こんばんわ☆(´∀`)ノ
今日は以前から一度訪れようと思っていた場所、全国で唯一の施設である、
「日本盲導犬総合センター(盲導犬の里 富士ハーネス)」
へと行ってまいりました♪(・∀・)
朝8時過ぎに家を出発し、東名で富士へと向かいました。心配された路面の凍結もなく、快適に現地まで走れましたね~(´∀`)
・・・ま、そこらじゅう塩カルで道が白かったですけどねw
さて、それはさておき、この富士ハーネスは、盲導犬候補犬の子犬や訓練犬、母犬、及び引退犬たちが暮らす「盲導犬の里」であると同時に、盲導犬の「育成訓練施設」であり、さらには「もっと多くの人に盲導犬や視覚障害者の方の現状や必要性を知ってもらいたい」という想いの下、市民や法人の寄付等により建設された施設でもあります。毎日見学のために施設の一部が市民に開放されており、盲導犬のデモンストレーションなども行われています。
以前から自分は個人的に盲導犬訓練士や盲導犬そのもの、さらには犬を扱う仕事というもののあり方やそこで働く、盲導犬を使用している方々がどんな思いで仕事にあたっているのか、そんな部分が少し感じられればと思っていたのですが、今回やっと訪問することができました。
10時に現地に到着してみると、施設は結構大きく、2006年に建設されたことからまだすごく新しいキレイな施設です。愛犬や候補犬(?)を連れた人たちやパピーウォーカーなどのボランティアの方々などが既にたくさん訪れていて、ドッグランで走っている犬や、訓練を行っている盲導犬などもいました。
受付で訪問のきっかけなど軽いアンケートを受けて、あとは施設見学タイム☆
デモンストレーションの後には、引退犬棟なども見学できるらしいのですが、それまでは施設の一部が見学できます。受付横には、チャリティーのためのショップもあり、売り上げの一部は盲導犬育成のために使われます。施設内を見学してみると、その規模の大きさや充実した施設に感心します。医療棟などの設備もちゃんとあり、引退犬や子犬たちのための専用の犬舎棟や、視覚障害者の方たちが泊まって盲導犬と訓練をすることができる宿泊研修棟などもあります。
しかし、これらの施設はすべて色々な方々や団体の寄付等によって成り立っているもの。その分、この施設を作り、そして維持していくのには並大抵でなく大変であろうと思います。同じ使役犬でも行政によって使われる犬たちよりも、その点ではかなり厳しい条件の中、盲導犬を普及させるために日々頑張っておられるわけです。
盲導犬に対する社会的要請は日々増大しています。まだまだ盲導犬は数が足りないのが現状です。現在日本にいる盲導犬は約1100頭。それに対し、盲導犬を必要としている方々は8000名近くいらっしゃるのが実情です。この状況を打破するためにも、もっと盲導犬を普及させる必要があります。なので、もっと多くの人にこういう施設があることや、盲導犬の必要性などについて知ってもらうことが必要でしょうね。その意味で、この施設はそれにかなり貢献していると思います。なので、多くの人にここを訪れてみてもらいたいですね。
そんなことを感じながら施設を見学していると、デモンストレーションの時間がやってきました。今日はラウンジで実施されました。デモンストレーションをしてくださったのは、自身も目が不自由で盲導犬を使っていらっしゃるスタッフの女性と、デモンストレーションのためのボランティアスタッフの男性のお二人と、盲導犬のラブラドール・レトリバーが2頭☆
盲導犬や、この施設、そして視覚障害の方々についての説明をして下さった後、さっそく実演へ☆
盲導犬がする仕事は、大きく3つ。
・ 通り道の幅を認識して進む
・ 段差を教える
・ 曲がり角を教える
この3つです。
この3つを、ユーザーの人に教えるのが盲導犬の仕事で、盲動犬がこれを安全かつ確実に実施できるように訓練するのが盲導犬訓練士の仕事です。
以前NHKの「プロフェッショナル」で盲導犬訓練士の多和田悟さんのことが放送されていましたが、あの方はホントすごいですね。見ていて心から尊敬します。あの回を収めたプロフェッショナルの本はしっかり買って何度も読みましたね。今度はDVDでも出てたら買おうかな、と思っています。(追記:先ほどAmazonで購入しちゃいましたw)
さて、デモンストレーションが始まりました☆
カラーコーンを並べて間が狭かったり広かったりする中を、「ゴー、ストレート」という命令で犬が進みますが、犬は狭いところではしっかりとその幅を認識して止まり、間の広い方へと迂回してユーザーを誘導します。また、段差があるところでは前足を段差の上に乗せて、そこで止まり、体の角度によりユーザーに段差があることを教えます。さらに、曲がり角では、しっかりとその場で止まり曲がり角があるということをユーザーへと伝えていました。う~ん、さすがです。
また、「シット」の命令で座ったり、「ダウン」の命令で伏せた後は、ユーザーの命令があるまでけしてそこを動きません。リーシュにテンションを掛けて引っ張っても、しっかりとそこにとどまります。この辺りはホントさすがですね。
また、犬の扱い方や命令と褒めの具合を見ていると、やはり使役犬というか、これは犬全部に共通することだと思うんですが、基本は「命令」と、できたら即座にしっかりと「褒める」ことなんだな、と改めて思いました。シットやダウン、カモン等、命令を聞いて出来たらしっかり褒めてやります。その時のわんこの嬉しそうな顔といったら!(*´∀`*)
やはり犬は、主人に、人間に褒められること、それが行動の大きなモチベーションであり、それが楽しみ
なのです。また褒められたい、褒めて遊んでもらいたい、撫でてもらいたい、それを求めて行動します。このあたりは改めて犬の扱い方等について考えさせられました☆
重要なのはガツンとやる矯正よりも賞賛、褒めなんですね。私はこれは人にも共通するものだと思います。なので、自分は支店では仕事で後輩に怒ったことは全然ありません。これからもそのつもりはありません。それは「教育」ではないからです。まして嫌味や圧迫などもってのほか。盲導犬のデモンストレーションを見ながら、そんなことにまで考えを及ばしていました。
デモンストレーション後は、引退犬棟や子犬がいる犬舎を見学。子犬の犬舎は中には入れないので外から見るだけですが、引退犬棟は中で見学できます。写真のように引退犬が日向で気持ちよさそうにくつろいでいました♪また、17歳の高齢の引退犬などもおり、17歳のわんこはさすがに寝ている時間が多いものの、スタッフさんの話によると、歩くのは覚束なくなってきているそうですが、まだまだ元気だとか。盲導犬として8年間頑張ってきて、その後もしっかりと看取ってもらえるまで過ごせる施設がある。素晴らしいことですね。引退犬は、ボランティアの方にもらわれていったり、色々と第二の「犬生」の道はあるみたいですが、そのいずれもしっかりと道筋ができています。この辺は、すべての使役犬について、しっかりとした道筋があってしかるべきでしょうね。その意味で、この盲導犬のケースは非常に参考になります。
一通り施設を見学した後は、ショップで2,3グッズを購入☆
FD2に貼るためのステッカーと、クリアファイルを買いました♪これで盲導犬を微力ながらサポートしていることをアピールしたいですね~♪(´∀`)
で、帰る前には受付前の盲導犬のための募金箱にしっかりと募金。この施設は入場料等は掛からない代わりに、皆さんに募金をお願いしています。こういう募金なら全然苦じゃありません。職場のクソみたいな飲み会に何千円も払うより1億倍は有益です。こちらも微力ながら募金させていただきました。引退犬棟の中にも引退犬のための募金箱があったので、こちらにも募金させていただきました☆
募金後、受付の方と盲導犬の現状等についていろいろお話をいたました。お話によると、いまの御時世で企業などの法人からの寄付等が激減しているとか。会社自体の存続自体が危うくなっているので、寄付にお金が回らない、そういう企業等が増えているんだそうです。なので、その辺が今課題になってます、とのこと。う~ん、御時世であるとはいえ、それは世知辛いですね・・・。ていうかこういう方向にこそ行政は金を回すべきだと思いますが・・・。高速無料化とかする前に、盲導犬のために予算を計上して欲しいものです。あの人民裁判みたいな事業仕分けに、こういう視点は入っているのでしょうか。ただのコストや採算性だけでは見えない大切なものが、世の中たくさんあると思うのですがね・・・。
またそのうち絶対ここに来よう、と心に決めて富士ハーネスを後にし、それからは河口湖~山中湖を抜けて、道志経由で宮ヶ瀬へ、といういつものコースをドライブしてまいりました☆
宮ヶ瀬ではお友達のkamiruさんと遭遇ww(゚∀゚)
kamiruさんのNBと途中ですれ違ったんですが、すぐに鳥居原まで引き返してこられましたww
お話によると、直前まで専メカさんもいたとかw惜しい!ニアミスでしたww(ノ∀`)
しばし談笑した後、kamiruさんはデフのナラシのため道志方面へと出発していかれましたw
今日はいつものドライブとは趣が違う、いい経験ができました!(´∀`)
また、こういうドライブをしたいですね~☆
※帰宅後、早速ステッカーを左右に1枚づつ貼りました。
ADVANの上に盲導犬推進のステッカーです☆
こういうアピールが重要なのですよ!!ww( ´∀`)bグッ!
本日のフォトギャラをアップしました。
ご興味のある方はどうぞ☆
・ フォトギャラ
→ 盲導犬の里 富士ハーネス☆