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イイね!
2018年03月08日

春の長雨

 ・今朝、Cメールで振り込み詐欺が来た。ナニも考えず「フィルタリングサービスどうなってるんだろ」と思って消してしまったが、良く考えたらCメールなら発信先特定出来るし無条件でばらまける物でもないから(料金がかなりかかるので)、警察にでも持って行くんだったわ。でも番号へんだったから、どっかでCメールになりすますサービスとかはじまってるのかもなと思ったら、やっぱりそういう報告発見。

 ・そして一日中雨だった。なんか作業しようと思うと雨が続くという毎年の春の天気だが、水が少なすぎたのでここでツケを払っている感がある。ちょっと薪がしばらく使い物にならなくなるのが痛いが、予想気温は高い日が続くので多少はつりあうといいな。

 ・格安スマホ選びは最終段階に来た。結局アマゾンで出ている1万周辺の有象無象はファームウェアでのスパイソフト疑惑が多すぎたり日本語環境に不安があったりするし、MVNP業者取り扱い端末はちょい割高。結局低スペックでも国産だとS301しかないが、防水はトラブル報告があった。どうも国内メーカーの防水表示は日本ユーザーは滅多にクレームつけないし裁判もしないんでなめてつけてるけど、海外でそれやるとリコールでえらいことになるので表示しない、みたいな印象を受けた。

 ・「世界一わかりやすいコスト削減の授業」 若井 吉樹 著
  2度ほど図書館で借りて一番面白かったのでまた借りようと思ったらなかったし、何度読んでも面白いので買ってしまった。ストーリー仕立てである事、上手い比喩シチュが出てくる事、対話形式である事、そしてやっぱり実績がある作者が実体験で書かれている説得力だよね。レビューを見るとより学術的に詳しい人からは批判もあるが、それはもっと上の経営者目線か作中で負けているマネージメントSEの考えじゃないかと。もし仮にこの効率化を人切りのツールだと言う結論で書いたら、そりゃ読者からは絶対支持されんでしょう。とは言え、言うは易し行うは難しの代表だよね、実例写真とかある訳じゃないし。同じ人の「世界一わかりやすい在庫削減の授業」も作中で言及されいたので買ってみた所。

 ・「世界一わかりやすい在庫削減の授業」 こっちはうちの業界ではあまり意味がなかった。確かに出荷資材などの買い方は参考にはなったし、予約注文意味ないじゃーんとなるんだが、あれはあれでスタンプサービスが付くからな。逆に見るとダンボール業者サイドとして予約発注で在庫なしに出来るというメリットがあるんかも。まあ他は5S本もそうだけど、農薬とか在庫管理がしっかりしてないと重複することがあるので(借りた園によっては園主さんが毎年オンリーワンを買い続けて6本もたまっていたときがあった)、そういう倉庫マネージメントは参考になるかな。正直統計学的安全数とかはまったく分からなかった。先入れ先出しは理想だけどなかなか実践できないよね。

 ・現代農業4月号、またまたブドウ連載が沢山あって嬉しいけれど、誌面は少なくて、「細切りにして売ってく戦法」も感じる。最初「あれ、高橋さんの連載はじまったのにないのか!?」と思ったら、たった1ページだった。また知らない事ばかりだったので勉強になる。雑感など
 「巻き蔓理論でじっくり育てた木がいい」 枝の巻き蔓が出る節が「ある」「ある」「なし」の循環で出ていて、「ある」所の芽は育ちが悪い分節間が充実したずんぐり型になって成長すると良い房が付くという理論。ほーん、って感じだが、今時2年で1.8にしか伸びない苗をのんびり育ててはいられないというのが正直な所。有核で古典品種をずっと育てるならいいけど、無核で新品種を早期成園化する上では役に立たないし、そもそも挿し木を作らない人達にとっては貧弱な苗と巻き蔓理論の苗、あるいは無施肥の苗の違いは分からない。あ、蔓に関してはあれ果実もなるのですが、有る有る無しとかはもう少し複雑で、基部より1,2芽は無し、3、4、5,6ありデラ)と、1,2無し、3,4ありという品種(巨峰系)、3のみ持つ品種(ポートとかスチューベンも弱いとこんなんだった気が)、それぞれが栄養状態で例外がごまんとあります。それを全ての枝で把握してやれるかと言うと無理-。大体基部は穂木には使いませんしね(太くなりすぎる。デラなら使えるかもだけど、継いだ事ない)。
「挿し木2年でシャインを成らせた」
  これも基本挿し木とハウスの技術。私はハウスはやってないので、加温ハウスがそうなんか分からないが、普通なら生育が止まるのを鉢替えで刺激しつづけて一年で促成栽培したというのが主旨。文中、上の理論を応用したとあるが、促成栽培と明らかに逆の技術なので、やったとしたら逆の使い方をしたのだろうが、書いてはない。分かる点もいくつかあるし、結果論的な部分も感じる。例えば苗木園に被覆加温をやる人はいないだろうから、ハウスの片隅で苗も作って同じように成長させて、途中で大きくなったら移植した、という事を別の言い方をしただけじゃないだろうか(悪い訳じゃない)。ただ、生育が途中で止まる云々はやや疑問、露地で止まるのは結果させてるのとか梅雨終わりとかで、別のシャイン連載で水やりつづけて一年でもっともっと枝を伸ばしている記事はある。さらに、これも自前の接ぎ木苗を1反100本植えて結果間伐させるという考えで、計画植栽でもなければ樹形もコントロール出来ない方法だ。これを参考に出来るとしたら育苗関係じゃないだろうか、生産農家向けではないような。

 「ブドウは芽欠きしない」 高橋さんは基礎研究はすばらしいんだが、どうも古い品種世代なのでへんな所まで解説しているのが面白い。有核巨峰とかどうでもええやん・・・まあ今回はおそらく巨峰系のお話で、ずんぐり芽の方がいい果実がなるという所は一応あるだろうと思う。しかし、徒長芽と呼んでいる枝が私は正常というか大半だし、600g2.4tとかわっけわからん目標も絵空事にしか思えない。それに芽かきしない物の対象が良く分からない。樹形とかその後の管理とか分からないと、単発でそんな主張されても困惑する。
  まず600g2.4tを露地巨峰でやって着色がしっかりしているとすると、深い火山灰土か黒ボク土で主枝ピッチ2mぐらいで全部にならせて寒暖差が激しい事なんだろうと思う。汎用性がある部分は主枝ピッチ狭いよって事ぐらいだろう。これはLAIを稼ぐために基部芽欠きをしないで主枝を伸ばさない管理とも重なるから一応理解は出来る。もっとはっきり言えば、空枝からの養分で結果枝の養分不足を補えるというお得意の理論になる、そして主枝の成長を止め続け養分を結果分に回す訳だ。ただ、貯蔵養分も回されやすく、樹体が太る心配がややある(高橋さんの理論だと黒木肥大はあまり問題にされない)。
  具体的に残す芽とされているのは、短梢で言えば副芽の事になる。そして、この部分だけに関しては私も昨年ほぼ同じ結論になった。「副芽も全部残してLAIをさっさと上げると光合成は高い」。じゃあいいのか、私は全く逆の結論になった。「そうなんだけど、デメリットも大きいので特に集約管理が難しい場合は芽欠きした方がマシ」。という事でこっから極秘のテスト結果。

  植え付け2年目、棚上に軽く伸びたシャインマスカットの主枝延長管理において、副芽を使うか使わないかによる差。WH型にするので、主枝は6本取るのだが、芽は一文字状態の木から伸びてくるので20芽ぐらいは出てくる。それを最初から6本に減らす方法と、20芽全部吹かせて14芽は展葉5枚ぐらいで摘芯する方法(この枚数は偶然だが高橋理論の手持ち養分消費と同じ)だ。母数は10で6芽にした芽欠き区が3本、残りは摘心区で対照になっているが、もちろん苗の個体差も激しい。一言で言えば芽欠き区はやや弱い木において行った傾向になる。
  結果だが、最終的に主枝が伸びた量はどちらも「同じ」だと思う。個体差がそのまま反映され続けている感もあるが、有意差が管理上あったとは思えない。LAIが早く上がる木は確かに初期はモサモサして光合成は高いが、弱剪定と同じなので主枝の伸びは埋もれやすい。摘芯すると主枝がぐいと伸びた感があるが、それまでが遅い。そして、その後が問題なのだ。LAIが部分的に高いと消毒がかかりづらいコガネ虫によくたかられたし、やや病気っぽくもなった。そして摘芯しても再び芽が伸びるので、その管理に長大な時間を食う事になった。特に摘芯枝は棚上枝な事もあり立ちが強い。その影が棚下枝に影響した可能性もある。一言で言えば「大量投入大量消費」が摘心区、「少量投入効率消費」が芽欠き区になる。むしろ強樹勢こそ芽欠き管理でやった方が良かったかもなぁと思うほどだ。「摘芯した後、邪魔になったら切れば?」って思うだろうし、実際そうした所もあるんだが、太くなった基部切ると切り口が怖いんだよね、スカシバもよりやすくなるし。
  もう一つあるのは生長点とホルモンバランスで、生長点が限られてホルモンを生成した方が根との釣り合いがいい気がする。加工で感じたのだが、芽が弱いまま多いと成長がそこで止まろうとする。まあ、高橋さんの方法にケチなんて恐れ多くてつけられないので、たわごと。
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Posted at 2018/03/08 23:47:37

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