・オンリー、
グンゼ産業も、メインは塗料、工具などの、ケミカル剤を主力にしています。
童友社もメインはお城などで、自動車は数少ない状態・・
ハセガワは、飛行機のほかに、88年~90年代前半に自動車キットにも乗りだして、
今も再販をしていますが、なかなかクオリティもよく、今も健在です。
話は変わりますが、最近はプラスチックの原材料の高騰もあって、
プラモデルの価格が考えられないほど高価になっています。
で、新製品が出ているかと言えば決してそうではなく、
以前出ていた品物を製造再販して現状をしのいでいるのが各社共通でしょう。
実際私が子供の頃に作った模型と同じパーツ構成の物が、
当時の価格の約2倍~3倍近くになっています。
で、ある模型通販サイトの、模型へのコメント投稿コーナーがあるんですが、
新規製造品が少ないとか、バリエーションがないとか、再販ばかりで面白くないとか、
新シリーズと言っても既存キットを使いまわして価格が高くなっているいるだけ、とか、
価格が高すぎるとか、出たころには、ベース車の新型が出ているのでペースが遅いとか、
好きなこと書いている人もいますが、ホントにわかって言ってるの?って感じで・・
価格が高いのは確かに思うところがあります。
昔は1個せいぜい高くても800円前後で買えたものが、
今では再販ものでも1個2000円前後!!\(◎o◎)/!
新規製造品となると、約3~4000円近くなるという、
子供はおろか、お父さんの懐も直撃するありさまです。
でも、企業サイドから見れば、私はかなり頑張っていると思いますよ。
アオシマも、フジミも、既存キットにオプションパーツなどを加えて
新シリーズを展開したりしていますし。
価格が高いのも結局は模型を買わない人が増えた→収益が減る→
製造コスト、人件費が賄えないどころか、新製品の金型が作れない・・
金型も相当高価ですもんね~(>_<)
そこへ、各自動車会社なり、レースカーなら、チームへ、戦車などはその国の軍部、
飛行機会社やオートバイメーカーへ支払う
ロイヤリティが高くなって、ライセンスがとれず、
新型車を模型化するころには、
実車のほがマイナーなり、モデルチェンジしてしまう現状・・
バカバカ新製品を出せないのも当然と言えば当然。
でも、メーカーも必死なんですよね。
だから何とか必要経費、収益を確保すべく、
値上げした再販モノで回しているのも辛いでしょうね、多分。
しかし、意外に美味しいと思っていたりしてるかも・・?(笑)
とは言っても、模型の楽しさは各メーカーとも失せてはいませんし、
マニアのツボを突いているところも見逃せません。
で、何より嬉しいのが、昔出ていた物と同じ部品構成の物が今になっても
作ることができる懐かしさ、一部のキットは昔存在していたメーカーの物で、
オークションでバカ値がついていたものが、再販のお蔭で、
一気に買いやすくなったのも嬉しいです。
その1つが・・この模型。
上の画像は以前も紹介しましたが、
グンゼ産業・スカイライン・RSターボシルエット・キャラミ仕様です。
キット自体は、初版が今から約30年前近く前の物で、国内仕様のRSターボシルエットは
アオシマが同時期に独自に出していますが、
キャラミ仕様はこのグンゼだけで、1990年ころに再販されたのを最後に、
グンゼ産業が大半の自動車キットから手を引いたので、オークションでは、
常に高価で取引されていました。
しかし、3年前、アオシマが出したこのキット・・
こちらは、実際にキャラミに出場したバージョンの
スカイラインRSターボ・シルエット・キャラミ仕様で、
最初は通販サイトのエッチングパーツ付限定キットの形で、登場、
後に、エッチング抜きで、カタログモデルとなって今もラインナップされていますが、
限定版を購入して中身を見て、グンゼのキャラミ仕様のキットそのまんまだったのをみて、
凄くうれしかったのなんのって・・・
昔グンゼ仕様を作った時のそのリアリティに感動して、もう一度作りたいキットでした。
流石にグンゼ時代はモーターライズ、ヘッドライト、テールライト点灯可能だったギミックは
省略されていますが・・
でも、おかげでお宝価格でオークションで買う必要もなくなり、
その為か、実際にオークションで、グンゼ時代のキットが出ていても、
今売っているアオシマの物とほぼ同じ価格でも誰も買わなくなったという現象があって、
モデラーには嬉しい限りです。
アオシマからは今、昔流行した、菅原 文太さん主演の、「トラック野郎」のキットが
リリースされていますが、このキット、昔、バンダイがリリースしていた、
「トラック野郎」のパーツ構成そのまんまなんです。
最後になりましたが、
プラモは娯楽品ゆえ、どうしても不景気で一番煽りをくらうもののひとつですが、
無くなるのだけは避けてほしい気がします・・
新年早々、アツくなって申し訳ございませんでした・・・