
皆さん、おまっとさんでした!
(え?誰も待っていないって?)
朝は冷え込むのに昼間は暑い
今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょか?
今回は趣味のプラモメーカー・ネタということで、
玩具業界では有名な「バンダイ」について書いてみようかと思います。
大変長くなりますので、興味のない方、長いのが嫌な方はスルーしてくださって構いません。
「久しぶりやな~」とか、「聴かせてもらおうか、バンダイのプラモデルの話とやらを・・」と言う方は、
そのままお進み下さい♪
あと、私の幼少の頃の記憶がメインなので、
もしかしたら違うところもあるかもです。
バンダイ」は、トレードマークの「バンザイ」マークが有名ですが、
模型業界に進出したのは、1967年、倒産した「コグレ」という模型メーカーの型を買い取ったのが
その始まりと、ウィキペさんにありました.
バンダイはキャラクター物に強く、
アニメやヒーローものなどの関連商品が多いのが有名で、
1980年代に「機動戦士ガンダム」のプラモデルをリリースしたところ大当たりになり、
徐々に「ガンプラ」にシフトする事になりますが、
自動車のキットにも相当力を入れていたことでも有名で、
1970年代~1980年代初頭までは、積極的に自動車のプラモデルも開発、製造していました。
かつては鉄道模型にもかかわっていたこともありますし、
アニメでは、「宇宙戦艦ヤマト」や、「銀河鉄道999」などの
登場戦艦や、車両なども多く出していました。
最近でもヤマトなどの再販モノが出ていることもあります。
一方、自動車のキットでは、主に1:20スケールを中心に、1:16スケールなどの
自動車のキット化に凄く力を入れていたのが特徴で、
国内、国外の乗用車や、レーシングマシン、クラッシクカーなどもリリースし、
他車が出さないような車種にも積極的に展開をしていたようです。
他には、「トラック野郎」シリーズで、
1:20スケール、1:32スケール、
お手軽サイズでモーター駆動で走る1:48スケールのトラックも発売、
1:48スケールのキットは最近まで製造されていましたので
今でも模型店で見かける事があるかも知れません。
1:32スケールでは、最近アオシマが、バンダイの金型を買い取って、
トラック野郎の主人公:故・菅原 文太さんが演じた桃次郎の愛車「一番星」が
映画作品ごとのデコレーションで再販されています。
バンダイは、自動車模型が大人気になって、
各社がお手頃サイズの1:24スケールを展開していたときも、
敢えて1:20スケールシリーズに力を注ぎ、多くの車種を出していたようです。
私の記憶なんで曖昧な部分がありますが、バンダイのカーモデルを
メインだった1:20スケールで紹介しましょう。
当初は主に国産車がメインだったようで、
特に同じ1:20スケールで定評のあった「ニチモ」と同様に、
当時のスポーツカーを手掛けていましたが、
バンダイはニチモよりも車種が多かったのが特徴です。
初期の頃は・・・


●マツダ・サバンナRX-3、三菱・ギャランGTO


●マツダ・カペラ・ロータリー・クーペ、マツダ・ファミリア・ロータリー・クーペ


●日産・B110サニー・クーペ・GX-5、ホンダ1300・クーペ9

●日産・610ブルーバード・1800SSS
他にも、トヨタ・TA22セリカ・1600GT、マークⅡ2000・GSS、27型カローラ・クーペ1400SR、
前期ケンメリ・スカイライン・2000GTX、マツダ・2代目前期型ルーチェ・ロータリー・クーペなどもあったようです。
基本的にモーターライズで、エンジン単体再現、ドア、ボンネット開閉のギミックがあったようで、
ニチモの1:20スケール・自動車キットを意識していたと思われます。
1970年代中期~後期に入ると、国産車の新車種に加え、外国車も加わって、
益々充実したラインナップになって行ったようです。
この頃になると、同一車種でフルディスプレイ・モデルと、
モーターライズ仕様の2タイプのキットがリリースされ、
内容も大きく異なったものになっていたのが特徴でした。
その代表的な車種が下記の車種です。


●ホンダ・シビックSR・ノーマル仕様、ラリー仕様


●マツダ・コスモ・ロータリー・LTD・ノーマル仕様、レーシング仕様


●BMW2002・ターボ・ノーマル仕様、レーシング仕様


●マツダ・2代目ルーチェ後期・ロータリーGSⅡ・ノーマル仕様、ラリー仕様


●日産・ケンメリ・スカイライン後期型・2000GTX-E・S・ノーマル仕様、ラリー仕様
他には、アルピーヌ・ルノーA110、日産S10シルビア前期型・SL-X、フィアット・X1/9、
ワーゲン・ビートル1300が加わり、ノーマル・ラリー仕様が存在していたようです。
ケンメリ、ルーチェは、後期型にシフトしたため、金型も後期型に改修されてしまいました。
シルビアを例にすると、パッケージ・デザインはこんな感じでした。

で、中身はノーマル仕様はスカイライン、モーターライズ仕様はシルビアを例にすると
こんな感じです。
パッケージでデザインは共通で、シンプルなものですが、
とてもいい感じ(笑)です。

ノーマル仕様のディスプレイ・タイプは、エンジン単体再現、
足回りにはダイガスト製のパーツを採用して重量感ある仕上がりになっています。
その一方でレーシング仕様のモーターライズ版は、オーバーフェンダーや
フォグライト、ロールバーなどのパーツが追加された代わりに、
一部簡素化され、エンジン部分は上げ底バスタブ型一体成型パーツになって、
シャシーもモーターライズ用に仕様変更されています。
価格もパーツ構成の関係で違って、ディスプレイ版で当時1400円、
モーターライズ仕様で当時1000円が定価だったようです。
実は、初期の頃のキットで、サバンナ、ギャランGTO、セリカにも
ノーマル版のキットをベースにレーシング仕様がこの頃加わって、
レーシング仕様のパーツが追加されましたが、
こちらはノーマル仕様同様、エンジンは単体再現されているのが特徴です。
その一方で、例外として新たに加わった、ホンダ・アコードは、
ディスプレイ版のみしか存在しなかったようです。

●ホンダ・アコード
その一方でスーパーカーブームに乗り、
新たに加わったスーパーカーなどの外国車のキットですが、
モーターライズで、エンジン・レスのキットが中心で、一部はドア開閉するもの、
しないものがありました。
主な車種は・・・


●ポルシェ914、ロータス・ヨーロッパ


●ポルシェ911、デ・トマソ・マングスタ

●ランボルギーニ・マルツァル
他にも、ランボルギーニ・シルエット、ポルシェ928などもありました。
バンダイは、多種多様にマニアックな車種までキット化していたのがよく解ります。
同時期、ニチモやアオシマが1:20スケールで自動車のキットを出していましたが、
ニチモが国産車、アオシマがスーパーカーのキットを手掛けていたのに対し、
バンダイは国産車、外国車供、ニチモ、アオシマと被らない車種を上手く選択していました。
1:20のケンメリの後期型、アコードは唯一バンダイしか出していなかったものです。
この辺りが、バンダイが自動車のキットで力を見せていた頃のキットで、
当時私がまだ6歳くらいの頃、近所のおもちゃ屋さんでヨダレを垂らしてみていた」
キットなどもありました。
特に、ケンメリ・後期型のキットは本当に欲しかったキットでしたが、
当然自分が作れるわけでなく、高価なキットで買って貰えなかったのですが、
クルマやオートバイ、模型好きのオヤジの弟さん、つまり叔父さんが、
クリスマス・プレゼントで、ディスプレイタイプのケンメリ後期のキットを
プレゼントしてくれたのが凄くうれしかったのを覚えています。
また、この頃、バンダイは海外のエンテックス社を通じて、
一部のキットを輸出していたのも大きな特徴で、今でも、某オークションでは
その現物を見る事があります。
大変長くなりましたが、次回はバンダイの1;20スケール自動車キットの終焉期、
その他のスケールのキットなども紹介したいと思います。
お付き合いありがとうございました!(^^)