
・・・というわけで行って参りましたよ飯田線旅行に!!(゚∀゚)
今回の旅の主目的は、飯田線に乗ってマッタリすること!
いや~、昔とった杵柄の、いわゆる「鉄」の血が騒ぎますなww(*´∀`)
その中でも、秘境駅で名高い「小和田駅」の訪問は、今回のメインの目的でございました☆
この小和田駅、何がそんなに秘境駅で名高いかと言えば、まず第一に、
駅の周りにはクルマが通れる道が存在しないこと。
そして第二に、
一番近くの唯一の民家までは徒歩20分かかり、近隣の集落までは徒歩1時間かかること。
そして、第三に、
電車は一方向1~2時間、下手したら3時間に1本しかなかったりします。
と、まあこんなところが挙げられます。
もちろん、駅が存在している場所的にも、静岡・愛知・長野の3県のちょうど境ぐらいに位置していて、しかも地形的には中央構造線が通っていて非常に急峻な山奥、そして駅のすぐ横は佐久間ダムによるダム湖(天竜川)、といった具合なのです。
こんな具合の小和田駅ですが、以前一度全国からの脚光を浴びたことがありました。
それは雅子様ご成婚の時のこと☆(・∀・)ノ
雅子皇太子妃殿下の旧姓の「小和田(おわだ)」とこの「小和田(こわだ)駅」の字が一緒、ということでその縁にあやかって、全国からこの駅に入場券などを求めて人がやってきました。
上記に書いたとおり、普段の利用客は主に唯一の民家のご夫婦のみで、当然ながら無人駅の静かなこの小和田駅になんですが、そのときばかりは大勢の人でにぎわったというわけです。
中には、この駅舎で結婚式を挙げたカップルもいたそうで、いまでも駅舎にその時の写真が飾られています。
・・・と、そんな小和田駅に私、久しぶりに行ってきました!(・∀・)
始発の下り東海道線を乗り継ぎ豊橋へ出、豊橋から10時43分発の飯田線に乗りこんで一路小和田へ向かいます!
夏休みの平日ということもあって、車内は結構な混み具合で、キャンプに行く子供たちや地元の高校生など多くの人が乗っていましたね~。いつも飯田線に乗るときは朝一の始発で乗っていたので、11時前のこの時間帯に乗るのは初くらいかな?やはり日中は結構混んでいるんですね。
・・・といっても時間がたつにつれ人がどんどん降りて行って、中部天竜を過ぎ、水窪を過ぎるあたりになるとほとんど乗車している人がいなくなりますが・・・(;´∀`)
豊橋から2時間15分ほど乗車し、小和田駅着。
・・・当然というかなんというか、降りたのは私だけでしたw(ノ∀`)
電車の発車を見送り、ホームに一人残されると、聞こえるのは蝉の声のみ。
木々の、森の匂いがする。
ここが本当に同じ日本なのかと一瞬考えてしまいます。
私が普段送っているせわしない、無意味な時間に追われる生活とは大違いです。
ここは、流れる時間が違います。
駅の周りには何もない。あるのは厳然たる自然のみ。
クルマもなければコンビニもないし、都市に暮らす人間にとっては何にも役立つものがないかもしれません。
でも、ここには何もないという「価値」がある。
で、私はこの何もないという空間と時間を得に、今日ここに来たと言っても過言ではないです。
駅の周りの風景は、きっとこの駅ができた当初からほとんど変わっていないはずです。
おそらく、昭和30年代、40年代からほとんど変わらない世界がそこにはある。
まるで、時がそこで止まってしまったかのように。
そんな世界が、まだこの国にあるんだ、ということが体験できるだけでも、ここに来る意味は十分にあると思います。
駅に着いた時間は13時過ぎ。普段であれば、机にかじりついていやな汗をかきながら、何のために働いているのかよく分からないままに意味のない書類と向き合って、パソコンに向かって非人間的な仕事をしているこの時間に、この小和田駅ではこんな静かな、自然とともにある時間が流れている。
なんか無性にそんなことを考えてしまいました。
秘境駅として名高いこの小和田駅、一度訪れてみると、みんなそれぞれ何か発見があると思います。
興味を持った方は一度訪れてみると面白いかもしれません☆
ただ、電車の本数が少ないので、行くには1日がかりになりますけどね・・・w(;´∀`)
この小和田駅訪問の際の写真は、フォトギャラにアップしてありますのでよろしければご覧ください☆
Posted at 2009/08/05 16:04:37 | |
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