
書くか、載せるか迷いましたが…
重いかもしれませんし、長いですが良ければ読んでください。
【もしも奥さんから『癌かもしれない』と言われたら?】
【実際は違いましたのでご心配いただかなくて大丈夫です。
しかし色々考えさせられたので注意喚起と自分自身への言葉として残します。】
*癌に対する知識も無く、癌以外のそれに似た症状も知らない自分達でしたので、
そんな事も知らないの?と思われるかも知れませんが思ったまま感じたまま書いています。
事の起こりは、先日次男が生まれてて退院した先日の夜の事。
奥さんがお風呂から出てきて、寝ている次男を見ている自分に向かって声を掛けてきました。
『〇〇(自分を呼んで) どうしよう・・・』
普段とは違うテンションに不安を感じました。
いつもなら、《どうした?蜘蛛や虫でも出たん?》
とか聞き返したりしますが、
どうも空気がおかしい。
少し間をおいて奥さんが言った言葉に耳を疑いました。
『どうしよう。 癌かもしれない。』
《は?! 何言ってるん!?》
大きく心臓が動いた気がしました。
聞くと脇の下の胸側にしこりがあるとの事。
触ると確かにしこりの様なものに触れる。
「胸、しこり、乳がん」直ぐに頭に浮かんだのはこの言葉でした。
横で眠る子どもを見ながら奥さんは、
何で気付かなかったんだろう。
どうしよう。
なんで。
もっと早くに検査してたら。
ちゃんと診てもらっていたら。
と項垂れて出てくるのは後悔の言葉ばかり。
確かに以前から乳癌の話題が芸能人などをニュースなんかで見聞きする度に、
自分も奥さんに対して「いつ検診いくの?」とか、
市からのはがきが届いたら「予約しいや。一回行ってみたら?」とか言っていました。
後悔する奥さんの横で、自分も言うだけで何もしなかった、無理にでも行かせたらよかった。
と心の中で後悔しました。
でも言えません。
まだ決まった訳じゃない。
違う可能性だってある!
この時までの自分達の中では、胸のしこりイコール乳癌というのが頭の中にありました。
直ぐに調べてみました。
「脇の下 しこり」で検索すると色々出てきました。
やはり癌の文字が出てきました。
でも調べていくと、妊娠中に出来るしこりの情報が見つかりました。
妊娠中や、産後のしこり等で検索すると、より詳しい情報が沢山出てきました。
福乳という産後に出来るしこりがある。
癌だと疑う所がスタートだったので、希望が見えた瞬間でした。
こんな例があるし、状況的には福乳の可能性が高いと奥さんを励まし、
誰の嫁やと思ってるんや?大丈夫や!!
《↑今まで何かと色々ありましたが、なんとかなってきたので。》
と根拠があるようで無いような励ましをして、直ぐに翌日病院に見てもらうようにしました。
授乳が始まったばかりで詳しい検査は出来ませんでしたが、
気になるしこりの部分だけはエコーで診てもらい
診断結果は福乳との事で、恐れていた癌では有りませんでした。
診断結果を聞くまでの自分の検索履歴は癌関連ばかりでした。
気がつくと小林麻央さんのブログも読んでいました。
癌の筈が無いと考えるのと、癌かもしれないと考えるのとでは
その後の行動が大きく変わると思います。
疑う事から始める必要があるのかも知れませんね。
今回奥さんが癌ではなかったとは言え、今までどこか別世界の出来事のような、対岸の火事の様に思っていました。
しかし本人から「癌かもしてない。」と言われた瞬間の事は忘れる事が出来ません。
下記はご存知かと思いますが、乳がん検診啓発のピンクリボン関連のホームページに書かれている内容です。
12人に1人がかかる乳がん~日本の乳がん事情~
生涯に乳がんを患う日本人女性は、現在、12人に1人[※1]と言われています。また、乳がんで亡くなる女性は、2013年に1万3000人を超え、1980年と比べて約3倍にもなっています。厚生労働省が発表した「人口動態統計 [※2] 」では、2015年の乳がんによる死亡数(女性)は13,584人[確定数]で、残念ながら増加しました。
とあります。
増えているんですね。
癌以外の大病も同じです。
いくら医学が進歩しても、新しい治療が出てきても、早期発見に勝る物はありません。
乳がんでは12人に1人。
これが現実です。
対岸の火事でも無ければ、別世界の出来事でもありません。
嫌な言い方ですが、
今お友達になっていただいている人数205人。
計算してみてください。
年齢による確率もありますが、ならない補償はありません。
奥さん、両親や家族、恋人、友人、そして本人。
全てが大切な人だと思います。
そんな大切な人が癌だと言われたら?
痛いとか、めんどくさい、お金がかかる等。
そんな検診に行かない理由を考える必要ありません。
そうやって逃げて手遅れになってからでは遅いです。
何処で検診受け付けているか調べましょう。
いつ行けるか考えましょう。
行ける日を決めましょう。
診察の予約をしましょう。
予約をさせるか代わりにしてでも検査を受けてもらいましょう。
言ってるだけ、思ってるだけでは何の意味もありません。
一度考えてみてください。
もしも癌だと告知された時の事を。
行動に移しましょう!
不適切な表現や言葉があるかと思いますが、不快に思われたら申し訳御座いません。
今回幸いにも違いましたが、あらためて身近に癌という物に直面した感想と啓発を込めて書いています。
Posted at 2016/09/18 02:52:54 | |
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