テレビでカラオケバトルなんぞな番組を見た。得点100点満点だって!、凄いね。
ボキが若かった頃、カラオケと言えば飲み屋でした。そして、カラオケと言えば・・・・。
これはそんな いにしえの昔の頃の話しです。はい、昔話です。 むかし むかし・・・・
㋮君と㋜君とボキの 3人で飲みに出た。何軒か飲んだ後、入ったスタンド。 3人はカウンターの端の席をとった。ボキはちょいと良い気持ちで脳ミソはすでにメリーゴーランド。
その時、入口付近にただならぬ気配を感じ取った。アホの坂田状態になった目線を上げると、つんく♂?否! グリーンのポロシャツに身をつつんだ、やはり つんく♂似の女が立っていた。
しかし、あの自信ありげな態度は何だ。つんく♂似の女はカウンターのど真ん中に席をとった。そして、どうヒイキ目にみても鐘一つの歌をがなり立てる。吐き捨てるような投げやりな歌い方に腹も立って来た。 「なんじゃ、こいつは?」 得点が表示される。皆の冷たい視線が集まる。
ポン、ポン、ポン、なんと点数が上がって行く。「93点!」・・・・、一瞬の沈黙、そして、皆が顔を見合わす。「オイオイ、うそじゃろ?」「機械が壊れてるんじゃないか?」・・・・、「えっ、フツウ続けて行くか?!」 へー然と 2曲目に行くつんく♂女。
ポン、ポン、ポン、「97点!!」 “今までの最高得点です” の文字が画面に・・・・。「はぁ?」「マジかよ!」どよめきの中、それから数曲、つんく♂女のワンマンショー、そして、凄まじい得点ばかり。
しかし、こちらも「何をこの!」と頑張る㋜君。が、歯が立たず。
「ワシが本物を聞かせちゃろ」と㋮君。と、「ごちそーさま」と席を立つつんく♂女。「ふっ、恐れをなしたか」 が、得点を見て 「いなくて良かったぁ」
最後はボキ、「・・・・スイーー、エッモーオショーン・・・・」、 ポン、ポン、ポン、・・・・・・・・ポン!
つんく♂女が帰りいつものにぎやかさを取り戻した、お客全員が言葉を失う驚愕の「26点」が画面に表示されたのは、時計の針が 23時を指そうとする直前だった。
一瞬、「なんだ?この数字は?」と思ったボキ。「えっ?これって、得点?」
無情に次の曲へ画面が変わる中、まさに、跼天蹐地!!それから閉店の 0時まで・・・・動けない。
1時間を越える苦吟は、一瞬であり、永遠であった。
一週間後。ボキは同じスタンドにいた。美人ママさん曰く「あの伝説の得点を抜く人はまだいない」。ボキの脳裏にあの日のことがフツフツとよみがえって来る。「“伝説”すか?」えらい言われようである。
そして、「あれをまた歌って」と笑顔でのたまふ。「イヤジャ!」と断ると美人ジョシ店員の一人が「わたしは ffoxさんの歌を聞くと一週間笑って幸せに暮らせる」とホザク。・・・・マイクをこちらに差し出しながら。
モニターを見上げると“Sweet Emotion”の文字が。「えー?!」と一応 嫌なふうを装うが、内心、あれから練習もしたし、ちょっと自信が、」・・・・。歌い終わって 「35点くらいかね」、ものすごく控え目に言ってみる。美人ママも美人ジョシ店員もニコニコ笑っている。
得点は ? ・・・・出たー!乾坤一擲、ジューハッテーン。 18点。 新カラオケ伝説の誕生でした。
聞くとこのメーカーのカラオケ機器は60点以下は出ないと言われているらしい。
実際、美人ジョシ店員が 1番だけ歌ってマイクを投げてても70点出た。・・・・と。
カラオケバトルですか? ヨイですよ。どこからでもかかって来なさい。 が、ボキに・勝・て・る・か?
今回、車と関係ないが、みんなのカラオケ=みんカラ、ということで(哀)
Posted at 2018/02/10 21:28:10 | |
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